虚影録 36話 紛い物の神。
この世にはなぁ!
神なんていねぇんだよ!(不本心)
わお!新たな言葉を作ってしまった。
→これは=凄く意味を作らなければ(驚)
不本心
意味:不本意の意を心にし、
意思ではなく心で思った事柄を指し、
これは本心じゃないよと伝える言葉。
す!ばらしい=ですねぇ~!
これは←凄く凄くいい結果。
───魔族の国商店街───
そこは無政府とは思えないほどに、
活気に溢れていた。
魔族同士で陽気に話し合い、
人間であろうとその輪に入れそうなほどに、
陽気な商店街だった。
黒『こんなにも平和だとは……
人の国よりも治安が良いんじゃないか?…』
黒嶺が見たのは、
不老手術を受け、この世界に来る前に住んでいた国のように…
列を成し、割り込みの無い列だった。
黒『あの国じゃあこんなにも割り込みやすい場所は、
割り込まれるのに無政府状態ですら割り込みが無いとは…
あのバウムとやらが守ろうとするのは必然か…』
若い商売人A「そこのあんちゃん!
このリンゴ買ってかないかい!?
ここだけの話人間から買った代物で……」
黒「すまないが先を急いでいるんだ、
だが道が分からなくてな、
教会はどこにあるんだ?」
商A「買ってくれたら教えてあげても良いぜ。」
黒「……」
商A「毎度あり!よっしゃ!30万だぜ!
でだ、あんた人間だろ?
言わないでおいてやるよ、
教会はこの商店街を抜けて右側にある。
かなり目立ってるからあんちゃんなら分かるはずだ。」
黒「…」
商A「なんで分かったかって?
能力としか言えないね…
良い旅を、旅人さん。」
黒『まずい…俺としたことが、
まさか伊月のような能力者がいるとは…
それよりもまたお金が……
できるだけ早く反魔王派に合わなければ…』
黒嶺はできるだけ目立たないように
商店街を抜け……
教会へと、辿り着く。
司祭「そこのお方…
なにかこの教会へ用がありますか?」
黒「あぁ、だがなぜ分かった?」
司「私もここで色々な人を見てきましたから…
というよりもあなた…人間、ですね?
見たところ魔族特有の気配が無い。」
黒「なら話は早い、
お前ら、反魔王派だろ?
魔王を倒すのに協力してくれないか?」
司「あまり大声で言わないでください。
四天王にバレたらどうするのですか?…
さぁなかへ入ってください。」
黒『始めてこういうことをやったが、
こんなにもすんなりと受け入れられるものなのか?…』
黒嶺と司祭が中へ入る。
司「すんなりと入れたって思いましたね?
一応敵の強い方だと困るので、
全員で叩けるように中へ入れるのですよ。」
司祭がそう言うと中には魔法を用意し、
警戒をする魔族達が20名ほどいた。
黒「こいつは……
まぁ人間だと分かったら疑いは晴れるんだな?」
司「警戒は緩くなるでしょうけど、
あなたが魔族派の人間の可能性がありますので、
そう簡単には逃がしませんよ。」
そう司祭が言うと、
司祭は不気味な笑顔をそのまま、
手に持っている。
槍に似た四個ほど輪っかが付いた物を黒嶺に向けた。
黒『まずいことになった、
計画をしてから来るべきだったか…
とりあえずこのフードマントを脱ぐか、』
黒「とりあえずこのフードマントを脱ぎたい。
そしたら人間と確定するだろう?」
司「私が脱がそう…」
そう言い、司祭がフードマントを脱がすと、
周りの魔族が驚き魔法を解除してしまった。
黒「魔法を解除したってことは警戒が解けた、
と言う事でいいか?」
司「そんなわけないじゃないですか…
皆驚いてしまっただけですよ。
とは言え、あなたは私の長年の経験が、
信用していいと言っているので、
少しは警戒しますがお仲間に連絡程度は許しましょう。」
黒「そうか…
ただ、俺は急いでいてな…
出来ればお偉いさんと会いたい。
今日から5日の内に四天王に殴り込みに行くんだ。」
司「…それはそれは、ただ計画はあるのですか?
それによっては対応が変わります。
おそらくあなた達は四天王に届くのでしょう。
ただ問題は兵…そうですね?」
黒「あぁ、そうだ。
四天王だけなら我々で対応できるが、
兵が1000~10000となると流石に厳しいものがある。」
黒『魔族は勘の良い奴しかいねぇのか?…
今までが偏見だったか…』
司「良いでしょう。
あなたが欲している我が組織のボスに会わせましょう。
ただ、言葉には気を付けてください。
私はまだ良いですがあの方は少し言葉遣いに厳しいですから……」
そう言うと地下街製であろう通信機でボスとやらに連絡を取る。
それから少し経つと、
教壇の裏から魔族が現れる。
そいつからは威圧感は感じなかった。
見た目も魔族なら良くある顔と体系の女性、
だがなにか、妙に惹かれた。
信徒達が叫び始める。
信徒A「おぉあッ神よッ!神が降臨なさったッ!!」
信徒B「あれからいつぶりだろうがァ゛ッ!」
信徒C「神よッ!私達に慈悲をッッ!」
司「お黙りなさいッッ!
祈りは静かに捧げなさい!」
シーン……
司「お客人。
あなたのお名前を聞き忘れていた…
あなたの名は?」
黒「ぉ…私は黒嶺だ…です。
とある町でギルド長を勤めております。
この度は魔王を倒すためはるばるこの場所へきました。」
黒『少しいつもの癖でため口になりそうだった…
危ない危ない…』
神「あなたは何を望む?」
黒「単刀直入に言います…
私達は兵を欲している。
見たところあなた方のレベルは高そうに見える。
そのあなた方の力を貸して欲しい。
四天王は我々で倒せる戦力はある。」
神「……」
神『まずいよこれぇーッ!!
反魔王派とは名乗ってたけど、
半分信徒に押されてだし…
こんなにも真面目そうな人が来るなんてーッ…
司祭に相談しないと……』
神「兵を欲する理由は分かりました……
ただ、我々の信徒は500程度です。
中には拒否する方も居られるでしょう。
相手は1000以上……
城の兵を抑えきれるー…
と言う事は出来ないと思います…
ただ、それでも欲するというのなら力を貸しましょう…」
神『うおー!
やったーッ!
始めて一人でこんな事できたよーッ!
見たか!司祭!これが成長した私の力だッ!』
司「ウグ……」
パチパチパチパチ───
信徒A「うおーッッ!!!
神よ!遂に魔王を倒すのですね!!!」
信徒B「ならば神に従い我々も戦場へ!!!」
信徒C「装備を買い集めましょうぞ!!!」
神「黒嶺よ…
少しこちらに来なさい…」
司「はぁ…胃が……
黒嶺さん…あちらへどうぞ…」
黒『何かわからないが、
司祭から同じようなものを感じる…
まあいい、一体何なんだ?…』
神と黒嶺は教壇の裏にある階段から下に降りていった。
階段の先には豪華な地下空間があった。
神「その~…
これから協力するにあたって連絡先を…」
黒「え???
あぁ、はい…」
黒『さっきまでの少し、
神々しいような態度は何だったんだ…?』
神「一応名前も教えておきますね……
私は…」
雰囲気が少し変わる。
神「アーテント……
それが私の名前です。」
黒「あ、アーテントさん…
ですね…よろしくお願いします。」
ア「それではまた…
次の機会があれば……」
黒嶺はそう言われ、
ヨ・サンオーbarに戻って行った。
どうやららら…
皆様忘れていることがおあらっしゃるようでで…
魔族領に来た目的を=わーすれてしまってぇるぅ…
神が授けた法具はァ↑
運命がみかたおし、守られるだろッォ!




