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戦いは熾烈を極め、アスモさんが剣からレーザーを放てば、異形となった魔王がバリアでそれを防ぐ。更に、ツァラトゥストラの神聖魔法がアスモさんを強化して、アスモさんが斬り込むが、それを今度は異形となった魔王が放つレーザーで妨害する。といった、見てるこっちが目が回るほどの攻防。
「ていやー!」
「いきますよ!」
「させるか!」
手に汗握るとは、まさにこの事であろう。私は岩場の影から戦場を見やる私は、ただジッと戦況を見守る。
「……くっ、こうなったら、くらえ! ブラスト・カリス!」
それは、圧倒的な程の魔法攻撃だった。アスモさんが倒れ、ツァラトゥストラも倒れた。そして、
「…………ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、…………フハハハ……ヤッタゾ……フハハハ……」
と魔王が勝利の笑い声を上げる。しかし、
「…………まだだ……」
「…………そうで……す……私……たちは……」
「「……まだ、負けていない!」」
アスモさんとツァラトゥストラが立ち上がり、吼えた。
──はてさて、彼女等の力の源はいったい何処にあるのやら? と、まあ、そんな事を考えつつ、私は見守り続ける。
「……ク、クソ、ナラバ、我ノ、真ノ姿ヲ、見ルガ、イイ!」
なんと、魔王は第二形態から第三形態へと更なる変身をするようだ。
更なる魔力──いや、瘴気が濃くなり、魔王の姿が変わっていく。
人と異形を掛け合わせたような姿となる傲慢の魔王。ついに、最終ラウンドといったところか。ってかさ、普通に仲間が集まるまで待てなかったのかねー、アスモさんは。
「うおおおぉぉぉー!!」
「これで、最後です!」
「ヤラレル、モノカー!!」
凄まじい戦いだ。なにしろ、動きが全然見なえなくて、時折、“キン! キン!”と足が止まったところで姿が見える。だが、互いに消耗は激しいようで、だんだんと消えている時間は短くなり、そして、遂に決着の時が──。
「……ハァハァ、ハァハァ……」
立っていたのは、魔王!
こりゃ、マズい。
倒れ伏す、アスモさんとツァラトゥストラは、まだ死んではいないようで息があるが、放っておけばトドメを刺されてしまうだろう。
「……なんとか、ならないかな……」




