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よくなかった教育

十六日に更新できなかった……うう。週一更新が目標です。なんか目標が下がった気がします。すみません。

「うん。ねぇイーリン先生?」

「そうだよな。私なんていらないよな……今まで気付かなくてごめんな。最低だよな。」

「ほら、なに別世界にトリップしちゃってんですか。」

「うー……だって……」

「あんなの冗談の反対の反対の反対じゃないですか。」

「それって本気ってことじゃないか!」

あ、ばれちゃった。まあ反対の数が奇数なら本気、偶数なら冗談なんだけど。

「まあまあ……人生諦めが肝心ですよ。」

「ここで諦めたら教師として何かが終わっちゃう気がするんだ。」

「いいじゃないですか。エリオスみたいに人間として何かが終わっちゃってる人だっているんですから。」

「あ、なんかちょっと元気になった。」

「壊されたいんだな?」

「すみません、めっちゃかなしーです。」

やっぱり変わり身が早くなるよなぁ……まあイーリン先生は昔エリオスといろいろ……それはそれはいろいろあったわけだしな、気持ちは分かる。

「はぁ……ルーチェ、お前はとりあえず誰かを蔑んでなきゃ生きていけないんだな?」

「え?壊されんのってイーリン先生じゃなくて私?」

やだなー……まあ仕方ないのかもしれないけどさ。

「どっちも。」

最悪の答えが返ってきた。ナニコレ?どっちかじゃなかったんですか?ねえ、ゴシュジンサマ?

「いや、だってさ……人格としてエリオスを褒めるなんて正直な私にはできないよ……人間失格を褒めることは不可能だよ。」

「いいんだよ、人間として失格でも。そもそも人間なんてこの世で下から数えたほうが早いような生物だろ?」

そういうあんたは悪魔だろうが。人間よりも下だろうが。

「そうだね。人間として失格でも悪魔としてなら……」

「……そうだな。」

「開き直ったんだね。」

「立ち直ったんだよ。」

「そういうことにしておいてあげよう。私は優しいからね。」

「腹立つなー……いっぺん地獄に落ちろ。」

「誰かさんの手を取った時から落ちてるからもう落ちなくていいね。」

ま、その前から落ちてるんだけどさ……生まれた時からずっと……そもそもこの世自体が地獄なのだから。この世に生まれ落ちた時と同時に地獄に落ちた。

「この頃どんどんルーチェがだめになってる気がするんだよ。」

「リイン、この子はずっとダメな子よ。誰かさんの教育のせいで……もとい調教のせいで。」

「なんで、こいつの性格の悪さを俺の教育のせいにするかなー……絶対ルリアの教育だろ。」

生まれ持ったもの+いろいろな人々の教育+この世界だろうね。

「まあルリア姉様の教育も結構ヤバかったからな……笑顔でこの世は本当に無能だらけねなんて言う人、あの人以外に知らない。」

「ほら、俺の教育じゃないだろ?」

「君も言いそうだね。五分五分じゃない?」

「あんなのと一緒にしないでほしいね。」

いや、似てると思うけどな。娘の私から見ても。まあ根本的に違うということを除けばだけど。

「そもそもやってることが違う。ルリアがやったのは教育だろ。」

「ああ、そっか。君がやったのは調教だもんね。」

「……言い方が悪いだろ。」

「でも正しかったり間違ってたり……正しかったり?」

「はいはい、ただしーです。」

あ、諦めた。まあ確かに正しい。けどちょっと補足しとくか。

「母様がやったのは、基礎教育で人として教育したんだよ。エリオスがやったのはその補強、あとは管理。人として教育された記憶はないね。」

物として扱われたことなら山ほどあるけど。


イーリン先生とエリオスの間での抗争は気が向けば書きます。まあただただエリオスが壊していくだけですが。こいつに対抗できるのってルーチェかハイリツかハイリツの姉ぐらいですよ。

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