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125話:告白したかっただけなのに

「『ホリデーダンスパーティー』......実は、ローリエを誘うべきか迷ってるんだぜぃ......」



一角先輩は両腕を組みながら、体全体をそっと横に傾ける。

頬にガーゼを貼ってるのは、この前蹴り飛ばされたからかな? でもそろそろ怪我も治ってる頃だと思うんだけど......。



「? 好きならさっさと誘えばいいゑ! 何を迷ってるんだゑ?」



キラ目先輩は、サンドイッチを一角先輩の角にバランスよく置こうとしてる。



「『ホリデーダンスパーティー』に誘えば、口にしなくても実質告白してるようなもんだから逆に勇気出るって、どっかの誰かが言ってたゑ! なら誘うしかないゑ!!」




へぇ~......そうなんだ~......へぇ~............?


......誘うしかないとか、簡単に言いやがってぇ......。




「でもローリエは、グイグイ来られるのは苦手だってガーディナーが......」

「えぁ、う、うん! 言った言った!......まぁでも、よくよく考えてみると......」



そ、そうだ。今はちゃんと先輩にアドバイスしてあげないと!

一角先輩がローリエを想う気持ちは本物っぽいし!



「ローリエはグイグイ来られるのが嫌っていうより、警戒心が強いだけというか......初対面のヒトに急に誘われたらそりゃ『は??』ってなっちゃうだろうけど、ある程度お互いを知った後なら案外......?」

「そ、そうなのか、だぜぃ? それならやっぱり......」



一角先輩は丸めた右手を眺めながら、己を奮い立たせるように唇を噛んだ。



「まずは相手に話しかけることから始めるぜぃ! パーティーには誘えなくても、クリスマスまでにはマブダチになってみせるぜぃ!!」

「おーーっ! その意気だよ! 私、頑張ってフォローするね!」

「なんかよくわかんないけど流石ライケルだゑ!」



この話、あとでキャベツくんにもしてあげないとなぁ。勝手にマーキュリー先輩のプリン食べたせいで、お腹を壊し続ける魔法掛けられちゃって今ず~~~っとトイレに籠ってるからね。




「......僕は、さっさと告白した方がいいと思うけど」



あ。プリン食べられて未だ不機嫌なマーキュリー先輩だ。噂をすれば......。



「ちなみに僕は今年もレベッカを誘——」

「誰もお前には聞いてねぇデスワッ!!」



あ。特に不機嫌じゃないけどマーキュリー先輩には当たりの強い、まつ毛先輩だ。



「というか、もしあいつがトモルと付き合ってるんなら、パーティーも彼と一緒に行くのではなくーーーーッテ?」

「そんな堂々と付き合ってるアピールしてくるとは思えないけどね。それに、僕はもうすでに誘ったし、本人も満更でもなさそうだったよ。断られたけど」

「おまえは常に通常運転ですわね......もはや呆れを超えて感嘆デスワ......」



マーキュリー先輩の強靭なメンタルはどこから来てるんだろ????


だって、レベッカ先輩とトモル先生が付き合ってる説があるんだよ?? それでも構わず毎日ちゅっちゅしてるし、告白もしてるし、いつの間にパーティーにも誘ってるし、



私も......先輩と同じくらいメンタル強ければなぁ......。


それかせめて、一角先輩と同じくらい勇気があれば............





「「............はぁ......」」




何気なくついたため息だった。


だけどまさかの誰かと被って、思わず顔をバッて上げる。





目が合ったのは、プニ先輩だった。





「「え............????」」




困惑のタイミングも被っちゃって、私たちはきょとんとした顔で互いを見つめ合う。

私に関しては、奇跡のアホ面しちゃってたと思う。



なんとなく、同じことを考えてたのがわかっちゃって。

ため息の理由も、お互い察しちゃって。




「......」

「......」

「————————っ!!」




————ここで、ウィローさんの勘が働いたのです。



これは、先に口を動かした方が勝ちだ、と。


先を越された方が、恥をかいてしまう、と。






だから私は前のめりになって早めに息を吸って床に両手をついて、

もし違ったらごめんなさいって心の中で叫びながら————




「っっっプニ先輩もっ、もしかして好きなヒトいるの!?!?」

「はぁぁぁあぁあぁぁあ~~~~~~~!?」




い......言っちゃった。勢いで......。


でも動揺してるってことは、は、鼻も赤くなってるってことはやっぱりっっ




「なななななな何言ってるだに!? な、なんでそんな、」

「だってプニ先輩すっごい意味深なため息ついてっ」

「それを言うならお前だって——」


「そうデスーーーーーッワ!! デボラも今まさに、恋に落ちていますノッッッ!」




まつ毛先輩は桃色の扇子をクルクル回しながら、「オーーーーッホッホヘホッホ!」って笑った。



「ネルソービューに入学したときからずぅ~~~っと片思いし続けてる相手がいるんデスノヨネッ! もういい加減さっさと告白しろって感じでしてよ!」



目が飛び出ちゃいそうなほど動揺してるプニ先輩をよそに、彼女は楽しそうに語り続ける。



「デボラったら本当に奥手でして、相手とは今まで数えぇ~~~るほどしか話せたことがありません〜~~っノ!」

「ぁ......あ......っ......!」

「ちなみに相手はエルフ科の、同じく四年生の——」

「ぁぁぁぁあ゛あぁぁぁぁああ゛あ゛黙れだにぃいいぃいいぃいいい!!!!」



プニ先輩は顔どころか体中を真っ赤に染めながら、その大きい手でまつ毛先輩の顔を鷲掴みにする。え、大丈夫? まつ毛先輩死なないそれ??



「違うだにっ、違うんだにいぃいいぃいっっ、わたすは、わたすはただっっっっ」

「うぶぶぶえうべべべうべうべうべうぶうげぐううううえぇぇえ」

「わたすはただ遠くから見てるだけで幸せでっっっ」

「は、離ッ、アテクシを離ッッッぉうぶっぶぶぶぶぶぶっぶ」

「つ、付き合いたいとかそういうんじゃないだにーーーーーー!!!!」



プニ先輩は目をぎゅって瞑りながら、まつ毛先輩を壁にぶん投げた。


まつ毛先輩は雑なCGみたいに倒れると、そのまま動かなくなっちゃった。

......いつものやつだね。




「はぁっ、ハーーーッ......ハ~~~~~~~~~~ッ......!!」

「ほ、ホームランだゑ......」

「それを言うならデッドボールだぜぃ......」

「......ここには情けないやつしかいないの?」



マーキュリー先輩は肩をすくめると、空飛ぶディスクの上でヒレを揺らしながら、プニ先輩に近づいた。

ディスクの位置を高くして、彼女と目線を合わせる。



「好きなら告白する。パーティーに誘う。両想いならキスする。なんでそれだけのことができないの?」

「黙れ論外っっっ!!!! それができたら苦労してねぇだによ!!!!!!」



それな!?!?!?



「そ、それにわたすは付き合いたいとかキスしたいとかじゃなくて、ぱ、パーティーに誘うつもりなんて最初からないだにっ、だから——」

「どうして自分の恋心を否定するの?」




......マーキュリー先輩は、別に怒るつもりも責めるつもりもないみたいだった。


ただ、心の底から不思議そうな顔をして、首をかしげる。瞳に白い泡を浮かべて、スパのように温かくシュワシュワさせて......。



「ヒトを好きになるのは普通のこと。キスしたいって思うのも自然の摂理。なのに、なんで否定するの?」

「......、......そ......それは............」



珍しく真っ当(?)なことを言ってるマーキュリー先輩を前にして、プニ先輩は言葉を噛み砕く。頬の熱の一部だった怒りが、少しずつ涼んでいく。


......私も。つい、息を止めながら二人を見ちゃってた。




「認めるのが怖いの? 自己防衛? それとも——」


「だ、だってわたす、か、可愛くないしっ」




プニ先輩は自分の腕を掴みながら、地面に向かって吐き捨てるように言う。

うつむいて、瞼を半分閉じて......笑う。


笑った、の。眉を下げながら。肩から力を抜きながら。




「相手はエルフ科で、すごく綺麗で......トロールなんか相手にしてくれるわけがなくて......」

「......」

「わたすは太ってる、し......髪も生えてない......恋愛なんて、今までうまくいった試しがないだに............」




普段はうるさいみんなも、ただ静かに先輩の話を聞いてた。

キラ目先輩は慰める準備をしてるのか、両腕に大量のサンドイッチを抱えてた。



プニ先輩は自分の両肩に手を置く。自分を撫でるように、抱きしめるように、

首を絞める、ように。


腐敗してしまったかのように、笑顔が崩れていく。




「わたすは.......不細工、だから............あの子と釣り合うわけ——」


「それは違いますワーーーーーーッ!!!!」




ぶん投げられて気を失ってたはずのまつ毛先輩は、額の血を拭いながら駆け寄ってきた。


私もマーキュリー先輩も押しのけて、プニ先輩の前に立って、

彼女の小指を、強く、両手で包み込んだ。




「『可愛くない』? あなたが???? 本気で言っているんデスノッ!?」

「....................................え」



まつ毛先輩は小さな白羽を震わせながら、詰め寄るようにさらに一歩前へ踏み出す。



「肌が綺麗で柔らかくて!! まつ毛も長くて!! こんなに良い素材を持っておいて、おまえは一体何をほざいているんですの!?」



見開いたプニ先輩の瞳に、蝶のような金色が映る。

濃い紫の中だと、どんな光も美しく見える。



「確かに今のおまえは完璧ではないかもしれませんワッ!! ですが!! メイクをすればおまえは間違いなく化けますの!!!!」

「..................メイク............」



プニ先輩は肩を落としながら、ゆっくりとまつ毛先輩から顔を逸らす。

眩しすぎる太陽から目を逸らすように、少しだけ眉間にしわを寄せて。



「で、でも、わたすに似合うメイクなんて......それにそもそもメイクって、相手を騙してるみたいで——」

「???? 『騙してる』? どこが??」




長いまつ毛が、日の出のようにゆっくりと上がる。


夜が明けて、黄色が空に溶け込んで現れるのは、青色。



まつ毛に埋もれなくなった彼女の瞳は、綺麗な昼の空模様。




「メイクというのは、自分という素材を最大限活かすための手段です--ッワ! それこそ自己表現の頂点!! ありのままの自分を見せることと、一体何が違うんですの?」



そして。


まつ毛先輩はどこからともなくメイクポーチを取り出す。

その小さな翼で羽ばたいて、プニ先輩に顔を近づけて。



............先輩が持ってる道具の名前も、プニ先輩に触れる色の名前も、私が知らないのは。


生前、私がいた世界では......メイクをすることすら、罪だったせいなのかな。

人間はそれだけで、地獄に落とされるような世界にいるからなのかな。




「ちょ......っ、きゅ、キューティー、っっか、勝手に——」

「デボラ、アテクシと約束なさい! 今年こそアイツをパーティーに誘うんデスノ!」



まつ毛先輩はプニ先輩の頬に手を添えて、優しくつねるように触れて、



「アテクシに任せなさい!」


「アテクシが絶対、あなたを世界一可愛いトロールにしてみせますワッッッ!!!!」




桃色のチークをさらに赤く染めながら、彼女は満面の笑みを浮かべた。

瞼を色づけるラメは、それこそ......魔法のようだった。




......プニ先輩は何か言おうと口を開く。だけど、口紅で唇を塞がれる。

彼女はただ瞳を揺らして、指先を震わせて、


そっと、瞼を閉じたの。













「ちょっと、おまえたち!! 何ぼけーーっと見てるんデスノ!?!?」



え、あ、


まつ毛せんぱ




「ウィロー!!!! こっちに来なさい!!」

「!? な、なんで私——」

「アテクシの分身を作りなさい!! 召喚術が得意なのでショウッ!?」




先輩はベージュのメイクポーチを掲げながら、ウインクする。


恋の矢の代わりに、真っ赤なリップスティックを構える。



それこそ。



恋のキューピッド、のように——






「————せっかくの機会ですもの! このアテクシが、おまえたち全員に完璧なメイクをしてやるデスーーッノ!! オーーーッホホホホヘホッホホホ!!!!」







***


「..................だからオレがトイレから帰ってきたとき、お前ら全員まつ毛バッサバサだったんだなァ......」



学生寮への帰り道、キャベツくんはすごく納得したような表情で頷いた。



......まぁ。そりゃあ。あのまつ毛先輩がメイクするってなると、まつ毛+30センチにされますよねぇ。マーキュリー先輩は意外と似合ってたけど。


流石に重すぎたから私、申し訳ないけどすぐに外しちゃって......

でも、つけまつ毛以外はすごくまともというか、可愛かったというか......。




「まつ毛先輩も、やっぱりすごく良いヒトみたい! 私にもね、メイクいっぱい教えてくれたの!......難しくてやり方ほとんど忘れちゃったけど」

「忘れたのかよ!?!? まぁテメェは鬼ほど不器用だし、自分じゃメイクとかできなさそうだしなー」

「お? やんのか? お? お??」




プニ先輩も、勇気を出すのかな。


まつ毛先輩と約束させられてたもんね。好きなヒトをパーティーに誘うって。



メイクしてもらってるとき、楽しそうだったもんね。

変わっていく自分を見るのも、奮闘してるまつ毛先輩を見るのも、

あの場所にただ、いるのも。ずっと。




「私もメイクとか生まれて初めてだったけど......なんていうか、すごいなって思ったよ!」

「へははっ、語彙力どした?」

「キャベツくんも今度やってみれば?」

「マジで言ってる????」




私は自分の頬に触れた。

ふぁんでーなんちゃら?ってやつと、チークがまだ少しだけ残ってる。指先を見てみると、少しだけ色が変わってる。


スイーツに触れたときと、似た感触。

ドーナツの生地と似た心地。



お菓子作りとメイクって、案外似てるのかな。


素材を活かすために、可愛く調理してあげるの。

ハート型のフルーツを飾ってみたり、波模様のクリームを塗ってみたり。




「....................................」




だから。勇気が出るのかな。


甘味が、心を満たしてくれるのと同じように。



恋する女の子の背中を、押してくれるのかなぁ。





「............ねーねー、キャベツくん」




パーティーまで、あと五日。



私も。


私も、勇気を出したいな。




「わ......たし......ね......?」




少しくらいなら、恋心をぶつけてもいいのかな。


私のこと、可愛いって言ってくれた君に。




「そ、の............えと......レベッカ先輩、が............っ......その、っ」




心を軽くしてくれた君に。


素直じゃない私でも。

可愛くないことばっかり考えちゃう私でも............、




「~~~~~~~~~っ、私——————!」


「? ガーディナー、なんか落とし——......」







————————速報。


レベッカ先輩からもらった、ホリデーダンスパーティーのチケットを。



一枚。


二枚。彼の目の前で落としちゃいました。




「「........................」」




どうやって落ちたのかわかんないけど、ずっとポケットに入れっぱなしだったのが悪かったのかわかんないけど、


それはヒラヒラと桜のように舞って、キャベツくんの足元に落ちて。


彼はそれを一枚拾って、もう一枚をぽかんとした表情で眺めて。



............まだ。最後まで言えてなかったのに。




キャベツくんはきっと気づいちゃった。




思いっきり『ホリデーダンスパーティー』って書いてるチケットを、しかも二枚、落としたってことは。


私が誰かを誘おうとしてたことは、明白で。

きっと彼にとって、月の色より明らかで。



今の話の流れ的にも、きっと............。






「「..............................」」






..................も、





「ガーディナー......これ、って............」





も~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!




なあぁぁぁぁぁあんで私はいっつも!! いっつもこういうときに限ってドジすんの!?!?


大事なとこだったのに!! せっかく勇気振り絞って誘おうと思ってたのに!! 自分の口から言おうと思ってたのに!!!!



チケット落としてネタバレしちゃうとか!! 結局全部バレちゃうとか!! 無理無理ダサすぎかっこわるすぎっっっ




どどどどどどどうする?? こっからどう挽回する????


ちょっと待ってえ待ってあの本当に待ってくださいあのっ





「きゃ......キャベツくん違っ......ちが、くないけどちがって、あ、の、っ、」





だめ。ここで誤魔化すのは流石にだめ。



ここまで来たら最後まで言わなきゃ。もう勢いで、かっこよく真っ直ぐしっかりとッ





君と、ホリデーダンスパーティーに行きたい、って。



君と一緒がいい、って。






「................................................ぅ」






言わなきゃ。


言わなきゃ、



言わなきゃっ



言いたい......!!!!





伝えたいっ、


だって私、ずっと、




一年生のときからずっと————————!!








「キャベツく」

「ガーディナー」






手首を掴まれた。


しかも両方。まるで、逃げてほしくないみたいに。




そのまま足を動かしてきて、抗えなくて後ずさるしかなくて、


背中が壁に強く当たる。





「     」





痛くない。でも動けない。




生まれて初めて、壁に迫られて。


世間では、『壁ドン』って呼ばれてるやつをやられて。





私は。そっと顔を上げた。





......彼はうつむきながら、私と目を合わせてくる。影が瞳を目立たせている。



気配の温もりを感じるほど。

鼓動が聞こえてくるほど。

黄緑色の髪が、私の鼻に落ちてくるほど。

彼はすぐ近くにいた。




「あ、っっっぁ、あぁあ、、あ、、ぇ、ぅあ、」




背中で翼が暴れる。足が震えて立てなくなりそう。

顔が馬鹿みたいに熱くなって、汗ダラッダラで、メイクも笑顔も剥げ落ちそうで、




「ぁっぁあばばっばばばばばばぁぁぁlbぁlばlばbぁばあばlb」




こんなんになっちゃうくらい、好きなのに。


キャベツくんのこと、好きなんかじゃない、なんて。



今まで誤魔化してた自分、アホすぎるね。





「なぁ............ガーディナー............このチケット............」

「っっっっっ」




言う。


今度こそ言う。言うの。私。







「......————————————す」



「おまえ..................っ、だ、誰を誘うつもりなんだ............?」








............................................................は?








「オリーブか? それとも、他の誰かか............?」

「......」

「オレの知ってるやつ、か......?」

「......」

「............」

「......」

「......」






キャベツくんは私から顔を離す。


小刻みに震える指先で、私の両手を掴んだまま。



赤らめてるのか青ざめてるのかわからない表情のまま、真珠模様の瞳を泳がせる。





——————この男。まさか............






「あ......れ? お、オレ、なんでこんな......?」

「......」

「は、はは......わりぃ、オレ......え......??」

「......」








誘われる相手が自分だということに、全く気づいてない——————?














次話:鈍いフリ

です。鈍いのも、鋭いのも才能です

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