6-3 ディエート事件と封印の儀断行
五島エゴイズムにより、長であるバッファル島の七代目バッサー、シャインズ島の六代目レオニード、シーサーペント島の八代目マリス、オーディン島の五代目ウォルター、スターロック島の七代目ギリーは安寧神授の会の決定で、それぞれ二諸島バハムート討伐協会から兵を借り、再発を防ぐ堤防建設の労働力として使った。このことは次第に反感をかわれることとなった。
労働力として派遣された二諸島バハムート討伐協会の兵たちは、やがて協会からアストラル諸島諸国が脱退すると、同じくこの政策に不満を感じていた各島の義勇兵と結託して、バッファル島へ秘密で結集し、次の第四十二会安寧会議が行われた際にバッファル本部を襲撃し、会議は中断となった。また、安寧神授の会の警護係もアストラル諸国の後ろ楯を失って激減しており、抵抗力のなかった各島の長は無条件降伏をした。この襲撃事件をディエート事件と言い、降伏後に長が堤防建設の労働を権利化することで反乱は鎮圧された。
その後、兵団の長であるローザーは再発防止のためにそれぞれの長へ安寧神授の会解散を求め、長はこれに応じた。解散で役割を失った組員は堤防建設に回され、報酬として兵から相応の物資などが与えられた。
その一方、バハムート封印凍結によってバハムートの犠牲者はかなり増えていた。これを受けてローザーは各島の長とともに地下通路からアストラル諸島へ移り、諸国との交渉を行った。これに各国は快く応じて、再び協会が設けられた。この協会はバハムート封印を前提としていたために協会名は二諸島バハムート封印協会に改められ、ローザーを指導者に封印の計画が断行された。




