黒魔楽師だった少年
大事なことを書き忘れていました。お気に入り小説登録ありがとうございます!これからもがんばりますのでよろしくお願いします<(_ _)>
「何となくルーチェさんの人格はその人のせいで歪んだんじゃないかと思うんですが。」
「いや……もともと結構歪んでたわよ?まあ、悪化したのは事実だけど。」
「いいように進んでるのか悪いように進んでるのか……微妙なところだよね……。」
散々だ。私、そんなに悪い人じゃないっての。
「ところでさ……シェールって黒魔楽師?」
さて、ここで魔楽の説明だ。魔楽とは――――
楽器に召喚したいものの色をした六角形の宝石――――〈触媒〉をはめ込み、音楽を演奏することでものを召喚する術のこと。黒魔楽とは、黒の触媒を使う魔楽のこと。基本的に嫌われる魔楽だ。人の負の感情に侵入し、操るからだそうな。まあ、黒魔楽だって使いようによっては人助けになるのだけど。ちなみに白魔楽というのも存在する。こちらは、神社が代表的だ。浄化を専門とする。また、黒魔楽と違って、ごくごく一部の人しかできない。神社の中でも神の加護を受け、神に愛される人しかできない。そして、ミリエナは白魔楽師だったりする。冗談抜きですごい。
「う……ばれちゃいました?」
「当たり前でしょ。黒いかまいたちなんて……そもそも何で私たちなんかを襲ったのよ?」
そりゃあ、私だって、結構な数の人間から恨みを買っているが、何もこんな少年に襲われるいわれはない。見たところ暗殺者ってわけでもなさそうだ。
「う……いつもの日課なんです。黒魔楽の調子を見るんですよ。屋上なら誰もいないと思って……。」
なるほど。魔楽の調子ね……確かに納得できる。
「木の上にいたのは?」
「学園には内緒なんです。ばれたら怒られると思って……下手したら退学になりかねませんし……。」
「連発したのは?」
「最初の時点で十個って決めてたものですから……本当にすみません。あの……怒ってます?」
「あたりまえでしょ。いきなり襲われて怒らないわけないじゃない。それも人が、穏やか~な気分になってた時に。」
不幸な偶然が重なったってことだ。シェールからしたら最悪だろう。屋上には人がいないと思って、十個のかまいたちを用意し放った。屋上に穏やかな気持ちになっている人がいた。機嫌を損ねた。そして、桁外れに強かった。本当に最悪な偶然だ。私が穏やかな気持ちだったのも、強かったのも、そして屋上にいたことさえも偶然なのだから。
「まあでも許してあげるわ。このままだとかわいそうだし。黒魔楽のことも黙っておいてあげる。私たちも学園に秘密にしてることとかあるしね。」
「ありがとうございます!僕も、今日から二年A組の生徒なんです!よろしくお願いします!」
やっぱり同い年かよ……なんというか、それにしちゃ幼い顔立ちだな……。
「特例として入れたんです。言ってみれば飛び級ですね。僕の黒魔楽のお師匠様が手を打ってくださったんです。」
なるほど。シェールにはお師匠様がいるのか……。
「両親は早くに僕を捨ててしまったので……拾ってくださったのがお師匠様です。」
何とも言いづらいな。本人あっけらかんとしてるけど。それ、結構ディープだぞ。シェール。
「ふーん……」
ほらみろ。ミリエナもリインもなんとも言えないって顔してるじゃないか。
魔楽についてとやかく書かれていますが特にこの物語に絡んできません。じゃあなんで書いたんだよとか言わないであげてください。どっちかっていうと魔法とか剣とかそっちがメインな気がする。あはは……すみません。ごめんなさい。反省しつつも直しません。だって黒魔術白魔術じゃ後々困ったことになるんだもん。




