5-1 5大老翁と7賢者
その頃、信十郎の時代が続いていたバッファル神国ではバッファル大地震により多くの民が死にゆき、さらにバッファル山の大噴火とを原因とするもバッファル大凶作が発生した。
この凶作により経済府は破綻し、信十郎はここを廃棄。また、外交府から魔術府に輸入品を運搬する民も激減したために人口の約4割をそこに残して信十郎たちは外交府へと移った。
また、バッファル神国よりは小さかったがこの影響をシャインズ王国も受け、不作が続いた。
そして、外交府に移った民たちのおよそ半数はかの大地震及び大噴火を神が天界で起こした聖杯戦争が原因だとした。これに対し民意は地震や噴火を起こすほどの戦争を発した神を崇拝する崇拝派とその因果を批判する反崇拝派に分かれ、長い間論争が続いた。信十郎とフリンは魔術戦士たちとも共同でこの統率を行うが、信十郎、フリンが共に餓死すると統率も途絶え、人々も論争の中で次々と餓死していった。
そんな中、外交府に移った内の兄弟の老翁5人が7人の魔術師を集結し、「洗礼の儀」という大魔術を起動しその7人にそれぞれ炎、水、森、光、闇、大地、空の7つの属性を象徴する力を割り当てられた。彼らは7賢者と言われるようになり、後にこの儀式は賢者が変代するときに常に行われるようにもなった。
初代の7賢者の名は炎がイフリス、水がディーネ、森がシェルファ、光がアポリエス、闇がルーナ、大地がゲノムス、空はアネモインと言った。
7賢者とともに5大老翁と呼ばれるようになった、フレイマー、ウォルター、ジュンゲラー、アスラー、デスラーの5兄弟は事が終わるとバッファル諸島の5つの島々へと分かれていった。ウォルターはこの後のために7賢者と共にバッファル島に残り、当時の第2代シャインズ王であるグリエルの許可の基フレイマーはシャインズ島へ、アスラーはスターロック島へ、ジュンゲラーはオーディン島へ、デスラーはシーサーペント島へと移り、それからはそれぞれ一族がその島の長となるようになった。




