虚影録 23話 最後の悪あがき。
今回文字数少ないからごめんね。
───会議室───
ひと段落し、奏架達は旅館の会議室に集まっていた。
黒「…と言う事があって、
オマエ侯爵は噂がでかくなっただけで、
弱かった……」
黒「それより、お前らちゃんと医務室で回復したか?」
奏「あ、はい。
腕がくっ付いてなんか、
もう、元通りです。」
杉「私も目立った外傷はなかったですが、
折られた骨も元通りに。
それよりギルド長の腕は大丈夫なんですか?」
黒「あぁ。俺もさっきまで医務室で回復して、
腕も元通りだ。」
奏「というか、前から気になってたんですけど、
どういう原理で回復してるんすか?」
黒「あ、え?あー。
あれはだな、ま、魔法でーなんやかんやしてー…」
杉「ギルド長は知らないようなので私から。
あれはギルド長が言ったように、
魔法、回復魔法を封じ込めた装置ですね。
魔法専攻化学、通称、魔攻で、
作られた品ですね。」
奏「へぇ魔攻なんてのがあるんだぁ。」
黒「ん、ん゛。
まぁそれは良くてだな、
明後日はオマエ侯爵の処刑日だ。
一応俺達も行った方が良いだろう。」
伊「それについてなんですが、
私と勇者さんは行かない方がよろしいですよね?」
黒「あぁ、万が一があるからな、
魔族は全体的頭が悪いから何も考えずに、
処刑の場に表れるかもしれない。」
虚『頭悪いって…酷くない?…』
奏『それはそう。』
───処刑場───
会議から2日経ち、
オマエ侯爵が処刑されそうになっていた。
神職「彼者は、
侵略行為。子供の誘拐。殺人。通貨の偽造。
魔族からの物資の密輸。ギルドへの妨害行為。」
オ『通貨の偽造だと?
あぁ、魔族共が罪を押し付けてきたか。』
神職「更に魔族との同盟!
以上の罪から、処刑とする!」
観客「うおぉぉぉッ!
そんなクズやっちまぇぇえ!」
奏「民度最悪すぎない…?
転移前の貧民街でもここまでじゃ……」
虚『そりゃぁ、転移前は動画とかネットがあったし。
こんなことやったら燃えるだろうからね。』
奏『それもそっか。』
オ『ここで終いか。
いや、最後ぐらい悪あがきを!』
神職「オマエ侯爵。
最後に言い残す事はありますか?」
オ「あぁ、一つだけ、
”奏架”とやら、保護者でも良いから、
伝えたいことがある。」
神職「良いだろう。
奏架とやらッ!この場へ!」
奏「え?は?僕?」
神職「奏架とやらーッ!」
黒「俺も着いていくから一緒に行こう、
奏架君。」
奏「あ、じゃぁ、はい。」
───処刑場中央───
奏「あ、その!私が奏架です!」
神職「そうか、ではオマエ侯爵。
話すと良い。少し離れておいてやろう。」
オ「奏架殿。
君に、君の仲間達に伝えたいことがある。」
奏「は、はぁ。」
オ「魔王の封印が緩んでいるのは知っているか?」
奏「はい。」
オ「なら話は早い。
私が魔族と組んだ時に得た情報だ……」
これで10日経ったかな?




