おい、作者!話の構成ミスってねーか?
プロローグ前の話をここまで伸ばす気なかったんです…。
隊長と呼ばれてた男の回答を待っているのだが、俺の発した内容を咀嚼しきれてないように見える。現実に復帰できるのを待ってる間に、能力でエピソードタイトルに干渉して、文句を書いたら、前書きに言い訳が書かれてた。
この作者、俺が干渉してくること前提に前書き書いてね?
「すまない、この学校に入学してくるのか?」
「ええ、そう言いましたわ」
(はい、そう言いましたが)
「ということは、友好怪異ではない?」
「違いますわね」
(違います)
目頭を抑える隊長と呼ばれてた人。
そんな悩みの種に遭遇したみたいな顔されても。
「もう一度、お伺いします。その程度の実力で治安を守れますの?」
(もう一度ききますね?その実力で治安を守れるのか?)
「隊長!この生意気な小娘に言いたい放題言われるの我慢なりません!」
すっと、手で隊員を治める。
「この娘の言うことももっともだ。俺たち、制圧部隊とこの娘の実力差がかけ離れてる。しかも、友好怪異ではないとなるとこの娘は、俺たち制圧部隊の監視の目をすり抜けて忍びこめるほどの未知数の力を持ってることになる。こちらが把握してない異能者の可能性がある以上、刺激しないのが賢明だ。生存者もあちらが保護してる以上、生存者諸共消されかねない」
隊長と言われるだけあって、分析力は高いが能力には検討ついてなさそうだ。
おそらく「神化」の能力だとはバレてるだろうがどこの神話系統かバレてもいなさそう。
まぁ、異世界の神話系統の能力由来である以上、この世界の人達が知る術はないんだが…。
ずるくね?
「ああ、君の言う通りこの体たらくでは、不安に思われるだろう。ただ、制圧部隊には、手練が他にも沢山いる。言い訳にはなるが、今回は2箇所で異常が発生してしまった為に戦力が分散してしまった。それにこちらの油断もあったのも否めない」
「あら、この先異常が3つ、4つと同時発生しかねないこの状況で、呑気なものね。その程度の武力と認識でしかないのであればー」
(ふーん、この先異常が3つ、4つと同時発生する可能性があるのに、呑気だな。その程度の覚悟しかないのならー)
俺は思う。
今までなら、それでもやれてたのだろう。でも、この先、今まで通りにならない可能性が高い。
その程度の認識なのなら、力を持たない人達は殺されてしまう。
なら、嫌われ役を買うことになっても言うことを言わないと俺たちみたいな奇跡が訪れない限り、癒えない傷を追わせることになる。だからー
ーサイド 近衛隊長
「ーあれば、被害が拡大して、死者が増えるわね。」
痛いところをつかれた。
自分で言った通り、言い訳でしかない。
なんなら、今まで通りやれば解決できるとさえ思ってた。
自分たちの実力に誇りを持っていたし、自信もあった。しかし、結果は怪我人を多数出すという状態であった。
百鬼夜行をえて、鍛えて今度こそ被害を出さないと決めた。そして、今まで怪我人も出ずにここまで来れてた。
だから、傲慢になっていたところがあったのだろう。
もし、この娘がいなければ、制圧部隊や生存者に死者が出かねなかった。なんなら、さらに異界が成長しかねなかった。
「…。」
何も言い返せない。他の隊員も思い当たる節があるのだろう。言い返したいが、痛いところつかれて何も言えないようだ。
ふと、少女が言葉にする。
「何を思ってるのか手に取るように察せますが、貴方達の傲慢が招いた結果ですわ。私からすると、この街強いては学校を守るべき制圧部隊が、この体たらくとなれば不安ですわね。」
「ズバズバと言うね」
おどけたように言う。
今回は、この娘が離れ業で制圧しきったことで被害が拡大せずに済んだ上に、怪我人の治療までしてもらった。
この先、このようなことが起こるとは思えない。
このことは、各々向き合わなければならない。
「あら、他の人達の方も来ましたわね。生存者の方の所へ案内しますわ。」
と歩き出す少女。
その時、無線から連絡があった、
本部からだ。
『その少女と会話したい。頼めるか?』
ーサイド 渉
ぞろぞろときた部隊を発見したため、生存者のところに連れて行って、離脱するか。
「(真由様、部隊の方々を連れてそちらに行くわ。本校舎の屋上へ移動してくださいます?)」
(真由さん、部隊の人達を連れてそっちに行きますので、本校舎屋上へ移動してください)
「(了解よ)」
「すまない、本部から君と会話したいと連絡があった。お願いできるか。」
めんどくさいことになったが、仕方ない。
「わかったわ。」
(了解です)
渡された無線を受け取った。
『今回は、助けていただきありがとうございます。私は、制圧部隊本部の最高責任者近衛 七海と申します。』
「ええ、たまたま居合わせただけよ。お礼は必要ないわ」
(たまたま居合わせだけです。お礼は必要ありません)
嘯く。
本当の目的をバレる訳にもいかないし、我が女神や真由さんに迷惑かけるようなことになるのは避けたい。
『こちらの不手際で、貴女に迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。ふてぶてしいのですが、貴女の実力を見込んでお願いがあります』
「なんでしょう?」
(なんですか?)
『制圧部隊に、入隊していただけませんか?貴女の私たちの監視網を潜り抜けて侵入してくる能力、異常怪異を制圧し切るほどの能力。神化の能力と思われますが、どの神話形態にも属さないその能力を是非、活かして欲しいのです』
そうきたか。
予想通りだが、入隊するメリットが今のところない上に、アザトースさんのお願いが何よりも優先であるが故に答えは決まってる
「ご勧誘ありがとうございます」
(勧誘ありがとうございます。)
『なら、』
「お断りしますわ」
(お断りします)
『理由をお伺いしても?』
「私が、入隊したところで私のワンマンになりかねないと思われるの。私が見た制圧部隊の実力では、今後の怪異事件を解決できるほどの実力があるように思えないわ。となれば、私一人で、制圧したのが早い。入隊するメリットがないわ」
(俺が入隊したところで、俺の力だよりになるのが目に見えてる。俺が見た実力では、今後生き残ることはできないと思う。なら、1人のがよほどマシとしか思えないね)
『耳が痛いですね、黄色の衣を纏った女性にも同じこと言われました。ただ、こちらとしても実力あるものを欲しいのです。今回は諦めますが、改めてお話させていただきますね。』
「ご勝手に」
(どうぞ、ご勝手に)
最高責任者に随分ないいようだが、下出に出て会話のペースを握られても困る。
無線を返して、生存者の元へ案内し、全員の視線が俺から外れたタイミングで、真由さんの元へ飛んで異界から脱出した。
ー異界部室棟屋上
「お兄様、いらしてくださったのですね」
「ああ、遅くなってすまない。狐の面の少女に助けられてここまで来たんだ」
「そうなんですね、私達も狐の面と鬼の面の方に助けて頂いて、死者ゼロで切り抜けましたの」
この制圧部隊の隊長、神大高等学校生徒会長、制圧部隊本部最高責任者は、兄妹であった。
近衛 守、制圧部隊隊長。
近衛 七海、制圧部隊本部最高責任者
近衛 美紅、神大高等学校生徒会長
エリート兄妹であった。
「どうも狐の面の少女は、神大高等学校の今年の入学者らしいんだ。姉貴も囲うつもりらしいから気にかけておいてくれないか?」
「あら?今年の入学者にあの綺麗な髪の方を見た記憶がないですわ。探しておきますわね。」
異界からの脱出の準備を行いはじめていた。
美紅は、心当たりがある。
申告能力は、冷気を操る異能と書いていたが、おそらく嘘だろうと思われる男の子。
神崎 渉。
美紅は、家族にも伝えてない異能がある。
それは、霊力を視認する能力。
1人だけ異質な霊力を纏う新入生が居たのが記憶にあり、何者か探るつもりだったが、当たりを見つけたかもしれない。
「(なら、在校生である神代 真由。彼女も唐突に異様な霊力を纏うようになったから鬼の面は彼女かもしれないわね)」
気になった新入生と、仲良くなりたいと思った少女。
自分の悩みの種が一気に解決しそうでワクワクしてきた。
「ふふ」
「どうかしたのか?」
「いえ、入学式が楽しみですわ」
そして、時が進み、4月へと移りゆく
エピソードタイトルに干渉してくる主人公って何事よ。




