あと少しでプロローグに追いつくぞ!
ストーリー構成間違えた気がする()
異界へ無理矢理侵入をはたした。
「ちょうど部室棟の屋上に侵入できましたわね」
(ちょうど部室棟に侵入できたのか)
「ええ、向こうの制圧部隊もこちらの侵入に気づいてないようね」
異界内、正門前に制圧部隊が突入前準備を進めており、こちらに気づく様子や部室棟へ注視するような様子が見受けられない。
「バックアップチームの監視網に引っかからなかったのも、僥倖ですわね」
(向こうのバックアップチームに見つからなかったのは、ラッキーですね)
「そうね」
背後から、ガッ、ガッという物音が聞こえた。
振り返ると、巨大なダルマに分厚い手と足が生えた怪異がこちらに向かってきていた。
「あら、この霊力は」
(お、この霊力はもしかして!)
「フロアボスが出てきたわね、探す手間が省けたわ」
異界とは
霊脈から、大量の怪異が溢れ出す時、周辺の土地にいる人を巻き込み、異界という別空間へ隔離する。
異界は、人の命を糧に維持されるため、ほっておくと被害が拡大するため、発見次第制圧が必要となる。
また、制圧するには、異界が定めたエリアのボスを仕留めることによりそのエリアの解放となり、安全地帯へと変化する。
ちなみに、災害の規模は、怪異出現<怪異暴走<異界化<百鬼夜行となる。
他の災害規模については、おいおい説明したい。
「気づかれないうちにこの泥人形を殲滅するわよ」
(向こうに気づかれないように怪異を殲滅しましょう!」
「そうね」
このだるまもどきは、識別名:火之迦具土神。神の名を当てられてるが、その実、そこまで強くない。というか、俺との相性がよすぎる。
おそらく、制圧部隊内での討伐ランクは相当高いのだろうけど、俺の異能だと一方的ななぶり殺しになってしまうのだ。
手に冷気を纏う。
火之迦具土神が、こちらへ肉薄し、拳を振り上げてくる。
奴の攻撃を、最小限の動きで回避。
「やはり、準備運動にもなりませんわね」
(やっぱり、相性的にも余裕だな)
冷気を纏った手で拳を握り、音速の速さでダルマの体を撃ち抜く。
貫かれた火之迦具土神は、内部から凍りつき、爆散した。
火之迦具土神が、消滅したことにより屋上に感じてた霊力が消えたことを感じ取った。
「制圧部隊がこちらに気づいた様子はないわ。安全地帯の確保もできましたので、部室棟に残ってる生存者の保護に向かいましょう」
「そうね、幸い死者が出てないようですし」
(そうですね。霊力を見る感じ死者はいなさそうですしね)
「部室棟内部への扉は、こっちよ」
「案内お願いね。私、内部構造わからないの」
(案内お願いします。俺、校内見学行けなくて、内部構造しらないので)
真由さんの案内の元、部室棟内へ侵入した。
数刻前
ー部室棟内部
「全員、着いてきてる?」
「会長、全員無事です。ただ、負傷者が増えています」
「そうね…。異様に怪異のランクが上がってる気がするわ…。油断するとこちらがやられそうね」
周りを見渡す。
「ぐっ…。すまねぇ、俺がポカしたばかりに」
「喋らないで!今、手当するから!」
「私の事、置いていって…。そうすれば移動距離稼げるわ…。」
「そんなことできるかよ!俺を庇ったばかりに怪我を負わせたんだ。絶対に守り抜いてみせる!」
周りを見ると、皆焦ってるようである。
ここもいつ怪異に襲撃されるか分からない。
異界化したのち、すぐ校内放送で残っていた生徒を生徒会室への退避を指示し、死亡者なく全員集合できたのはよかったが、退避中に怪我をした生徒も多く、少しずつ追い込まれてる。
2回の怪異の襲撃にあい、部室を転々としながら、なんとか持ちこたえてる。
「どうすれば…。」
その時、廊下からガシャリと物音が聞こえる。
鎧武者だ。
今の戦力では、太刀打ちできない。
下手したら死者が出てしまう。
「みんな!気配を消して伏せて!」
全員が息を潜める。
(あっちいって!)
その願いも虚しく、扉が開かれようとした。
が、扉が開かない。
そう、屋上からとてつもない霊力を感じたのだ。
「(なにこれ…。今までに感じたことない霊力…。まさか、異界のボスが出てきたの!?)」
「(会長!このままでは、全員死んでしまいます!)」
「(そうね、どうにか脱出を…)」
その強大な霊力がこちらに近づいてきているのを、感じ取った。
廊下に目をやると、鎧武者が震えていた。
「(怪異が恐怖してる!?)」
そして、コツコツと音が聞こえると、世界が恐怖に呑まれた。
「(何…これ…。)」
「(会長…。呼吸ができません…!)」
周りを見ても、誰もが浅い息を吐くことしかできていない。
恐怖に呑まれてしまったのだ。
廊下にいる鎧武者は、さすがというか直ぐに回復し雄叫びを上げて音のした方へかけ出そうとした。
かけ出そうとしたのだが、動いていない。
「あら、これもエリアボスかしら?」
「力は強いので、エリアボスぽいですね」
「エリアボスか不明ですわね。さきほど、階段に群がってた火之迦具土神は違いましたし、この泥人形も消し飛ばしてみますわね。」
「そうですね、私がやりましょうか?」
「いえ、貴女の手を煩わせるわけにも、いきませんから私がやりますわ」
何気ない会話。
でも、感じるプレッシャーは相当である。
そして、廊下に現れたのは、2人の少女であった。
1人は黒髪で顔に狐の面。
もう1人は、シルバーの髪をポニテにして、顔には鬼の面。
「えっ…?」
「会長!あの子たちが危ないです!」
「助けないと!」
動こうとした後、鎧武者に光の鍵穴が無数に現れた。
黒髪の少女の手から光の鍵が現れた後、その鍵を鎧武者に浮かび上がった鍵穴へ差し込み、鍵穴を開いた。
そして、一瞬にして廊下は白銀の世界へと染まり、鎧武者が砕け散った。
「こんなものね」
「ええ、ちょうどこの教室に生存者が集まってるようです」
「あら、そうなの?案内を任せてしまった上に、火之迦具土神の殲滅までやって頂いて申し訳ないわ」
「いいえ、私も早く生存者の保護をしたかったので、気にしないでください。」
「ふふ、ありがとう。にしても、この泥人形もエリアボスではありませんでしたね。」
「そうですね、とりあえず生存者を安全地帯に案内しましょう」
「そうね」
そのような会話を聞き、
「会長、味方なのでしょうか?」
「もしかしたら、制圧部隊とは別の組織で私たちを捕虜としようとしてる可能性もあります」
「どうします?」
「意図が読めるまで、下手な行動をせず、危なければ私が囮になりますので、逃げてください」
「でも…。わかりました…。」
扉が開かれる。
ーサイド 渉
かっこよかったな。あの鎧…。欲しかった…。
そう思いながら、扉を開けると。
相当な数の生存者を発見した。
「死者ゼロなのは僥倖ですね。異界の活性化を免れてます」
「そうね、怪我人もいる以上ここに留まるのも危ないわね。安全地帯まで送りましょう」
(そうですね、怪我人もいるぽいので早く安全地帯に運びましょう)
「貴女たちはいったい?」
声をかけてきたのは、たしか神大高等学校の生徒会長さんだ。
ヤマトナデシコって感じで、ほんわか美人さんで記憶に残ってる。
「私たちは、制圧部隊のものではないですが、異界を閉じるために来た者です。貴女方をどうこうしようという気はありません。」
「ええ、貴女方を捕虜にしたりする気もございませんわ。異界の活性化を避けるためにも、安全地帯へ来て頂けませんか?」
(そうです、捕虜にするとかもしません。異界の活性化だけは避けたいので、安全地帯へ来てくれませんか?)
会長さんは、悩んだ後
「わかりました。けど、部室棟は全て制圧されてません。どこに安全地帯があるのでしょうか。」
「屋上です。屋上のエリアボスを倒して安全地帯化したのを確認しております。」
「わかりました。案内をお願いします」
「案内お願いするわね。私は列の後方で警戒してるわ」
(先頭で、案内お願いします。俺は、後方でけいかいしてるので)
「了解よ」
生徒会長さんの呼びかけで、みんなが移動を始めた。
後方に警戒しながら屋上へたどり着いた。
途中、鬼が現れたが、殴り殺して氷漬けにしといた。カカシ代わりになるだろ、たぶん。
「案内ありがとうございます。確かに、ここは安全地帯になってるようですね」
「いえ、お礼は必要ありません。負傷者の手当をおねがいします」
「わかりました」
こうして、確保した生存者の安全を確保できた。
俺は、真由さんに小声で話しかける。
「真由様、私部室棟の全エリアの怪異の殲滅してきますわ。他の生存者の子の会話から、怪異の霊力が普段より高いと小耳に挟みましたの。時空の狭間がある可能性があるため、調査してきますわ」
(真由さん、俺、部室棟の調査してきます。さきほど、他生徒から異界の怪異がおかしいと話していたので、時空の狭間の影響の可能性も考慮して行きたいです)
「わかったわ。私はここで生存者の保護を続けるわね」
「ええ、では行きます。」
(了解しました。行ってきます)
こうして、俺は部室棟の怪異を殲滅。3階からなる部室棟全ての安全地帯化に成功したが、時空の狭間が見当たらなかった。
「戻りましたわ。しかし、部室棟に時空の狭間がありませんでした。」
「そうですか…。可能性が高そうでしたが…。」
念話が入る。
『皆様、由佳様より駅前の異界の制圧完了の連絡を受けました。調査の結果、神大高等学校の霊脈暴走により暴発した可能性があるとのこと。また、神大高等学校本校舎にて、時空の狭間を観測しました』
「(部室棟ではなく、本校舎でしたのね。)」
(部室棟じゃなくて、本校舎だったのか)
『渉さんが、部室棟の解放したおかげで、美優さんのサーチを本校舎に絞って行えた結果、早くに見つけられました。由佳様もすぐ乗り込むとの事です』
「(了解したわ。私は由佳様が時空の狭間の処理の間、制圧部隊の目を私に向けるよう立ち回りますわ)」
(了解。なら、俺は我が女神が時空の狭間を処理してる間に、制圧部隊が邪魔しないように暴れ回る)
『(渉くん、着いたから入れてもらえる?)』
「(ええ、どうかしら?入れる?)」
(はやいですね、入れましたか?)
『(入れた!すぐ処理に向かうね)』
グランドを見ると、黄色の衣が超スピードで校舎内に侵入したのを確認した。
『報告は以上です。』
「(Taulu、助かったわ)」
(Taulu、ありがとう)
「姉さんが、侵入したのみたわ」
「ええ、作戦通り私も校舎へ向かいますわ」
(そうですね。作戦通り俺も行きますね)
「ええ、姉さんをお願いね」
「由佳様へ指一本も触れさせませんわ」
(我が女神へ指一本も触れさせませんので」
こうして、プロローグへと繋がっていく




