7-3 ユースの登場とエクスカリバー
バッファル大戦から4年経つと、バッファル島のマホーンが死去すると、テオスの会によりロットが九代島長となった。ジェノドスの会には候補者がおらず、またシャーロットにテオスの会との戦を禁じる二会武干渉の禁に忠実であったために争いは起こらなかった。
同じ頃、シャインズ国王のエドワルドが闇兵に暗殺され、八代国王としてエドワルドの第一皇子であるアルトが即位した。アルトは4つの島からも兵を集め、闇の王国の調査を目的とするフルゴル調査団としてライン山脈の奥へ遣わしたが闇兵によって全滅させられた。
4つの島はこれを受けて兵を送るのを取り止め、次にアルトはアストラル諸島諸国でも兵を募集するが、フルゴル調査団の壊滅を知って応じるものはいなかった。アルトは諸国との対立を避けるため自ら兵の募集を取り下げた。
一方、七代シャインズ島長であるマリウスは救済として選定の聖剣を作り上げたとの神託を受け、アルトの力も借りて国中へと広めた。
選定の聖剣は光の指す丘の頂に突き刺さっており、のべ3万人ほどの戦士がその剣を引き抜こうとしたが抜けなかった。これについてマリウスが神に問いかけると、選定の聖剣は選ばれし者にしか抜けず、抜いたものは王も同然となると返事があった。
これを聞いたユースはすぐに丘へと向かった。彼はその正義感と勇敢さ、神への感謝などから聖剣に選ばれ、聖剣を抜くことができた。この剣は異国から伝わった『アーサー王伝説』に準えてエクスカリバーと呼ばれるようになり、またユースにはアーサー王の魂が宿っていると信じられるようになった。
アルトはこのユースを城に招き、続フルゴル調査団の長を依頼した。ユースはこれを受諾し、自ら調査団の結成を公表した。
これにシャインズ王国の多くの戦士が応じ、またジェノドスの会やテオスの会の人々もシャーロットに次ぐ英雄だとして独自でこれに応じた。
そのため、続フルゴル調査団はのべ10万人にも及ぶ大人数となり、アルトの指示の元、ユースがこの兵団を率いてライン山脈への進攻を開始した。




