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転生? 何ソレ、美味しいの?  作者: 白月 仄
四章 そして、今日も、薬草摘み
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 散々、魚市場を荒らし回ったヘルハスとファナリスをなんとか鎮めて、次なる目的地へ。

 ──ハァー。いきなり、すっげー、疲れた。

「お主も、大変よのう」

 ──そうなんですよ。大変なんです。ところで、マジでこの辺りで?

「うむ。まあ、見ているがいい」

 私は埠頭にて、遥か先に見える帝国領を見やりながら、エアリアルの言葉にオーサカと帝国領の間にあるヤオ潮をに目を向ける。

 ちなみに、ヘルハスとファナリスは途中で買ったゲソボールとたこ焼きを互いに食べ合い、ホクホクしていた。

「──アワーイアス! アワーイアス! いるのであろう! 姿を顕せ!」

 エアリアルの呼び掛けに、海がうねる。そして、そこには六枚羽根の水で出来たドラゴンが姿を顕す。

「──……エアリアルか……」

 水のドラゴンがいるのはヤオ潮の真上。だが、そのサイズはオーサカからでもハッキリと見えるほどで、その大きさは推して知るぺし。

「──……な、な、エレメンタルドラゴン!?」

「──……まあ、大きなドラゴンですわ!」

 水のエレメンタルドラゴンのアワーイアスの出現にオーサカの港は大パニック。しかし、アワーイアスにはオーサカの騒ぎはどうでもいいようで、

「……ほう、エアリアル、お前が選んだのが、その者か」

 アワーイアスは私を見て、エアリアルとの話を続ける。

「ああ、その通りだ。お主も、契約を行い自由にならぬか?」

「──契約か。……そうだな……。」

 エアリアルの言葉にアワーイアスは、オーサカの埠頭にいる私を見て、

「……よかろう。世話になる」

 そう言うと、こちらの承認も無く、契約を結んでしまう水のエレメンタルドラゴン。

 私と契約を結んだ事で、姿を消すアワーイアス。

「……ふむ、久し振りである。このように人と契約して出歩くのは」

「そうであろう、アワーイアス」

 相も変わらず周囲の状況に関係なく、和気あいあいと語り合うエアリアルとアワーイアス。

「──……ちょっと、ミエアさん、後でお話が……──」

 ──…………チッ。

 ヘルハスの顔を私は見ずに舌打ち。面倒は避けていたつもりだったが、まさか、エアリアルの呼び掛けに堂々とアワーイアスが姿を顕すとは……。ハァー、先が思いやられる。


 さて、アワーイアスの出現で一時騒然となったオーサカは既にいつも通りにの賑わいを取り戻していた。

 ヘルハスとファナリスも海鮮丼を食べて、一先ずは機嫌を直す。特にヘルハスだが、終始柔和な笑みを浮かべオーサカを楽しむのだった。



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