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虚影録 31話  大切な友人。

バウムクーヘン

あれ美味しいから好き

私は昔、

魔王に仕えていた。


今思うと不思議でならない。


私は人と魔族が共存し合えると信じていた。


だが、魔王は人間を拒み戦争を始めた。

私も四天王の一角として戦地に向かわされたが、

人を傷つけることもできず、

前線から戻された。


悲惨だったのは戻された後だった。

魔王は神から授かったなどと言い、

世界樹の苗を私に無理やり刺しこんできた。


その苗は最初は痛く、

ズキズキと痛んでいたが今はもう馴染んでしまっていた。


そしてその時私は正気を疑った。

そして実際に魔王は正気ではなかった。


神とやらからの呪いによって精神がおかしくなっていた。


私は逃げた。


自分が元々住んでいた森へと。

森は平和だった。


動物を食い荒らす魔獣は居らず、

動物は植物を奪い合わず、

植物がかれないように最低限残し生きていた。


その頃の森は活気に溢れていた。

何の争いも無く、人や魔族の手がほとんど加えられてない場所。


唯一私が住んでいる庭園には家があった。


そこで私は親しい者を誘ってお茶会とか談笑をしていた。



逃げた日から少し経ち、

今日はその親しい友人とお茶会をする日だった。


その友人の名は伊月。

人間の友人だった。


ただ、いくら待っても来る気配がない。


何かあったのだろうか…




そう思っていると、

森の動物達が伊月が来たことを伝えてくれた。


私は走って迎えに行った。


伊月を見つけると私は、

「おーい!こっちだよー!」

と叫んだ。


すると伊月は振り向き手を振りながら走ってきた。


伊月は

「やぁ!久しぶり!元気してたかい!?」

と元気よく返事をしてくれた。


私達は駆け寄りタッチをしてから

私が来た私の家の方に向かって談笑をしながら歩いて行った。


のんびりと世間会話をしていた時だった。




伊月が少し重たい話をして良いかい?

と訪ねてきた。


私は了承した。


それで伊月が言ってきた内容は、


「魔王を封印する」


と言う事だった。


最初は息を呑んだが、


最終的に私は少し喜んでしまった。


なぜなら私は魔族のスパイ的なものだったからだ。

スパイになった理由は単純で、

魔王がこの争いの原因だと感じていたからだった。




ただ、なぜ封印なのかが気になった。

そしてそれを聞いたら…


伊月が彼と呼ぶ人が、

魔王と直接戦った結果、

魔王は不死身だと分かったから

らしい。


私は四天王なのにその不死と言う情報を知らなかったと言う事は、

魔王の秘密なのだろう。




私も手伝おうとしたが、

止められてしまった。


いわく、争いが終わった後、

「この森に魔族が報復する可能性があるから」

らしい。



そう話していると私の庭園に着いた。


庭園では天から綺麗な光が差し、

普段よりも一段と美しくなっていた。



ただ、何か違和感があった。


だがその不安感を無視し、

家の前にあるテラスの椅子に座り、

お茶を飲みながら話を続けた。



そして、

「私も重たい話をして良いい?」

と聞いたら快く了承してくれた。



了承を得ると私は前に魔王に刺された、

世界樹の苗のことを話した。


伊月は驚き、

心配をしてくれた。


私は

「大丈夫」

と言ったが…何となくダメな気がした。


だから、私は念のために伊月にとあるお願いをした。


「私が世界樹の苗に乗っ取られたら、

 その時は私を殺して…」

と。


流石に重すぎただろうかと思っていたが、

伊月はそれを笑い飛ばしてくれた。


伊月は

「乗っ取られたとしても、

 バウムのことは殺さないさ。」


と自信満々で答えた。


私はその時とても安心した。


伊月はギルドとやらでAランクだと聞いている。

Aランクは魔王と一緒らしい。

その伊月がこうも自信満々に言うものだから、

本当に安心ができた。


その日はその会話から少し他の会話もしてから、

伊月が帰って行った。


伊月はいつも忙しいらしい。

どうやら残業は当たり前、

戦地にも飛ばされることもあるらしい。


私は

「伊月なら敵を倒すのに罪悪感少ないんだろうなぁ…」

と思いながら一日を終えた。

書くことないから別の話を

ここだけの話…






























































クトゥルフ神話で僕が推してる神格は…

バグ=シャース。

今後外伝で出るかもね。

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