4-2 分割戦争終結のその後
トリトン分割戦争は開戦からわずか3ヵ月で、終結した。切っ掛けは国土への戦火の影響を恐れたスカーレット魔法帝国の仲介で、権力が分散して反対する力を失っていた政府、宮廷騎士、宮廷魔術師の四勢力は次々と魔法帝国に従って戦争を離脱していっていた。
その後の四勢力は直接的な戦火を交えることは無かったが、占拠と第一次魔導戦争に使われた超兵器保有の抑止力により領土が分割された。政府はトリトン島の東方の約4割を占拠してトリトン王国を継続し、また宮廷騎士団は島の西方の約3割を占拠して騎士長を中心としたトリトンナイト共和国を、宮廷魔術師は島の南方の残りの約3割を最高位を魔王とする南トリトン魔導国を作り出した。
その結果、兵器を持たない市民は一度弾圧されるが、トリトンナイト共和国の干渉により共和国の占拠地の一部が明け渡され、そこを共和国の兵や、兵器を持った市民が守護をした。
さらに、トリトン分割戦争の終結を見て、国交成立の交渉に来たシャインズ王国にトリトンナイト共和国が先に応じ、次に南トリトン魔導国も応じた。だが、トリトン王国は引き続き国交成立を断り続けた。
これを見て、トリトンナイト共和国と南トリトン魔導国は一時結束をしてスカーレット魔法帝国やアスタル神聖帝国の力も借りて、シャインズ王国の交渉を揃って援助し、最終的にトリトン王国が国交成立を認めたことでシャインズ王国は完全な独立性と外交関係を保有するようになった




