↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
70/91

第7節 ― 死を怖がっても、生きている

 ゲッコウリーパーの身体が、白い月光の粒子になって崩れていく。


 割れた窓から差し込んでいた月明かりは、遮光シャッターに遮られ、廊下の奥にはもう銀色の帯を落としていない。さっきまで病院跡を満たしていた冷たい光は消え、代わりに非常灯の赤い明滅だけが、ひび割れた床と剥がれかけた壁をゆっくり照らしていた。


 床の上には、砕けた三日月鎌の破片が残っている。


 白銀の欠片は、まるでまだ月を覚えているみたいに、かすかに光っていた。


 プリティミューは、ミュー・ハンマーを握ったまま、その場に立ち尽くしていた。


 息がうまく吸えない。


 装甲の内側で、心臓がうるさく鳴っている。


 腕に刻まれていた三日月の紋様は薄れていた。視界の端にちらついていた数字も、もう消えている。


 けれど、消えたからといって、なかったことにはならなかった。


 《00:03:12》。


 あの数字は、まだまぶたの裏に焼きついている。


「……生きてる?」


 自分の声が、ひどく小さく聞こえた。


 戦闘中なら、もっと大きな声で文句を言えた。怪人に向かって、モルスに向かって、世界そのものに向かって、怒鳴ることができた。


 でも、戦いが終わった瞬間、怖さだけが遅れて追いついてきた。


 死ぬかもしれなかった。


 その事実が、胸の奥にずしりと落ちてきた。


「先輩!」


 処置室の方から、メグが駆けてくる。


 顔色はまだ悪い。額には汗が浮かんでいて、眼鏡の奥の目も少し赤い。それでも、メグは片手で端末を抱え、もう片方の手で自分の首筋に指を当てていた。


「メグちゃん、走っちゃだめでしょ!」


「先輩も人のこと言えません!」


「私は今、ヒーロー装甲だから!」


「その理屈、たぶん医療的には通りません!」


 いつもの声だった。


 それだけで、ミユの胸の奥に詰まっていたものが、少しだけ溶けた。


 メグはプリティミューの前まで来ると、端末を床に置き、自分の脈を測った。


「……生きています」


「よかった」


「先輩も」


「たぶん」


「たぶんでは困ります」


 メグは真顔で、プリティミューの手首を取った。


 白とピンクの装甲越しでは脈など測れるはずがない。それでも、メグは必死だった。数字ではなく、自分の指で、そこに命があることを確かめようとしていた。


 その手が震えていることに、ミユは気づいた。


「メグちゃん」


「はい」


「怖かった?」


「怖かったです」


 即答だった。


 メグは唇をきゅっと結んで、続けた。


「死亡予定時刻って表示された時、頭の中が真っ白になりました。でも、スクリーンショットを撮らないとって思って、手が勝手に動いて」


「そこは本当にメグちゃんだよね」


「褒めていますか?」


「半分褒めて、半分怒ってる」


「では、半分受け取ります」


「全部受け取りなさいよ」


 そう言いながら、ミユは笑おうとした。


 でも、うまく笑えなかった。


 代わりに、喉の奥が熱くなった。


「……メグちゃんが、数字になってるの、嫌だった」


 口にした途端、声が揺れた。


「腕にさ、残り時間みたいなの出てて。患者さんたちにも出てて。私にも出てて。ママにも出そうになってて」


 ミユは拳を握った。


「なんか、すっごく嫌だった。人が、ただのカウントダウンにされるの」


 メグは黙って聞いていた。


 非常灯の赤い光が、二人の影を床に落としている。


 その影は、さっきまでゲッコウリーパーに切られていたものと同じはずなのに、今はちゃんと足元につながっていた。


「先輩」


「うん」


「記録も、少し似ています」


 メグは、床に置いた端末に目を落とした。


「時刻。場所。被害者数。生体反応。残り時間。そういう数字を集めないと、次に何をすればいいかわかりません。でも……」


 メグは、自分の腕を見た。


 三日月の紋様は、もうほとんど消えている。


「でも、数字だけ見ていたら、私も間違えると思いました」


「メグちゃんが?」


「はい。私はたぶん、全員を助けるために、誰を先に助けるべきか考えます。考えないといけません。でも、考えている間にも、その人は怖がっている。寒いとか、帰りたいとか、誰かに名前を呼んでほしいとか、そういうのがあるんです」


 メグは、ゆっくり顔を上げた。


「記録は、人を数字にするためじゃありません」


 その声は小さかったけれど、はっきりしていた。


「誰がまだ生きているかを、見失わないためにあるんだと思います」


 ミユは何も言えなかった。


 言い返す言葉も、茶化す言葉も、すぐには出てこない。


 ただ、メグの言葉が胸に落ちて、痛いくらい温かかった。


 通信に、ワトソンの声が入った。


《ミユさん、メグさん。仮死状態だった方々の生体反応が、順次正常範囲に戻っています》


 処置室の奥で、かすかな呻き声がした。


 白いベッドに寝かされていた会社員が、ゆっくりまぶたを開ける。別のベッドでは、若い女性が毛布を握りしめたまま、小さく震えていた。


「寒い……」


「ここ、どこ……?」


「夢を見てた気がする」


「もう終わりだって、誰かに言われたような……」


 メグはすぐに立ち上がった。


「救急への連絡、もう一度入れます。ワトソンさん、位置情報の共有を」


《送信済みです。到着予測、六分後》


「アインさん、仮死解除後の注意点は」


《体温低下、意識混濁、自律神経の乱れ。無理に動かすな。保温を優先》


「了解です」


 メグは自分もまだふらついているのに、患者たちの方へ向かった。


 プリティミューも一歩踏み出そうとして、膝が抜けた。


「うわっ」


 床に手をつく。


 ミュー・ハンマーが、ころん、と情けない音を立てて転がった。


《ミユさんの生命反応は正常範囲です》


 ワトソンが言った。


《ただし、疲労値は危険域です》


「いつものことじゃん」


《いつものことにしないでください》


「猫型AIに正論で怒られた……」


《怒っています》


「そこ、はっきり言うんだ」


 ミユは床に座り込んだまま、天井を見上げた。


 天井には、ゲッコウリーパーが這い回った跡が黒く残っている。爪の跡。吸盤の跡。月光を反射していた白い粉の残り。


 怖かった。


 本当に怖かった。


 でも、今は救急車のサイレンが遠くから近づいてくる音が聞こえる。


 誰かの息が戻っている。


 メグが患者の名前を聞き取っている。


 ワトソンが落ち着いた声で指示を出している。


 自分の心臓も、まだうるさいくらいに動いている。


 ミユは、胸に手を当てた。


「……生きてるって、うるさいね」


《正常な心音です》


「そういう意味じゃないんだけど」


 変身を解くと、冷えた空気が一気に肌に触れた。


 制服姿に戻ったミユは、思わず肩を震わせた。さっきまで装甲に守られていた身体が、急に頼りなくなる。


 怖さも、疲れも、寒さも、全部そのまま戻ってきた。


 でも、それでいいのだと思った。


 生きているから、寒い。


 生きているから、怖い。


 生きているから、帰りたい。


 その後のことは、ところどころ曖昧だった。


 救急隊が来て、被害者たちが運び出される。ミユとメグは、ワトソンが用意した偽装説明と、アインの遠隔工作のおかげで、どうにか現場協力者という扱いで病院跡を出ることができた。


 空はまだ夜だった。


 けれど、月はもう雲に隠れていた。


 ミユはそれを見て、少しだけほっとした。


 家に帰ると、台所の灯りがついていた。


 かなえが、鍋の前に立っている。


「ミユ」


 いつもの声だった。


 いつもの、少し疲れていて、でもちゃんとこちらを見てくれる声。


「遅かったわね。顔色、悪いわよ」


 ミユは玄関で靴を脱ぎながら、かなえの腕を見た。


 三日月の紋様はない。


 当たり前みたいに、かなえはそこにいる。


 それだけで、膝の力が抜けそうになった。


「ママこそ、大丈夫?」


「え?」


「いや、なんでもない」


 かなえは首を傾げた。


「変な子ね。怖い夢でも見た?」


 ミユは、少しだけ黙った。


 怖い夢。


 そう言ってしまえば、そうなのかもしれない。


 死神が出てきた。数字が減っていった。母の腕に、白い三日月が浮かびそうになった。


 でも、夢ではなかった。


 それを言えないことが、少しだけ苦しかった。


「……見たかも」


 かなえはコンロの火を弱めると、ミユのそばまで来た。


 そして、額に手を当てる。


 冷たすぎず、熱すぎない手だった。


「熱はないわね」


「ママ」


「なに?」


 ミユは、かなえの顔を見た。


 聞いていいことなのか、少し迷った。


 でも、今聞かないと、また言えなくなる気がした。


「死ぬのって、怖いね」


 かなえの表情が、わずかに変わった。


 驚き。


 心配。


 そして、すぐに茶化さないで受け止めようとする、母親の顔。


「怖いわよ」


「ママも?」


「当たり前でしょ」


「大人でも?」


「大人でも」


 かなえは、はっきりそう言った。


「大人になったら怖くなくなるわけじゃないの?」


「ならないわよ。むしろ、怖いものは増えるかもしれない」


「増えるの!?」


「増えるわよ。家賃とか、税金とか、健康診断の結果とか」


「現実的な怖さを足さないで」


「現実は怖いのよ」


 かなえは少し笑った。


 その笑い方が、いつも通りすぎて、ミユは泣きそうになった。


「でもね、怖いから、ごはんを食べるの」


「そこに戻る?」


「戻るわよ。怖いから寝るの。怖いから、明日の準備をするの。怖いから、戸締まりを確認するの。怖いから、ちゃんと帰ってきなさいって言うの」


「……」


「生きてるって、だいたい現実的よ」


 かなえは、ミユの乱れた髪を軽く撫でた。


 第七話の時と同じように、深く聞かないまま、それでも見ている手つきだった。


「今日は食べて寝なさい」


「うん」


「おかわりは?」


「あるの?」


「あるわよ」


「……食べる」


「よろしい」


 ミユは食卓についた。


 温かい湯気が、目の前に立ち上る。


 怖いから食べる。


 怖いから寝る。


 怖いから帰ってくる。


 それは、ヒーローの言葉ではなかった。


 でも、今のミユには、どんな必殺技の名前よりも強い言葉に思えた。


 翌日。


 メグの怪人事件ログが更新された。


《月光下で発生した死亡予告事件について》


《今回確認された現象は、実際の死の予知ではなく、生体反応を仮死状態へ誘導する怪人能力だった可能性があります》


《腕や影に三日月状の痕が出た場合、月光や強い白色照明を避け、すぐに安全な場所へ移動してください》


《残り時間のように見える数字に、心を支配されないでください》


《人は数字ではありません》


《怖くても、生きている間にできることがあります》


 教室の隅でその投稿を読んだミユは、スマホを机に伏せた。


「メグちゃん、今回ほんとに重い」


「重い事件でした」


「でも、いい文章」


「ありがとうございます」


「ちょっと泣きそう」


「記録しますか?」


「しないで!」


 メグは、ほんの少しだけ笑った。


 その笑顔にも疲れが残っていた。けれど、昨日の夜、三日月の紋様を刻まれた時の青ざめた顔とは違う。


 ちゃんと生きている顔だった。


「先輩」


「なに?」


「怖かったことも、記録していいと思いますか」


 ミユは少し考えた。


 怖かった。


 逃げたかった。


 メグだけ連れて帰りたかった。


 母に会いたかった。


 でも、それをなかったことにしたら、また誰かが同じ数字を見た時、一人で怖がることになるかもしれない。


「いいんじゃない」


 ミユは言った。


「ただし、私が泣きそうだったことは記録しない」


「では、匿名で」


「しないでって言ってるよね!?」


 放課後、二人はコブラカレーに寄った。


 店に入ると、いつものスパイスの匂いがした。


 昨日の病院跡に染みついていた消毒薬と埃の匂いとは違う。湿った鉄の匂いでも、月光の冷たさでもない。


 生きている人間が、火を使って、鍋をかき混ぜている匂いだった。


 コブラは何も聞かず、二人の前にカレーを置いた。


「食え」


「まだ注文してない」


「顔に書いてある」


「何が?」


「今日は黙って温かいもんを食わせろ、ってな」


 ミユはスプーンを持ったまま、じっとコブラを見た。


「おじさん、やっぱり何か知ってるでしょ」


「カレー屋はな、客の顔色を見る商売なんだよ」


「それ、もう万能すぎて逆に信用できない」


 メグが小さく咳払いした。


「昨日、月光の死神が出ました」


「そうか」


 コブラの手が、一瞬だけ止まった。


 ほんの一瞬だった。


 でも、ミユは見逃さなかった。


「知ってる反応した」


「カレーが焦げそうになっただけだ」


「今、鍋触ってないじゃん」


「細けえな、嬢ちゃん」


 コブラは、再び鍋に視線を戻した。


 しばらく、店内には煮込まれるカレーの音だけがあった。


 それから、コブラは低い声で言った。


「死神を名乗るやつに、本物の死は扱えねえ」


 ミユはスプーンを止めた。


「……」


「死を道具にするやつは、生きてるやつの顔を見てねえ」


 その声は、いつもの冗談めいた調子ではなかった。


 どこか遠くのものを見ているような、重い声だった。


「おじさん」


「何だ」


「やっぱりジョーカーにいたことあるでしょ」


「カレー屋はな、客の生き死にを見る商売なんだよ」


「もう隠す気ある?」


「食え。冷める」


「食べるけど!」


 ミユはカレーを口に運んだ。


 熱かった。


 辛かった。


 涙が出そうになった。


 でもそれは、昨日の怖さとは違う涙だった。


 一方、ジョーカー帝都支部。


 ゲル大佐は、報告書を前にして沈黙していた。


 机の上には、空になった胃薬の瓶が三本並んでいる。四本目の封を切るかどうか、彼は真剣に迷っていた。


 戦闘員42号が、いつもよりさらに気まずそうに立っている。


「報告しろ」


「はい。ゲッコウリーパー、活動停止。仮死誘導フィールド崩壊。被害者は全員回復傾向です」


「またか……」


「ただし、死亡反応データ、心拍同期波データ、プリティミュー本人の死相マーキング反応は、ドクター・モルスに転送済みです」


「つまり、モルスは満足か」


「たぶん、とても」


「胃が痛い」


「胃薬、追加で買ってきますか?」


「業務用でな」


「了解です」


 自動扉が開いた。


 白いコートの裾が、薄暗い司令室の床を滑る。


 ドクター・モルスが、穏やかな微笑を浮かべて入ってきた。


「素晴らしい成果でした」


 ゲル大佐は、顔を上げた。


「怪人は倒された」


「ええ。しかし、仮死誘導、心拍復帰、心理反応、保護対象への優先順位変化。すべて取れました」


「貴様はそればかりだな」


「研究者ですので」


「研究者という言葉を免罪符にするな」


 モルスは、少しも悪びれなかった。


「大佐はお優しい」


「何?」


「怪人を戦力として見ている。部下として扱っている。現場の損耗を嫌う。それは指揮官として美徳です」


「馬鹿にしているのか」


「いいえ。興味深いと言っています」


 ゲル大佐の目が細くなる。


「モルス。次は何をするつもりだ」


 モルスは、待っていたように微笑んだ。


「死の次は、生産です」


「生産?」


「過去怪人の敗北データ」


 モニターに、蜘蛛男の拘束糸反応が映る。


「残骸データ」


 蝙蝠伯爵の超音波器官、レイディスコーピオンの毒針、サラセニア・ルージュの蜜腺、マンティスシザーの裁断刃、カメ・レオンの偽装皮膜、ミラクルハニーの幼若化毒針、グレイヴコンドルの回収棺破片、そしてゲッコウリーパーの月光反応核。


「死相反応」


 白い三日月のカウントダウンが、画面の中で何度も点滅する。


「そして、プリティミューの戦闘適応ログ」


 最後に映ったのは、ミュー・ハンマーを振り上げるプリティミューの姿だった。


 モルスは、指先で画面をなぞる。


 その動きは、愛おしむようでいて、標本を確認するように冷たかった。


「量産怪人計画を、始動します」


 ゲル大佐の表情が険しくなる。


「量産型だと」


「ええ。単体怪人の美しさには欠けますが、戦場実験には向いています」


「戦場実験……」


「一体の怪人に一つのテーマを与える時代は、次の段階へ進みます。多数の素体。多数の反応。多数の敗北。比較実験には、数が必要です」


 ゲル大佐は、拳を握った。


「貴様は、怪人を何だと思っている」


「可能性です」


 モルスは即答した。


「壊れることで、次の形を証明する可能性」


「……外道め」


 その時、通信画面が暗くなった。


 首領Xの仮面アイコンが、司令室の中央に浮かび上がる。


「ゲル大佐」


「はっ」


「次の段階へ進め」


 ゲル大佐は、一拍だけ沈黙した。


 しかし、その沈黙は命令への拒否にはならない。


「……承知しました」


「プリティミューは、死を怖がりながらも止まらなかった」


「はい」


「ならば次は、数で測れ」


 モルスは満足そうに目を細めた。


「素晴らしい」


 ゲル大佐は、その横顔を見ながら、胃薬の瓶を静かに握りしめた。


 ラスト。


 暗い研究室。


 黒い手袋をしたモルスが、ゲッコウリーパーの三日月鎌の破片を透明なケースへ収める。


 破片は、ケースの中で一度だけ白く光った。


 ラベルが貼られる。


《J-10 ゲッコウリーパー/死神鎌破片・月光反応核・仮死誘導データ回収済》


 モルスはその隣に並ぶケースを眺める。


 黒い羽根。


 毒針。


 蜜腺。


 偽装皮膜。


 裁断刃。


 それらは、倒されたはずの怪人たちの欠片だった。


 そして、奥のモニターに新しい表示が浮かぶ。


《J-11 リザードジェネラル/量産型指揮個体・過去怪人能力統合試験準備中》


 画面の中で、複数の怪人素体が並んでいる。


 同じ顔。


 同じ体格。


 同じ無機質な呼吸。


 その中心に、より大きな爬虫類型のシルエットが立っていた。


 鋭い眼が開く。


 それに呼応するように、周囲の素体たちも一斉に目を開いた。


 モルスは、静かに笑った。


「さて、プリティミュー」


 研究室のガラスに、彼の笑みが薄く映る。


「一人なら救える。では、百体なら?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。