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さて、海鮮丼を食べ終えて、私はオーサカの町をブラリと歩く。だが、私の後ろにはツァラトゥストラとアスモさんという歩く問題発生機がウロチョロしていた。
私は極力、後ろを気にせず町中を歩いていると、
「──きゃっ!? 離して!」
「──えーやないかい、我!」
等と、まるでそうなことが当たり前のように事件が発生。ま、当然、
「止めないか!」
と、アスモさんが止めに入って、はい、解決。
そして、助けられた女の人は、
「あ、ありがとうございます。ぽっ♡」
と、なる。はてさて、これは、いったいなんの喜劇か?
そんな事を思いつつ、私は我関せずとオーサカをゆく。
──さてさて、私はフラグなる強制力が働く様を甘く見ていた。
もうね、甘々のマンマミーアである。
オーサカに行った日より数日後。
いつも通りに私はギルドに行き、“薬草摘み”の札を取り、受付へ。しかし、そこはまるで恐慌状態で、
「──大変ですよ、ミエアさん。『嘆きの丘』が現れました!」
受付嬢がそう告げる。
『嘆きの丘』とは、伝説にある七大魔王の拠点の一つらしい。らしいというのは、私が又聞きしたからである。
っつうかさ、これは勇者アスモさんが原因だよね。七大魔王を倒す勇者らしいし。
私は今日は“薬草摘み”は無理そうなので、取り敢えず、家へと帰ろうと思って踵を返す。
すると、そこにはギルドに駆け付けたアスモさんがおり、
「おお! 丁度、いいところに!」
私の手を掴むと、駆け出した。
──……はい?
意味も分からず、アスモさんに引っ張られて付いていく私。取り敢えず、
「ちょっと、アスモさん、何処に行くんですか?」
尋ねる。すると、
「──そんなの決まってるよ。七大魔王のいる『嘆きの丘』さ!」
──をひ。
「──ほう、それは興味深い。私もご同行させて貰いますよ!」
いつの間にやら、やって来たツァラトゥストラも加わり、何故か、私まで魔王退治のメンバーにされてしまっている!
そして、辿り着くは『嘆きの丘』へのロストマジックによる転移ゲート。
「さあ、魔王を倒すよ!」
「いざ、行かん!」
「ちょ、私は関係ないじゃん!」
こうして、私は強制的に魔王退治へと乗り出すのだった。




