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「──終点、オーサカ。終点、オーサカ。」
流石は鉄道。イマーチからオーサカまでを数時間で結ぶとは。私は鉄道を降りて、駅を出る。
足は魚の市場へ。
私はいつものように頼りにしている仲買人がいる場所に行くと、既に仲買人はそれなりの数の魚介類を買い込んでおり、私や他の顧客を待っていた。
「おはようございます」
「おう、おはよう。ミエアちゃん。いいのが入ってるよ」
私は早速、父親に頼まれたメインの魚介類を買い、更についでに私の趣味の魚介類を買う。そして、ここで“チート”の登場だ。私は精霊に話し掛け、買った魚介類を瞬時に凍らせて貰う。
「ほう。流石は、ミエアさんですね。瞬時に此処まで冷凍するとは、魔法ではこうも上手くはいきませんよ」
ホント、喧しい神官だこと。私は無視して、仲買人に、
「それじゃ、これらはいつも通りに」
「はい、毎度ありがとうございます」
代金と心付けを渡して、私は魚市場を後にするのであった。
さてさて、今日は海鮮をたんまり食べるぞ。
私はオーサカの町を練り歩き、先ずはいつも行っているお店に。
「いらっしゃい!」
「海鮮丼を……二つ」
一瞬、ツァラトゥストラの事を無視しようかと思ったが、まあ、一緒なワケだし、致し方なく、私は二人分注文する。
待つこと暫し。
“ドン!”と、丼が運ばれてくる。そこにはより取り見取りの海鮮が。魚の刺し身・烏賊・海老・雲丹・蟹・貝柱etc.etc.。
「なんと! これが海鮮丼ですか。どれどれ。あーん。モグモグ……」
私はワサビを醤油で溶かして、海鮮にかける。箸を手に取り、丼を持ち、いただきます。
「……オー、マイ、ルビス!」
ツァラトゥストラが、自らの信ずる神の名を口にする。そして、噎び泣いていた。
──もう少し、静かに食べられないのかな……。




