燃えろ!
多いので、名前を書いておきます。
舛田秋乃
平井章
田端香月
湯川犀
野嶋朔
夏見柚子
羽山ヒナミ
花火というより……。
夜。
公園に、秋乃と章、香月、犀に朔、誘われたヒナミと柚子が、それぞれ花火を持ち寄り集まっていた。
「はい、皆さん。今日は花火をやるために集まっていただき、ありがとうございます」
と秋乃が頭を下げる。
「堅苦しいぞ! 早くやろうぜ!」
とすでに両手に構えている香月が催促する。
「その前に、バケツを準備するのが先だ」
「じゃあ容れてくる──」
犀が言ったので、朔がバケツを持っていく。
「てか、何で夏見たちいんの?」
章が柚子とヒナミを見て言う。
そこに、朔が戻ってきて説明する。
「よっと……あれ? メール送ったじゃん。羽山たちも来るよって」
「そうだったか。忘れてたわ。悪い悪い」
と章が謝る。
「大丈夫だよ。急だったから」
ヒナミは手を振って頷く。
「そうね、邪魔だったら帰るから」
柚子も頷く。
「それでは、バケツも準備出来たし……楽しもう──」
と秋乃がろうそくに火をつける。
「よっしゃ! 任せろ!」
香月は両手に構えている花火に着火して、走り出す。
「うはー! 二刀流!」
「甘いな香月。おれは四刀流」
と秋乃は片手に二本ずつ持って着火する。
「危ねえだろ!」
「ふっ。章は小心者だから、一本でしか出来ないんだな」
「そういう問題じゃねえんだよ!」
と香月に章が吠える。
「じゃあ来いよ! もっと燃えて来い!」
「……行ってやるよ──!」
と章は二刀流で香月を追い始める。
「地獄を見せてやる……っ!」
「ギャーッ、章こっちくんな!」
香月は秋乃の方に逃げていく。
秋乃はそれに気づいて逃げ始める。
「ちょっと香月こっち来ないで──!」
「まきぞえじゃあ!」
「待てやオラあ!」
そんな三人を見て、しびれを切らした犀が怒鳴る。
「花火持って走ってんじゃねえ! 火炙りにすんぞ──?」
「「「ぁ……すいません……」」」
と三人は正座して謝る。
「何? 痛い目みたいの? それはそれでいいけど……どうする──?」
と犀が花火をペシペシと手に当てながら訊く。
「おい、湯川が本領発揮してきてんだけど」
と香月がコソコソと秋乃と章に言う。
「あれが湯川の本気……」
ゴクリと秋乃は息を飲み込む。
「静かにしろ、殺られるぞ」
章が注意したが、すでに遅く。
「私語は慎め──」
「「「はい──」」」
とSっ気オーラを発する犀。
その前でお叱りを受ける三人をよそに、朔とヒナミ、柚子は線香花火をやっていた。
「……いいな。罵声浴びせられて……」
「「え?」」
と柚子とヒナミが、三人を見て言った朔を見る。
「え? どうした?」
「いや……野嶋くんて、そういう趣味があるんだなって……」
とヒナミが言う。
「やっぱり、ああいう人と一緒に居ると、こうなるのね」
と柚子は怖いわ……と朔を見る。
「キレイだな──」
気づいてない朔は、のほほんと線香花火を見つめていた。
改めて犀の怖さと、朔のおかしさに気づいた、ある日の夜だった──
秋乃たちの花火を見て一言。
保梨「楽しそうですね!」
山井「ですね」
忍者「若いでござるな」




