5-3 五大図書館とキドゥーニの館
結界が生成されてファルコンは島から去っていき、三大神にすがるようになったが、それでもまた足りないと感じる民がいた。
その民の1人であるレイスは安寧神授の会を結成し、ゼウスとヘラを最高神、マグマドラゴン、オーディン、スサノオをそれぞれ火、水、木の守護神とした。また、石像となった三大神はゼウス、ヘラに次ぐ上級神とした。この考えを安寧願の始神論と言い、この考えを元に安寧神授の会の会員の1人であるオールは『最高神、守護神、三大神による創造』というバッファル最古の神話書が著された。
このことを受けて二代島長も七賢者とともに安寧神授の会へと入会し、今まで行っていた神託による情報を共有するようになった。この状態はそれから約1000年の間続くこととなる。
しかし、入会から5年後には二代島長が亡くなってしまう。その時、安寧神授の会から三代目を選ぶこととなり、レイスの付き人であるラジェールが立候補し彼が三代目島長となった。同時に、七賢者も全て三代目と交代をした。
それからラジェールが神託を受けるようになり、最高神として崇めるゼウスから次なる災厄のために庶民に知恵を分け与えよとの神託があったという。これに対してラジェールは書物を集める館を各地に設置する提案を行った。ゼウスはそれを承諾し、島に七つの図書館を作ることとなった。
島の南西には尾っぽの図書館、陽の森には陽の館、陰の森には陰の館、その間の山の麓には山麓の図書館、戒めの入り江の中には入り江の図書館が建てられた。これらを総じて五大図書館と言う。
また、ラジェールは陰の森と戒めの入り江との間にキドゥーニの館を建設してその地下に巨大な書斎を作らせた。この時、キドゥーニの館は老朽化を防がなければならないという掟が作られこれを期に掟という考え方がバッファル島に定着するようになった。この動きをバッファルレジスレットと言う。




