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LEGEND MONSTERS(レジェンド・モンスターズ)-The Extra-  作者: プリンアラモード
レジェモン外伝 #28~#30
114/149

#30 マリリンVSハーフサタン(前編)

◆今回登場する人物◆

マリリン(21)

ここでは本物のマリリン。水の賢者となってからまだ1年であるが、この頃から島長・ウォルトとともに暮らしており、占いにも長けていた。

マグネス(135)

絶滅したハーフサタンの生き残り。固有魔法は触れた者の魔法行使を不可にする「インターセプト」で一並外れた身体能力と魔力量を有し、下手をすれば軍も1人で相手にできる程である。



 それはいつの頃であったか。それは、少なくとも前水の賢者・マリリンが真にまだ生きていた頃ではあった。だが、クリスの方は既に闇の賢者の位から退いてもいた。


 そんなある日のこと。島の長・ウォルトの宅、その前にある1人の男が現れた。それはバッファル島の長・ウォルトを脅かす者であり、あるいは本気を出されては7賢者を総動員しても敵わない相手であったかもしれなかった。それを感じたマリリンはすぐ表に出た。

 「よお、水の賢者。ウォルトめを殺るにはまず貴様を倒さねばならんよな。」

その男の名はマグネスと言った。残忍な目に屈強な体つき、おまけに膨大な魔力も感じていた。

 「その反則級な魔力...あなた何者?」

とマリリンが聞けば、マグネスは答える。

「ああ。俺は人と悪魔族の混血、つまりはハーフサタンだ。」

「ハーフサタン...ですって!?まさか...ハーフサタンは10年も前に事実上絶滅したはずよ。」

聞いたマリリンが驚くのも無理はない。

 確かに彼らハーフサタンは10年ほど前、シャインズ王国やらスカーレット魔法帝国やらが軍を率いて悪魔族とともに撲滅させたはずで、今は1人も残っていないはずであった。だが、今ここにソイツは現れている。


 「では、戦を始めよう。」

言うとマグネスは無詠唱で闇の波動を生む。それを見、マリリンはすぐに戦闘体勢へと切り替えてさらに自前の転移能力により、彼の真上を取り、さらに唱える。

 「ハーデストヘイル!」

すると、その手の先から高速で氷の礫が連続射出される。

「7賢者の一角も所詮その程度か...。」

マグネスは呆れたように呟き、続いて指をパチンッ、と鳴らす。その瞬間、全ての礫が砕け、次に黒い球がこちらへ撃ち出される。

「ハイドロシールド!」

それをマリリンは何とか水の盾で防ぎきるが、最後にはただの水へ戻されていた。

 マリリンは地に降り立ち、次の詠唱に移る。

「アイスベルグ!」

今度は「ハーデストヘイル」のさらに上、要する魔力は増すが氷の礫は氷塊と化し、その連続落下。これには、ヤツも魔法を発動する。

ドゴォォォッッッン!!!

現れたのは不可視の盾。落ちる氷塊の衝撃は魔力の歪みを生んでいる。

「フン...。まだ、弱い。」

そう不適に笑み、盾で氷を跳ね返し、次は攻撃魔法。

 ズドドドドド...!

黒い球が連なり撃ち出される。

「固有魔法・アクアハンドッ!」

そこをマリリンが水の賢者であるその証、賢者としての固有魔法を放つ。「アクアハンド」とは水流を操作する魔法。

 まず、マリリンは周囲の水を隅から隅まで集め、

「我が元に集え、数多なる水よ。」

の声とともに収束。そうやって、巨大な水球を生み出す。それを見て流石のマグネスも一瞬驚きを見せたが、すぐに余裕ぶった顔へと戻っいった。

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