4-3 中立区の新国
トリトン分割戦争の中途、アストラル諸島が分裂してからしばらくの間、開拓が非常に困難だったために中立区のまま放置されていたとサハリア島とドラゴニア島が戦争の難を逃れて流れ着いたトリトンの人民により開拓された。この開拓には様々な魔術が用いられ、それぞれ数ヵ月程で小国が建てられるほどの土地を整えることに成功した。
それから、人民らは独自でサハリア島にサハリア公国、ドラゴニア島にはドラゴニア公国といった様に共和制の2国が建国され、さらに独自で自由な交易が開始した。
これを見て、まず魔法帝国が彼らに干渉した。両国に干渉し、独立国として認める代わりにサハリア島とドラゴニア島でのみ育つ総じてサーペントフルーツと呼ばれる果実の自由貿易を要求した。この要求に関してサハリア公国とドラゴニア公国はそれぞれで会議を開き、揃って条件付きで応じることにした。その条件はトリトン島の四国から自国を守ることであった。
サーペントフルーツの欲しかったスカーレット魔法帝国は、この条件を受け入れ、スカーレット魔法帝国とサハリアル公国、ドラゴニア公国との国交が成立し、協定が結ばれることとなった。この協定を三国協定と言い、サハリアル公国とドラゴニア公国の結び付きはさらに強まった。
また、アスタル神聖帝国もこの2国と同様の協定を結び、最終的に四国協定となった。この協定は第二次魔術戦争が始まるのまでの長い間、続くこととなった。




