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転生? 何ソレ、美味しいの?  作者: 白月 仄
二章 魔王と勇者と神官と
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 戦いは熾烈を極め、アスモさんが剣からレーザーを放てば、異形となった魔王がバリアでそれを防ぐ。更に、ツァラトゥストラの神聖魔法がアスモさんを強化して、アスモさんが斬り込むが、それを今度は異形となった魔王が放つレーザーで妨害する。といった、見てるこっちが目が回るほどの攻防。

「ていやー!」

「いきますよ!」

「させるか!」

 手に汗握るとは、まさにこの事であろう。私は岩場の影から戦場を見やる私は、ただジッと戦況を見守る。

「……くっ、こうなったら、くらえ! ブラスト・カリス!」

 それは、圧倒的な程の魔法攻撃だった。アスモさんが倒れ、ツァラトゥストラも倒れた。そして、

「…………ハァー、ハァー、ハァー、ハァー、…………フハハハ……ヤッタゾ……フハハハ……」

 と魔王が勝利の笑い声を上げる。しかし、

「…………まだだ……」

「…………そうで……す……私……たちは……」

「「……まだ、負けていない!」」

 アスモさんとツァラトゥストラが立ち上がり、吼えた。

 ──はてさて、彼女等の力の源はいったい何処にあるのやら? と、まあ、そんな事を考えつつ、私は見守り続ける。

「……ク、クソ、ナラバ、我ノ、真ノ姿ヲ、見ルガ、イイ!」

 なんと、魔王は第二形態から第三形態へと更なる変身をするようだ。

 更なる魔力──いや、瘴気が濃くなり、魔王の姿が変わっていく。

 人と異形を掛け合わせたような姿となる傲慢の魔王。ついに、最終ラウンドといったところか。ってかさ、普通に仲間が集まるまで待てなかったのかねー、アスモさんは。

「うおおおぉぉぉー!!」

「これで、最後です!」

「ヤラレル、モノカー!!」

 凄まじい戦いだ。なにしろ、動きが全然見なえなくて、時折、“キン! キン!”と足が止まったところで姿が見える。だが、互いに消耗は激しいようで、だんだんと消えている時間は短くなり、そして、遂に決着の時が──。

「……ハァハァ、ハァハァ……」

 立っていたのは、魔王!

 こりゃ、マズい。

 倒れ伏す、アスモさんとツァラトゥストラは、まだ死んではいないようで息があるが、放っておけばトドメを刺されてしまうだろう。

「……なんとか、ならないかな……」

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