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学校内体力テスト

 「今日の授業は体力テストじゃ!今日の授業は過酷なものになる。全員がいい結果を出すことを期待しておるぞ」


 体力テストかぁ〜

 体力には自信があるぞ。あそこ(会社)で死ぬほど働いてたからな

 って死んだんだった


 「それでは外に行くぞ。質問は後じゃ。全員、ついてくるのじゃ」

 「「「はい!!」」」


 〜〜


 って、なんだこの人数は!?

 体力テストってこのクラスだけじゃなくて別のクラスもやるのか…?


 「えーと、ここで体力テストするのじゃ。これは全学年対象じゃから少し人が多いが気にするでない」

 「「「はい」」」

 「それでは、1031番、1208番、1939番、1300番のクラスは先生の指示に従い、体力テストを始めてください」


 お?俺たちのクラスが呼ばれた。

 てかやっぱり数字バラバラだなぁ。気分とかで決めてんのかな?

 

 「それでは、ついてくるがよい」

 「「「は〜い!!」」」


 〜〜


 「それでは全員いるかね?」

 「「「はい!!」」」

 「全員いるようじゃし、最初のテストは持久走じゃよ。持久走というのはどれだけ長い間走れるかを測るものじゃよ。そこに線があるじゃろう?線と線を走り続けるんじゃよ。ちなみに止まったり、歩いたりしたらそこで終わり。記録はそこまでじゃよ」

 「「「はい!!」」」


 いわゆる時間制限のないシャトルランか。


 「それでは、ポジションを決めて、全員がポジションを決め終わったら私が笛を鳴らすからそれを合図にスタートするんですよ?それと、各ポジションに人がいるでしょう?もしいなかったら先生に言ってね。その人は今何回か数えるための人ですので気にせず走ってよし!」

 「「「わかりました!!」」」


 そう言ってみんなはポジションを決めに行った。

 俺はどこにしよう?まあこういう時は無難に端っこでいいか


 「ヨシ、ここでいいか」

 「そうだな!なかなかいい場所だぜ!アフラが選んだだけある!」

 「そうね!これで場所を探す手間が省けたわ!」

 「アフラ、ありがとう」


 って、えぇ!?いたんだ!?

 まずいな。シャトルランで子供、ましてや3歳児に負けると恥ずかしいぞ…


 「それでは」


 「そろそろ、始まるよ」

 「1番多かったやつがすげえってことで!」

 「いいわよ。全力を尽くそうじゃないの!」


 ピッ!

 ダアー


 笛が鳴ると同時に全員が速く、力強く走り出した。

 たった一人を除いて


 シャトルランのコツは早く走らないこと、体力をできるだけ使わずに走れるかどうかが鍵だ

 ここで、100回を超えてやる。


 -20回時点

 まだまだ!ペースを上げてもいいくらいだ


 -40回時点

 キツくなってきたがまだいける!

 ここで7人が脱落!

 残るは41人!


 -50回時点

 はぁ、はぁ……まだ、まだだ……

 ここでノクス、ブルガー、シカモ、アミニ、ルクス、他21名が脱落!


 -55回時点

 まだ、まだいける!

 ムファルメ、シュトルツ、他6人が脱落!!


 -60回時点

 なかなかにきついな…

 心臓の音がはっきりと聞こえる。

 だめだ、何も考えるな。走ることだけに集中しろ

 ヴィゲ、エリザ、エミリア、アルデンス、他3名が脱落!

 残るはアフラ(三浦蓮)一人!


 -80回時点

 苦しい、痛い、楽になりたい、もう無理だ…

 ここで止まればすぐに楽になれる…

 周りが何か言っている。ダメだ何も考えるな。何も思うな。何も見るな。

 あと一回、あと一回でいいから、足よ、動け!


 -81回時点

 もう、無理だ…


 「ゲッホゲホ」

 「大丈夫かね?」

 「は、はい」

 「よく頑張ったの。まだテストはあるんじゃが、いけそうかね?」

 「も、勿論です」

 「それではついて来れるか?」


 先生はそう言って手を差し伸べてくれた

 初めは怖かった先生も、知れば知るほど優しい(デーモン)なのかもしれない。

 〜〜


 「次は上体起こし!上体起こしとは、上半身を膝まで起こす運動のことを言います!場所はさっきと同じところで構わないので私が笛を鳴らしたら始めるんですよ!わかりましたか〜?」

 「「「わかりました!」」」


 「てかさっきの持久走でアフラすごかったじゃない!」

 「今回はお前が勝ったけど次は俺が勝つからな!」

 「81回、すごいよ!」


 81回か…

 やっぱり100回は俺には荷が重すぎたようだな。

 まあ頑張った方か。


 「それでは…」

 ピッ!


 〜〜


 アフラの記録:7回

 エリザの記録:20回

 ヴィゲの記録:19回

 ノクスの記録:12回

 平均的な記録:15回


 〜〜


 「次は、反復横跳びで〜す!今みんなの足元には3本のラインができたと思います。その3本のラインの真ん中に立って、時間制限以内にサイドステップを何回できたかを測定するもので〜す!ラインを踏むか越えたら1回とカウント、この回数が多ければ多いほどいいぞ!」


 「そんな簡単なことなら無限にできるぜ!今度こそエリザを越えてやるぜ!」

 「いいわよかかってきなさい!」

 「もう、疲れた」

 「俺もです」


 「それでは」

 ピッ!


 〜〜


 アフラの記録:19回

 エリザの記録:29回

 ヴィゲの記録:29回

 ノクスの記録:20回

 平均的な記録:28回


 〜〜


 「次は立ち幅跳び!これが最後よ!これはどれだけ前に飛べるかを測るぞ!高さじゃないからね!それじゃあ頭のいいみんなならわかったよね?それじゃあ始めていいかな〜?」

 「「「はい!!」」」


 「もう、流石に無理だ…」

 「アフラもか… 俺も疲れたけど今度こそはエリザを越えるぜ!」

 「寝言は寝てから言いなさい!」

 「戻って休みたい…」


 「それでは!」

 ピッ!


 〜〜


 アフラの記録:61cm

 エリザの記録:90cm

 ヴィゲの記録:91.5cm

 ノクスの記録:70cm

 平均的な記録:92.3cm


〜〜


 「みな、自分のベストを尽くしたようですね!えーと、ここに総合評価の表を貼るので、みんな、見にきてね…」

 「「は〜い」」

 「見終わったら教室に戻ってご飯を取ってから帰ってヨシ!各競技の表はあとでここに貼るから見にきてね」

 「「はい」」


 「そ、それじゃあ見に行くか…」

 「そ、そうね」

 「う、うん」


 なんで3人とも気まずそうなんだ?

 いや、気のせいか。きっと疲れてるだけだろう


 〜〜


 「は、ははぁ」


 総合評価ダントツの最下位…

 はは。笑っちゃうよねって笑えねえ

 え?居残り(残業)とかないよね?


 総合評価:

 ノクス:81人中37位

 ヴィゲ:81人中5位

 エリザ:81人中3位

 アフラ:81人中81位


 「ま、まあ持久走では1番だったから…」

 「そうだね。また来年にでも頑張るとするよ」

 「そうだな。来年こそは持久走でアフラを超えてやるぜ…」

 「来年は私も頑張る」

 「それじゃあ教室に戻ってご飯を取ってからまた会いましょう!」

 「そうね、そうするとしましょう」


 〜〜

 ??「ッチ、あいつ調子に乗りやがって。ムカつくなぁ」

 影は、静かに、誰にも気づかれることなく、アフラの足元に忍び寄る。少しずつ、少しずつ、着々(ちゃくちゃく)とその距離を縮めていった

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