FILE2・ちゃっかり自己紹介
私は飛来悠。
現在中学三年生で、あと5ヶ月たったら高校生。
最も、高校に合格できたらの話だけど・・・
外見は・・・えっと、他の人より肌が白くて、髪が長い・・・
って美香が言ってた。
身長は標準並で、体重は・・・聞かないで・・・
まぁ、聞かれても答えないけどね。
家族は・・・いません。
私が小六の時、両親と兄は酔ったギャングに刺殺された。
それっきり、私は今住んでいるアパートに一人暮らし。
親戚からの仕送りを頼りに毎日生活してる。
あ、同情なんていらないよ?
今の私には、もう、つらい過去でしかないから。
まぁ、その事件をきっかけに運動を始めたんだけど・・・
♪♪〜♪
げっ
朝と同じ着信音なってるよ!
黒電話の音・・・
この音は・・・美歌からだ!
やばい、早く行かないと美歌に殴られるよ!
私は携帯の着信音を耳を塞いで無視すると、
横切りかけた公園の時計台を見た。
やば!
もう11時じゃん!
自己紹介途中で悪いんだけど、本気で急がないとほんとにやばい!
私はこれ以上にないくらい全速力で走った。
やり始めた運動のおかげで、着々と前に進んでいった。
だけど・・・やっぱり障害物はいくらでも存在するんだ。
そして、私の人生までもを狂わせる巨大な障害物が、
目の前にでかでかと立ちはだかることになる。
でも、まだ何も知らない私は、全速力で走り続けた。
障害物まで、数メートルもないことも知らずに。




