巨大ロボVS巨大戦艦
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《ドゴゴゴォ――――ン!!》
《ドガゴゴゴッ―――!!》
宇宙海賊バジュラの強固な装甲の巨大戦艦と巨大化した怪人鬼サソリが、ぶつかり合い『東京』全体が大きく揺れていた。
互角に見えた双方の戦いが、突如巨大戦艦からとてつもなく強大なエネルギーによる砲撃を怪人鬼サソリがまともに喰らい…跡形もなく消滅してしまった。
「ちょっと!? あの怪人やられちゃったわよ!」
「不味いな…レッドたちは、まだか!?」
怪人鬼サソリが、巨大戦艦に目の前でやられたのを見て『ピンク』と『ブルー』が声を上げていた。
「じゃーん! 待たせたな!!」
「やっと来たわね! ふざけてないで私たちも、巨大ロボに合体してさっさと奴らと戦うわよ!」
「よーし! やってやろうじゃねえか!! このまま、巨大ロボに合体するぜ!!」
危機一髪といったタイミングで『レッド』と『イエロー』が合流したことで、5人のヒーローたちの士気が一気に高まり、リーダーである『レッド』の掛け声と共に巨大ロボへと合体して巨大戦艦との本当の戦いが今、始まった。
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ヒーローたちが巨大ロボで巨大戦艦と戦い始めたのを見た【悪の秘密結社S】の首領は、ブラックキラー大佐に即座に命令していた。
「ええい!! 何をやっておるのだ! ここで万が一にでも、ヒーローたちがあの巨大戦艦を倒してしまいでもしたら、我々のこれまでの苦労が水の泡ではないか!!」
「わかっております。すぐにでも、次の怪人を巨大化して奴らを今度こそ、我々が倒してみせますので、しばらくしばらくお待ち下さい!!」
目の前で自分たちの怪人が木っ端微塵にされてしまい…ヒーローたちが、颯爽と現れてカッコ良く巨大ロボで巨大戦艦と戦いを繰り広げているのを見て【悪の秘密結社S】の首領としては、今ここでヒーローたちにあの巨大戦艦を倒されてしまったら人間たちの立場が危うくなると危機を感じて地団駄を踏んでいたのであった。
そして、ヒーローたちの様子はというと…
「くっそ!! あいつら強すぎだろ!?」
「装甲が固すぎて、たいしたダメージを与えていないわ!」
「何かとっておきの秘密兵器とか、ねえのかよ?」
「あっ!? そう言えば、オヤジがこの赤いボタンを押したらすげー武器が出せるってこないだ言ってたぜ!!」
予想よりもかなりの苦戦を強いられてヒーローたちもかなり焦っていた。そんな中で、とっておきの秘密兵器があることを『レッド』が思い出して目の前の赤いボタンを迷わずその手で押していた。
「うわっ!! 何だ!?」
「何かこっちへ飛んでくるぞ!?」
「あれがすげー武器なのか!?」
『レッド』が赤いボタンを押したら、物凄い勢いで地下秘密基地のある方向から巨大ロボを目掛けて飛んでくる物が見えた。
「何でも良いから、あれを受け止めるのよ! レッド!!」
「へいへい! 言われなくてもキャッチしてやるよ!」
そして…受け止めた武器は、即座に変形を始めて巨大ロボにピッタリ合う大きな剣に姿を変えて巨大ロボの右手に収まっていた。




