まだプロローグ前の話終わってないとか正気?
変なのに目をつけられてるお前に言われたかねーよ
長ったらしい回想も終わったことだし、我が女神であるマリア様の所へ、報告しに行くか。
「おにぃ、由佳さんのところに行くの?」
「ああ、神大高等学校の入試の結果が、合格だったことを報告しようかなと」
「行くのはいいけど、由佳さんと真由さんに迷惑かけないでよね」
「我が女神と真由さんのご迷惑をおかけするなど死刑に値する、そんなことするか!」
「大丈夫かなぁ…。」
手土産買ってから伺おうかな。
マイエンジェルにいってきますと言った後、即ダッシュで駅前のパティシエールに直行し、我が女神と真由さんのお気に入りのケーキとご家族へのケーキを購入しにいった。
え?
我が女神って誰だって?
おいおい、さすがの読者諸君も察しているだろう。
我が女神であるお方は「神代 由佳」様である。
不敬にも、昔俺がお姉さんと呼んだり、ノンデリクソ発言してしまった方だ。
思い出すだけで殺意の波動に目覚めそう。死ぬべきだぞ、俺。
それは置いといて、何故我が女神は我が女神となったのか、これには山より高く海より深い事情がある。
力を貰った当初は、制御ができてなかった。
当たり前だが、そんな漫画やアニメ、小説の主人公のように扱える訳でもない。
ましてや、異世界の神…魔王から与えられた力だ。
人類には持て余す代物。
制御できない力は、殺気として周りを威圧してしまうため、まぁ恐れられた。
しかも、百鬼夜行の災害の爪痕が残ってる状態で、やべぇ奴がいるってなれば近づくのは、もの好きしか居ないのは当然で。
友達ができなかった。本当にできなかった。
前の学校の友達も百鬼夜行のせいで…。
ということもあり、悲しみに明け暮れていたのだが、その様子に親身に寄り添ってくれたのが我が女神だったのだ。
なんなら、真由さんも話を聞いてくれた。
俺は、女神と真由さんのおかげもあり、卑屈になることもなく、女神と真由さんのおかげで心に傷も追うこともなく中学校生活を過ごせたのだ。
分からない人も多いが、寄り添ってくれる人がいるというのは本当にありがたいものなのだ。
女神も真由さんも自分の生活があるにもかかわらず俺に寄り添ってくれた。
なんなら、後から知ったがマイエンジェルもよく相談していたらしい。
女神や真由さんのおかげで、俺たちは真っ当に成長できたと思う。
なんなら、マイエンジェルは女神や真由さんの影響なのか身だしなみもしっかりしだし誰にでも寄り添う良い子になった。
お父さん泣いちゃう()
そういうこともあり、俺は由佳さんを我が女神、真由さんを聖女と慕っていた。
女神やマイエンジェルは、なぁなぁいいながら、まぁいいかという感じで訂正しないのだが、聖女様は、同じ目的の仲間だから名前で呼んでくれと三回言われたため、心の中で崇拝するにとどめてる。
と諸々考えていたら、女神のご自宅に着いた。
チャイムを押す。
チャイムから、女性の声が聞こえる。
「はぁい」
「神大高等学校の入試結果がでましたので、報告しにきました!」
「あら、渉くん。いらっしゃい。今開けるわね」
ドアの開閉音が聞こえ、ドアから妙齢の美魔女が表れる。
俺は45度体を倒し、礼の姿勢をとる。
「お母様、お忙しいところお邪魔してしまい申し訳ございません。こちら、駅前のパティシエールのケーキでございます。」
「あらあら、わざわざありがとうね。上がってちょうだい」
「心遣い、感謝申し上げます。お言葉に甘えさせていただきます」
お母様の許可を頂いたので、聖域へと足を踏み入れた。
「お、渉くん!いらっしゃい!どうだった?」
「我がめが…、由佳さん、お邪魔しております。無事、神大高等学校の合格通知をいただけました」
我が女神と言いかけたときに、真由さんから鋭い視線を感じたため、言い直した。
ご家族の前では、さすがに許されないらしい。
「合格したのね。おめでとう」
「真由さん、ありがとうございます。今年から入学となりますので、お世話になります」
「ええ、よろしくね。」
諸々、今後の事を話していると、念話が入る。
『おにぃ、今大丈夫?』
『私からも報告があるため、念話をしております。』
マイエンジェルとTauluからの念話だ。
「(ちょうど由佳さんと真由さんがいる。どうした?)」
『ちょうどよかった!Tauluお願い』
『承知いたしました。先程、神大高等学校全域と神大高等学校前駅周辺で異常な霊脈の数値を観測しました。霊脈の数値により、異界化する可能性があるため、ご報告となります』
さすが、マイエンジェルとTaulu。調査の質がさらに上がってる。
「(美優ちゃん、報告ありがとう。駅周辺は私が対応するわ)」
と由佳さん。
「(なら、神大高等学校全域は私と渉で対応しましょう)」
と真由さん。
「(そうですね。)」
『了解!みんな気を付けてね!もしかしたら、時空の狭間案件かもだし』
「(時空の狭間がでてる可能性があるのか。なら、早く対処しないとな)」
「(大丈夫だと思うけど、真由も渉くんも無理しないでね)」
「(大丈夫よ、お姉ちゃん。無理はしないわ)」
『活性化する時刻はおそらく16:30。人が集まる時間であるため、早急な対応および自体の沈静化をお願いします』
「(Taulu、了解。皆、いくよ!)」
「「(了解!)」」
こうして、俺たちは指定された箇所へ向かう。
女神は異界化直前に潜り込めたと連絡を受けたが、俺たちは少し間に合わなかった。
「この時間だとまだ部活動の時間ね。ここまで、静かだと」
「ええ、異界化に巻き込まれたと見るべきですね」
俺たちは、学校に向かったが人の気配を観測できなかったため、近くの建物の屋上に来てた。
「制圧部隊の人もきたわ。異界へ潜り込むぽいわね」
「なら、俺たちも潜り込みますか」
「あちらは、本校舎への潜入するぽいから、私たちは部室棟から潜り込みましょう」
「了解です」
そういい、「神化」を発動。
「行きますわよ、真由様。準備はよろしくて?」
(行こう、真由さん。準備できてます?)
「ええ、大丈夫よ。エスコートをお願い」
こうして俺たちは、部室棟へ向かって跳躍し、俺の力により、無理矢理異界へ侵入した。




