六十六話:百人一首
12月21日、夕方5時34分。
天気:晴れ。風がビュービュー。
気温:寒い。
場所:学校の校庭。芝生はほとんど死んでる。
手:冷たい。
死ぬ:寒い。
やばい:もう帰りたい。
でも流石に帰ったらまずいから、私はお金とお菓子のためだって気合いを入れて、心の炎で己を温めようと試みたのでした。
無理でした。
というわけで(?)、一日アルバイトで集まったのは、
私と、ミルルンとローリエと、オリーブくんだけだった。後は全員知らない子。
しかも、班分けされちゃってさ。
ミルルンとは同じ班でいれたけど、ローリエとオリーブくんとは離れ離れになっちゃった。
「ええか、あんたら? 変なことするなよ?? 真面目に働くんやぞ!」
「ま、また後でね、二人とも......!」
あの二人と一緒に働けないのは残念だけど、まぁ仕方ないよね。二人が入った班って、クリスマスケーキ作り担当だったもん。
私がケーキ作ろうとしたら、何故かダイナマイトができちゃうからさ。むしろあの班に入れられなくてよかった......。
二人に存分に手を振った後、私とミルルンは、『お土産作り担当』?っていうよくわからない班のテーブルに向かう。
移動してる途中、ミルルンは私の手を握って、いつも通り指も絡めてきた。
お揃いのダウンジャケットが、お互いの腕で擦れ合う。
「んふふ~、ウィローちゃんと同じ班になれて嬉しいわ~。頑張ろうね~」
「......うん! 何かを作る系の仕事らしいから、爆発が起きないか不安だけど......」
「大丈夫よ~、爆発したら面白いもの~」
「何も大丈夫じゃなくないそれ??」
ミルルンの手は、ホットココアのように温かくて。手袋を忘れた自分を、そこまで呪わなくてよくなって。
一緒にいると、肩の力が抜けて。
それと同時に、今にもキスされるんじゃないかっていう緊張感も......。
『「気持ち悪い」......ですって......』
『やっと............やっと、わかったわ』
『全部......わたくしが............悪いのね』
「? ウィローちゃん、どうかしたの~?」
一瞬だけ、ミルルンがぐちゃぐちゃに見える。
多分、あの時のミルルンと今のミルルンを、重ねちゃったせい。
ピッタリ合う部分が、ほとんどないくらい。
あの時の彼女と、今の彼女は、まるで......別人のようで......。
「あ......う、ううん、なんでもない!」
私は何回も瞬きをした後、ミルルンの手をさらにぎゅってした。
「......?? ウィローちゃ——」
「わ、私は!......私は......」
私は近づいてくる班のテーブルを眺めながら、口を小さく丸めていく。
ほ、他の誰かに聞こえてたら、ちょっと気まずいから、
「す......好きだよ。ミルルンのそういうところ......」
「......!」
「お、面白くて! あとなんか、そのぉ、み、ミルルンって感じがする?から——」
すぐに手を引かれる。
視界がミルルンの満開の笑みでいっぱいになる。
頬に手を添えられて、花びらみたいな肌触り、で、っ
「ストーーーーーップストップままままってこ、公共の場でキッスは、ちょっっっ」
「大丈夫だよ~。お口じゃなくて、おでこにしようとしたもの~」
「そ、それでもキッスなのは変わらないからぁ......!!」
私は自分の顔を両腕でガードしながら、ミルルンからささっと逃げて。
ミルルンは、童話の中のヒロインみたいに追いかけてきて。
まぁ、そんなこんなで。
我々の班のテーブルに着く頃には、私たちはすでに大騒ぎしてたわけですが。
すでにテーブルを囲ってた、同じ班っぽい生徒二人もわいわい騒いでたから、無問題っぽかった。
「——れでぇ、もうほんと大変なんですよぉ! 『パンダ獣人は怪力だから』とかなんとかって言って、しつこく勧誘してき————......あ!!」
私たちの姿に気づいた生徒が、両手に空のガラス瓶とリボンを持ったまま、ペコペコっと頭を下げてくる。
「こんにちはですぅ~! ワタシたちと同じ班の方々ですかっ? 不束者ですがよろしくお願いしますですっ!」
あまりにもペコペコされるものだから、私も釣られてコクコク頷いちゃった。
「う、うん! 私も、そのぉ~......ふつつつか?なんちゃらってやつだけど、よろしく!」
「はい! 一緒に頑張りましょうねっ!」
彼女はワインレッドのふわふわボブから覗く、黒色のクマ耳をピクピク動かしながら、私たちに優しい笑顔を向けてくれる。
すると、彼女の向かい側に立つ生徒も、何も言わずにそっと手を——じゃなくて、つ、翼! 腕が全部翼になってるこの子!!
「あ、ご、ごめんなさいっ、この子ワタシの連れなんですけど、結構変わってて......い、良い子ではあるので!」
「......」
二人とも、半獣人科の生徒かな?
内気で敬語な子の方は、目の周りに黒い模様があるから、多分パンダで......ずっと無言無表情の方は、なんかの鳥なのはわかるんだけど......。
「んふふ~、みんなよろしくね~。わたくしはミルフォイルよ~」
とりあえず、ミルルンがパンダちゃん(仮名)の隣に嬉しそうに立ったから、私はミルルンの向かい側に立った。
間にあるテーブルが、無理やり距離を開けさせてくるけど......これはこれで、仕事しながらでも話しやすそうだな。
「私はウィローだよ! えっと......自分で言うのもなんだけど、私って爆発を起こす天才だから......なんか爆発したらごめん............」
「爆発......? あっ、ワタシはフィービー! もしかして、このお仕事は初めてですか?」
フィービー......?
あれ? そういえばこの子、どこかで会ったことあるような......? なんだったっけ......もしかしてクラスメイトなのかな......? えっと......え~~っと......??
「よ、よければ、ワタシがやり方とか教えてあげます! 一応ワタシ、去年もこのアルバイトやって......去年も同じ係だったので......」
パンダちゃん改め、フィービーちゃんは、テーブルの上に置いてあるガラス瓶とかリボンとかハサミとかビー玉とかミニオーナメントとか葉っぱ(とその他色々)をかき集める。
「え、えっとですね! ワタシたち『お土産作り担当』は、とっても簡単なお仕事です! ガラスの瓶に、クリスマスっぽいものをできるだけたくさん詰め込んで、蓋を閉じた後はリボンを結ぶだけ! あの......やって見せた方がわかりやすいかなぁ......?」
フィービーちゃんは小さくアセアセとしながら、何も入ってないガラス瓶の蓋を開ける。
黒い手袋付けてるのかな?って思ってたけど、これあれだ。毛だ。パンダの毛が、手も爪も全部覆ってる。いいなぁ~、温かそう!
「そのまま、こんな感じで、えっと、満遍なく? オーナメントを入れて......プラスティックの星とか、テーブルに置いてあるものを適当に......こんな感じで......」
「なるほど~。確かに簡単そうで、楽しそうだわ~」
「ぴゃっ!?」
あ、ミルルン、早速フィービーちゃんにくっついて......。
でも、キスする気配はなさそう。ただ彼女の腕にぎゅ~~ってしがみついてる。
フィービーちゃんは顔を真っ赤にしちゃいながら、震える手で瓶に葉っぱを落としてた。
ミルルンはいつも通りとして......フィービーちゃん、やっぱりどっかで会ったことあるような気がするんだよなぁ......。
このままこの子と話し続けたら、いつかは思い出せるかなぁ......?
「ね、ねぇフィービーちゃん! フィービーちゃんって半獣人科だよね?」
『口だけじゃなくて手も動かせ!』って、脳内ローリエに叱られたような気がしたから、
私は早速ガラス瓶を一個手に取る。
「キャベツくんって知ってる? その名の通りキャベツみたいな髪色で、背がめちゃクソ高くて......あやつも半獣人科なんだけど......」
「きゃ......キャベツ? う、う~ん、どうでしょう......? その子は何年生で——」
フィービーちゃんが答えてくれてる途中で、鳥ちゃん(仮名)が急に両方の翼を上げる。
危うく、翼が思いっきり私の肩にぶち当たってくるところだった。
び、びっくりしたぁ......そういえばこの子、私のすぐ横に立ってるのに、気配を感じなさすぎるというか......——
「っっっギャッッ!?!?」
「......」
急に背中に痛みが走って、一瞬何が起こったのかわかんなかったんだけど。
あの。
鳥ちゃん(仮名)に、私の翼の羽を一本抜かれました。
なんの脈略もなく。
もうね、びっくり仰天だよ。
鳥ちゃんさ、口に私の羽くわえてるんだもん。真顔で。
「......へ?」
「......」
「鳥ちゃん??」
「......」
そして、鳥ちゃんは私の羽を、ガラス瓶の中にペッッッてしたのでした。
そして、満面の笑みを浮かべたのでした。
「なっ......なっっっ......なにすんねーーーーーーん!?!?!?」
「......」
「痛いんですけど!? やめてよぉ、最近私の翼ただでさえヒリヒリして——」
「心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花」
......流石に幻聴を疑ったよね。
二度見したよね。二度見どころか、三度見くらいしたよね。
「久かたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」
鳥ちゃんは、翼(両腕?)で長い茶髪をバサッとしながら、当たり前のように話し(?)続ける。
「誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに」
「ま、待って? あの、と、鳥ちゃん? 鳥ちゃん??」
「有馬山 猪名のささ原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」
「鳥ちゃん???? 一旦落ち着こっか?? さっきから何を言ってるの????」
「『成長途中の天使の羽は、可愛い。むしり取るに値する』......って、言っております......」
そして、フィービーちゃんは、当たり前のように鳥ちゃん語(?)を訳してくる。
「契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋も去ぬめり」
「『自己紹介が遅れた。私はビーナス・モンスーン。セイレーン科だ』、と......」
「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞのこれる」
まだ脳が状況を処理しきれてないのに、鳥ちゃんは頬をぽっ......と染めながら話し続ける。
どこが照れポイントだったのかが本当にわからない。
「花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり」
「『セイレーン科なのに、どうして人魚っぽくないのかと不思議に思っただろう? どう見ても鳥獣人ではないか、と』......と言っております......」
そ、そんなことよりも、もっと気になることがあるんですけど......?
「うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを」
「『実は、セイレーン科には魚っぽくなるタイプと、鳥っぽくなるタイプがいる。見た目や属性こそ異なるが、どちらもセイレーンなのは確かだ』、とのことです」
「淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に......。............」
「『喋るの疲れた。しばらくやめる』、と......。......はぁ............」
フィービーちゃんはパンダ耳をぺしょ......とさせながら、私とミルルンにペコペコ頭を下げてくる。
「ご、ごめんなさい!! ビーナスちゃんは良い子なんですけど......その......」
彼女は大きくため息をついて、頭を抱えて......。
「ビーナスちゃんは、百人一首でしか話さないんです............」
「いやどういうこと!?!?!?」
***
結論:鳥ちゃんは、百人一首でしか話さない。
なお、何故なのかは誰にもわからない。多分、特に意味はない。
フィービーちゃんは、いつも勘で訳してる。
言うまでもなく、フィービーちゃん訳は、本来の百人一首の意味ではない。
本来の百人一首の意味ではありません。大事なことなので二回言いました。
鳥ちゃんの話し方についての議論を続けたら、頭こんがらがるだけだから、とりあえずもう話を変えよっかってことになって。
「そういえば~。みんなのルームメイトって~、どんな感じなの~?」
ミルルンは瓶の中にリボンをたくさん詰めながら、私たち全員に聞いてくる。思いついたことをそのまま口から溢れさせたって感じ。
こういうとき、ミルルンは救世主なんだよね~。
「わ、ワタシのですか? ワタシはその......あんまりルームメイトと会話してませんね......」
ミルルンのスキンシップに慣れてきたらしいフィービーちゃんは、もう頬は染めずに、空の瓶の中をじっと見つめてる。パンダと人間のハーフみたいな手で、赤紫の毛先をいじる。
「一応長い付き合いなので、気まずいとかはないのですが......必要最低限の会話しかしないというか......お互いあんまり干渉しない感じなので............」
「あら~。寂しくないの~?」
「さ、寂しくはないですよ。その、お互いが嫌いというわけでもないのですが、興味もないというか、そういう感じで......」
なるほど......。
確かに、ルームメイトと必ず仲良くしなきゃいけないってルールは、ないもんね。
............。
「山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば (私もルームメイトとはほとんど話したことがないな)」
鳥ちゃんはオーナメントを口にくわえて、瓶の中にペッとする。ちなみに、普通に人間の口だよ。クチバシとかではないよ。
フィービーちゃんの訳は、()の中でお送りさせていただきま~っす。
「我が庵は都のたつみしかぞすむ 世を宇治山と人はいふなり (話しかけてみても、いつもポカンとした顔をされてしまうんだ)」
「「「でしょうね~」」」
ミルルンは、私とフィービーちゃんとハモったことが嬉しかったのか、
両手で鈴を振りながらキャッキャ笑った。
「んふふ~。わたくしはね、ルームメイトと仲良しなのよ~。ローリエちゃんって言うんだけどね~」
......さてはミルル~ン、ローリエのことをみんなに自慢したくて、この話を振ったな~?
えへへ。後でローリエに、『ミルルンがローリエの話してたよ』って教えてあげよっ! 怒りそう~~!
「本当に可愛くてね~。初めて会ったときから、あまりにも可愛かったものだから、ついついキスしようとしちゃったの~」
フィービーちゃんも鳥ちゃんもつい手(翼)を止めて、ミルルンにまん丸い目を向ける。
うん。そりゃそーだわ。そりゃそういう反応になるわ。
私は慣れてるからあれだけど......。
「そしたら思いっきり投げ飛ばされちゃって~」
知ってた。
「ローリエちゃん、パニックになっちゃってね~」
知ってt......え?
「あの子、さわられるのが怖いらしいのよ~。わたくし全然知らなくて~。でもね、悪いのはわたくしなのに、何故かローリエちゃんの方が謝ってきたの~」
......私も、瓶に鈴を入れる手を止めて、ミルルンと目を合わせた。
この話、私も初耳っぽい......。
「投げ飛ばしちゃったことに、相当罪悪感があったみたいで~。ローリエちゃんったら、泣きそうになっちゃって......」
それって......。
『ご、めん、ほんまごめんっ、急で、急だったからびっくり、して、あーし、つい、』
『ご......めん、な......さい......』
......私が、ローリエちゃんを抱きしめようとしたときと、一緒だ......。
「だからわたくし、言ったのよ~。嫌だったら、投げ飛ばしてもいいのよ~って。たくさん叩いて、罵ってもいいのよ~って」
ミルルンは、偽物のホーリーベリーを片手に、目を細める。
トゲトゲの葉っぱは、偽物でも痛いのかな。
「わたくしは、ローリエちゃんに拒まれても、嫌いになったりしないわ~って。わたくしが愛を伝えるのは、ただの自己満足だから~って。そう言ったの」
彼女は、ふぅっと、息をつく。
笑顔が、ほんの少しだけ薄くなる。
「それか、どうしても怖いなら、ローリエちゃんに触れようとするのはやめるわ~って言ったの。でもそしたら、『そこまで気を使わせたいわけじゃない』って......」
彼女は、すぅっと、息を吸う。
すると、笑顔がぱぁっと明るくなった。
「だからね~、それならローリエちゃんも、気を使わずに叩いちゃっていいのよ~って言ったの~。お互い気を使わずにいましょ~って!」
............実は。
実は、さ。
心の底で、どこか、思っちゃってたんだ。
ローリエちゃんに突き飛ばされたあの日から。
私は駄目なのに、どうしてミルルンは良いんだろう、って。
ミルルンにぎゅってされても、殴るだけで。怖がったりしないのに。
どうして私に対してだけ、あんなに動揺したんだろう、って......。
嫉妬、とはちょっと違くて......その......私が............私だから、駄目だったのかなぁ、とか、ミルルンの方が心許されてるのかなぁ、とか......色々............
そんなこと、考えないようにしてきたけど............。
「それからローリエちゃん、わたくしがギュ~~ってしようとすると、たくさん殴ってくれるの~。んふふ~、可愛いわよね~~」
「......そ、それって......仲良し、なの、でしょう......か............??」
「君がため 惜しからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな (友情には、色々な形があるのだな)」
な......なんだぁ............二人の間に、そんなことがあったんだぁ............。
そうだよね。そりゃそうだよね。私にも知らないこと、たくさんあるよね。
私が見てないところでも、みんな......それぞれ、......。
「え......えへへっ......も~~~~ミルルン、その話初耳だよぉ! もしかしてそれ、私と会う前の話?」
「ええ、そうよ~。ウィローちゃんには話したことなかったかしら~?」
......聞けて良かった。
私......もっと、みんなのこと、知りたいな。
私が知らないこと、まだまだたくさんあると思うから。
ミルルンのことも。ローリエのことも。
キャベツくんのことも。オリーブくんのことも。
ブレイズくんの——
『もう。話しかけないでください』
——......こと............も............。
「............」
「......ねぇ、ウィローちゃん。最近、ブレイズくんとは——」
「大変だぁぁぁああぁぁぁあああぁぁぁああぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!!!」
心臓が、二回連続で握り潰された。
一回目は、ミルルンにブレイズくんの名前を言われたとき。
でもすぐに、見知らぬ誰かの声によって、心臓が別方向に飛んじゃって。
「た、たたたたたっ、大変だぁっっ、大変だぁぁあぁぁああ」
あれって......別の班の子??
体中に小麦粉つけたまま、色んな班のテーブルの回りを走ってるけど......もしかして、ローリエたちと同じ班の子だったりする?
「聞いてくれ!!!! 本当なんだって!!!! この目で見ちまったんだよ僕!!!!」
キャベツくん並にうるさい彼は、枯れた芝生につまずきそうになりながら、え、な、なんかこっちにも来て、え、っ
「僕さっ、トイレに行こうとさ!!!! 本校舎に行ってさ!!!! そんで見ちまったんだよ!!!!」
真冬なのに汗をだらだら流しながら、彼は私たちのテーブルに台パンしてくる。
ミルルンは首をかしげて、フィービーちゃんは後ずさって、鳥ちゃんは彼を睨んで、
それでも彼は去らずに、大きく深呼吸をして——
「ネルソービューの制服を着た悪霊がいたんだよぉぉおおおぉおお!!!!」
ブレイズくん。
だ。
それ
次話:恋だよっ!!!!
です、ブレイズくんとミルルンの関係が変わります
百人一首の本来の意味は、もちろん鳥ちゃん語ではありません。あれは全部なんとなくです




