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虚影録 27話  深夜の大決戦。

日常的ですね。はい。

───会議室───


奏「戻りました~」


伊「吐いてたらしいけど大丈夫かい?」


奏「えぇ。もうスッキリですよ。」


伊『元気ないなぁ~』


伊「奏架君。

  オマエ侯爵の言葉を信じて、

  明日から魔族側の土地に殴り込みに行く。

  四天王だとかがいるようだが、

  昔とは質が比べようにならないだろうから安心したまえ。」


奏「こっちも昔と比べれないと思うんですけど?……」


伊「君の能力なら大体の敵はワンパンだろう?

  当てる箇所さえ気を付ければ大丈夫さ。」


黒「伊月、そう言えばあいつ来ねぇのか?」


伊「あいつ…?あー、あいつは自分の家で変死したらしく、

  おそらくもうこの世にはいないんじゃないですかね?」


黒「そうか……少し寂しくなったな。

  あいつならすぐ終わるだろうに……」


奏『いやいや、あいつって誰だよ。

  どこのどいつよ…』


虚『伊月さんが忘れかけてたし「古き友人」的な感じじゃない?』


奏『てかすぐ終わるって……

  どんだけ強いんだよ。』


伊「というか、忘れようとしていたのに思い出させないでください。

  これは休日をさらに増やしてもらわなければ……」


黒「すまんな。

  一週間ぐらい休日をやろう。」


伊「い、一週間!?

  そんな長くていいんですか!?」


黒「あぁ、最近は魔王関連で仕事が多かったからな、

  当然だろう。」


伊『地下街でのんびり過ごすぞ~!』


黒「まぁ、ともかく奏架君。

  明日からこの旅館を離れて魔族側の土地に行くから、

  荷物の準備をしておいてくれ。」


奏「は、はい。」


───その日の夜───

奏架はまだ寝れていなかった。


虚『なんで寝ないんだ?

  寝れるだろうに…

  もしかして僕にまだ怒っているかい?』


奏『いや、流石にもう落ち着いた。

  てか会議室の時点で少し落ち着いてた。』


虚『じゃあ本当になんで寝ないのさ?

  明日から多分寝れないぞ?』


奏『いやいや、寝れないは嘘でしょ。』


虚『いや~。敵の本拠地だよ?

  寝るやつがいるかよ…』


奏『それもそうか…な?

  まぁ寝てないのはなんかねぇ、

  目を閉じると昼のあの光景がねぇ…』


虚『トラウマってやつかな?

  そういう時は外に出ると良いよ。

  もちろん誰かに言ってからね。』


奏『外かぁ…

  わざわざ起こして言うのめんどくさいなぁ』


虚『まぁまぁ、後悔はしないから。

  異世界だから危険はあるかもだけど、

  大体大丈夫さ。』


奏『そうかなぁ…

  まあ暇だし行くかぁ』


そう奏架が言うと隣に寝ている。

黒嶺を起こした。


黒「あぁ?なんだぁ?」


奏「そのぉ~、今外行きたくて~…

  報告だけ~…」


黒「こんな時間に一人でかぁ?

  ならこれ持ってけ。」


黒嶺がポケットから出したそれはネックレスだった。


奏「これは?」


黒「渡し忘れてたギルドランクを示す首飾りだ。」


奏「え?あ~、ありがとうございます?」

奏架はそう言いながら首にネックレスを付けた。


奏「じゃぁ朝前には帰ってくるんで行ってきま~す。」


黒「お、おぅ…がぁ~ガッハァースー」


虚『睡眠時無呼吸症候群だww』


───アンーサーツシヤース・スギール王国、商店街───

そこには誰も居らず、

ただ静かな街並みと前の世界と比べようのないほどに、

綺麗な星空が広がっていた。


奏「わ、あ、なんか言葉にできないぐらい気持ちが良いんだけど。」


虚『だろだろ~?

  夜はいいぜ?奏架?

  自分だけの自分の為だけの世界が広がる。

  昔は大人なってからずっと深夜徘徊してたからねぇ。』


奏「不審者じゃんw」


虚『一人で喋ってる方が不審者だろw』


奏『それもそうだわ…』


虚『一応、夜は変な奴多いから気を付けなよ?

  弱かろうと頭おかしいの多いか……』


???「ヒャッハー!わりぃやつはいねぇがーッ!?

  この俺が成敗してやるぜぇぇぇッ!」


虚『ほら、居た。』


奏『へ、変態の上位種だと!?』


虚『いや、変態の上位種ってなんだよ。

  変態は変態だろ…』


奏『暗くてよく見えねぇけど…

  太ってる…あれは絶対太ってる。』


虚『ひっどいなぁ…

  コートの可能性とかないんか?』


奏『あるさ。

  だけどやっぱ近づいてきたから見えてきて思ったけど…

  あれはやっぱデブだッ!』


すると、近づいてきたその変態の上位種が、

光に照らされ、姿を表す……


虚『…www』


奏『あ、あれは……w』


虚『赤仮面の太った半裸おじさんwww』


奏『笑い過ぎて余計寝れなくなるwww』


仮面おじさん「我は夜に潜む正義のおじさん!名は!」


奏&虚『名は……!?』


仮面おじ「レジェンド・グレート・ポリエチレン・多様性クイーンッ!

     略してLGPTQだッ!」


虚『それはもう…LGPTQって名乗りたいだけだろwww』


奏『逃げなきゃだめだ…w

  こいつから逃げないと…w

  腹壊れる…www』


L「少年よ!

  一人で夜道をあるてはいけないぞ!

  私のような変態に遭遇してしまうからな!

  ハッハッハハハッ!」


虚『普通に良い奴ww』


奏『見た目で決めちゃいけないんだな~…フッw』


L「なぜ、先ほどから笑っているのだ!

  さっき変な声を聞いただろう!?

  あれはきっと不審者だ!

  あいつは私に任せて帰りなさい!」


奏『あれ?ヒャッハーって言ってたのとは別の人なのか。』


虚『まじか、てかよくよく考えると別の方向から聞こえてたな。』


奏&虚『誰なんだ?』


???「ヒャッハハッハーッ!

  悪い奴見つけたぜぇーー!」


そう、上から聞こえ、

奏架達が見上げると…?


そこには…


LGPTQとは別タイプの不審者が居た。


L「また貴様か!

 これで何度目だ!?

 快便ダイベン!」


快ベン「貴様!

    これで丁度100回目だぞ!?

    なぜそこまでして俺を倒そうとする!?」


L「貴様こそなぜ反省もせず。

 悪人達に糞をまき散らす!?」


奏『うっわ…汚い…』


虚『てか、血だと思ってたけど……

  あの付いてるのは…!?』


奏&虚『うんち!?』


L「ここで会ったが百年目!

 今日、ここで!貴様を倒す!」


快ベン「やれるものならやってみよ!

    LGPTQよ!」


L「貴様ぁぁぁッ!

 その名で呼ぶなとどれほど!」


快ベン「隙ができたな!

    喰らえ!出し惜しみはしない!

    必殺!ダイ便ベンバースト!!!」


奏「に~げよ……」

そういうと奏架は旅館へ逃げて行った。


こうして、夜の大怪獣バトルは毎日続いていくのであった。


これはレジェンド・グレート・バーン・多様性クイーンと、

快便ダイベンの人知れず行われている戦い……

世界を変える戦いのほんの一部であった。


レジェンド・グレート・ポリエチレン・多様性クイーン

Vs

快便ダイベン

映画好評公開中!

みんなも見て多様性と快便を学ぼう!

レジェンド・グレート・ポリエチレン・多様性クイーン

Vs

快便ダイベン


こちらの映画のチケット代としましては、

122兆3092億円となります。

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