学校初日
本当はこれを前の話に投稿する予定だったんですが、2話に分割させてもらいました。
ゴオオオオオオオ―――ン……!
鐘が鳴り、ヴィゲ、エリザ、ノクス、アフラの四人は広場に向かった。
広場に最初に入って目に飛び込んできたのは埋め尽くすほどのご馳走と有能そうな笑顔で優しい先生、などではなく‥
馬鹿でかい広場に、それを埋め尽くすほどの本、まるで図書館だ。まさかあれ全部暗記しろなんていうんじゃないだろうな…?
「そんな、わけないよね…」
そう俺が口から漏らした時
ヴィゲ「すげえ。こんなにいっぱいの本があるなんて…」
エリザ「な、な、な、なによこれ?!知らない本がいっぱい!」
ノクス「すごい、あの本達、全部読んでみたい」
「「「な、アフラもそう思うよね?!」」」
と仲良く聞いてきやがった。ワクワクはしてないが…
ここは空気を読んでおこう。
「あー、ソウダヨネ、アフラすっごいワクワクシテキター」
「そうだよな!アフラもそう思うよな!」
「さっすがアフラ、わかってるじゃない」
どうやら俺の名演技で全員を欺くことに成功したらしい。我ながら流石である。良かったー
「でも、ちょっと、棒読みすぎる気が…」
なに!?この俺の名演技を見破るとは…
ノクス、かなりの知能の持ち主なのでは!?
「なーにいってるのよノクス、アフラがそういってるんだからきっとそうなのよ!」
「まあちょっと棒読みすぎる気がするが、アフラの喋り方なんて初めの時から変だっただろ?きっとそういうもんなんだよ!な、アフラ?」
それはフォローになっているのか??なんだか味方に刺された気分だ、、、
「ウン、モチロン、俺がキミタチニウソナンテツキマセンヨ」
「それなら、本当?」
「本当!」
よし、どうやら信じてもらえたようだ。小さい子を騙すのは、なかなか罪悪感が残るものなんだな…
これからはノクス達にできるだけ嘘はつかないでおこう。
「なあなあ、学校ってすげえ楽しそうなものなんだな!」
「この広さ、それを埋め尽くすほどの大量の本、こんなの見たことがない!!」
「学校、楽しみ」
まあ確かに、こんな大量な本を見たことがないな。ここまで大量な本はアメリカ議会図書館レベルじゃないか…?なんだか考えれば考えるほど
「確かにこれはすごいな‥」
周りの人もあまりの衝撃で口を開けたまま立っている。
「ねえねえ、これだけいっぱい本があったら魔法についての本もあるのかな?!」
魔法‥?どういうことだ?魔法と言えばRPGでお馴染みの‥?まさか存在するのか!?この世界には?!
「なあ、魔法っt」
「鎮まれ!!」
この広場全体に響き渡る、何者かの声
それはまるでまるで脳内に直接話しかけているようなはっきりとした、きれいで、澄んだ声だった。しかし、それはどこか、感情を忘れた、まるでAIのような…
「これより、我らリベルタス・ウィス・ディウィティア学校(通称:リウデ)の中で守らなければいけないこと、もといルールを説明する。このルールを守らなかったものには厳しい罰則が与えられると心に刻んでおきなさい」
おお、急に学校ぽくなったな
その声の持ち主はやはり周りと余り変わらない容姿だ。顔とかは変わるんだけどね。肌の色と翼に尻尾、全員特徴が似てるからな―
違うのは身長、顔、体つき、こう見ると結構違うな。やっぱり俺には見る目がないのかな?
それにしても何だ?リベルタス・ウィス・ディウィティア学校って。聞いたことも、見たこともないぞ。ここは異世界なんだから当たり前か。それにしてもなっがーい名前だな。それより、ここは3歳の子が入るいわゆる幼稚園だろ?罰則なんてあるのかよ、、、
この世界では普通なのか?
いや、もしかしたらタダの脅しかもな。ルールを破らせないためにそう言ってるだけかも。
でももし本当に厳しい罰則があったら、、、
ビシッッ!!
「「はい!!」」
おいおい、みんなすげえな。この歳でこんなことできるのは前の世界には居なかったぞ、、、
何なら俺の知り合いに50超えてもちゃんと部下にお辞儀したり、挨拶したり、感謝出来なかったやつすら居た。この子達を見習ってほしいものだ。
っとそんなことより、ここは俺も空気を読んでビシッと立たなくては。
「よろしい。それでは、今からルールを説明する。一つ!この学校から抜けだそうなどと考えないこと!2つ!ここにある本を外に持ち出さないこと!3つ!決闘は学校内でやらないこと、やるなら外でやりなさい!4つ!学校のものを壊さないこと!これが最後、5つ!殺さない!これが主なルールよ」
「「「はい、もちろんです!!」」」
殺さないって...
何を殺さないんだよ?!人、、、いや、学校で飼ってるハムスターとかに決まってる!そうだよね!うん。あと決闘ってなんだよ!!学校内でやっちゃダメで外でやっていいって...
まあそんな輩なんていないだろうけど。まさかカツアゲのために決闘をする輩がいたりするのか?
それ以外は普通の校則だが、その2つがどうも気になりすぎる...
「それでは、これより教師を決めてもらう。各自、自分が就きたい教師を決めるといい。もちろん、これは早いもの勝ちだ!異論があるものはいるか?」
広場が静まり返った。みな異論はないということだろう。この世界では自分でクラスを決められるのか。なかなかいいな。そういえば、先生ってどこに立ってるんだ?見当たらないが、、、
「よろしい。それでは、これから教師たちにはここに集まってもらう。その教師から、この学校のことについて色々聞くといい。今日はみな疲れているだろうから、その後、寮に行って良し!もし、時間内に決められないようなら我々が決める!」
そう言って、リーダーらしき人が指を鳴らした。そうすると、母が俺を家に連れたときのように地面から謎の文字が出てきて、そこから人が出てきた!まさか、これがヴィゲたちの言ってた魔法ってやつか!?
いつ見てもスゲェ―。俺もいつか使えるようになりたいな。そうすれば満員電車とは無縁の生活を送れるし。もし使えるようになれば、旅行だって簡単に、、、
「どうしたの?アフラ?急に笑顔になって?」
「ん?!あー、いや、たいしたことないよ」
「そう、ならいいけど、、、 それより、早く先生選ばないと枠なくなっちゃうよ?」
え?もう始まってたの!?やばいやばい、てか枠ってなんだよ!聞いてねえぞ。まあそんなことは良くて、早く決めないと!厳しそうな先生だけは絶っっったいに避けないと!!
「ああ、も、もちろん。今考えてたところだよ!」
「そう?とてもそうには見えなかったけど」
やはりこの子、感が鋭い、、、
「そんなことより!ノクスはもう決めたの?」
「も、もちろん」
なーんかやっぱりノクスって時々俺を警戒してるっていうか、怖がってるんだよな。取引先の機嫌取りで培ったこの俺の目に間違いはない!ハズ。
ゴオオオオオオオ―――ン……!
終了の合図である、鐘が鳴った。近くで聞くとうるさくも、聞いた人を虜にするような、不思議な魅力のある音色だった。空からみどりの粒子、塵のようなもの落ちてきた。それに触れると、不思議と元気が出た。
それより、もう、終わったのか!?まだそんなに時間経ってないはずでは!?
「時間はまだ経っていませんが、とある教師を除いて、全教師の枠が埋まったので、まだ教師を決めてない人はその教師についていくように!それでは」
そう言って、リーダーらしき人は去っていった。
嘘、だろ?!こんな早く枠が埋まるなんて、、、
そんなの、残ってる先生って絶対、厳しそうな先生しか、、、、
いやいや、もしかしたら笑顔で手を振ってくれる優しい先生かもしれないし...
ジロッ
「もしやお主、まだどの教師の枠に入るか、決めておらぬな?その余ってる教師というのはわしじゃよ。よろしくな」
そう、笑顔で手を振りながら、言ってきた。やっぱり、て、訂正しておこうかな、、?笑顔で手を振ってくれてもや、優しそうな先生とは限らないって。違和感、最初俺を見たときに少しジーっと見てきた気がするんだよな。気のせいかな?
「それでは、お主ら全員ついてくるがよい。教室まで案内するぞ」
「「は、はい」」
そう、先生は言ってから、手を前に出し、重厚な扉に触れた。そんなことしても意味ないだろ、そう思わないほうが不自然であった
ギィイイイ
そう音を立て、円状の広場の壁にある、扉が開いた。
まじかよ!?文明はそこまで発展してないように思えたが、そうではないのか?
先生たちは、生徒達を連れ、ドアの奥へと足を踏み入れた。
それにしても、この先生の言動はすごく優しそうで、ちょっと話し方がおじいさんっぽいだけだが、恐怖心を感じるのはなぜだろうか?
その先生は、顔にはでかい一切れの傷、それが恐怖心を感じる理由かもしれないが、それ以外に怖い理由が俺にはあるように思えた。
この先生について行ってる子達も、平気そうだが、怯えてる様子だ。強がってるのかな?3歳はそれくらいのお年頃なのか?
怖いと思ってるのは俺だけじゃなくて、なんだかホッとした。それにしてもこの子達、身をかがめて俺を盾にするような構えをしてるんだが。俺が先頭だし。
「なあなあ、アフラ、この先生のクラスになるってまじかよ?なんだかすげえ怖そうだぜ?アフラは怖くねえのか?」
ヴィゲがそうコソコソ話で話しかけてきた。まあ、俺の意思で入ったわけではないんだが、ここは正直に俺も怖いと言っておこう。誤魔化そうとすればより状況は悪化するかもしれんしな。
「この先生についたのは、俺の意思じゃないよ。それに俺もこの先生怖いと思ってるよ」
「そうだったんだな。なんだか安心したぜ。それより、この先生の傷、なんだか不気味じゃねえか?治癒魔術で直せねえのかな?」
魔術だと!?初めて聞いたぞ!なんだか魔法との違いがよくわからないで有名の!?そういえば、忘れるところだったが、魔法についても聞かなくては。ここが魔法、魔術を使える世界なのか、それだけは知っておきたいな。
「なあ、魔術ってなんなんだ?魔法についてm」
ジロッ
何だ?!先生が睨んできた、というよりジーっと見てきた気がする。俺じゃなくて、ヴィゲを。俺の気のせいか?そうだよな。きっと。
「何だ、知らねえのか?魔法と魔術ってのは、俺も詳しくはわからないんだが...」
「ちょっとヴィゲ、こんなところで何してるのよ。もうすぐ教室に着くわよ!」
そうエリザが言い終えると、ヴィゲを連れて行こうとした。
「まあ、魔法と魔術はきっとそのうち学ぶだろうから、今は気にすんな!」
そう言って、自分の班に戻っていった。ちょっと、今いいところなんだけど!?まあ、後々わかるならいいか。それより、俺の班ももうすぐ着くのかな?廊下はちょっと広めの木でできたザ・廊下って感じだ。なんだかんだ数分くらい歩いてる気がするが、思ったより遠いな。クラス番号とかあるのだろうか?あったら666とかかな?
「もうそろそろでクラスに着くぞ」
と、そんな俺の疑問に答えるように、先生はそう言った。
それ心の声でも読めるのか?この先生。この人は思ったよりすごいのかもしれないな。
広場とは違う口調のように思えるが、キャラづくりかな?
懐かしいな。確か中学の自己紹介でふざけた挨拶をしてスベった事もあったっけな〜
ガラガラガラ
戸が立て付けの音を立てて開いた、
お?クラスについたようだ。番号はえーっと、あった!1031、なんとも普通な番号だった〜
普通ではないのか?数字が四桁あるし。そんなにいっぱいクラスがあるのか??1031クラス...
一体何人いるんだ、、、
「さあ、お主ら、クラスについたぞ。入るがよい」
そう言われ、皆クラスに入っていく。
「これから、お主らには自己紹介をしてもらう」
ガラガラガラ、バタン
おそらく、魔法や魔術で閉めたであろう引き戸
空くさと響く音を最後に、襖の向こうへ消えていった。
また、アフラの物語の1ピースが埋まろうとしていた。
ほんとにほんとに申し訳ない。3日くらいWi-Fiを使えなくて"また"投稿が遅れました。あとパーティーがあったので。実質4日くらいサボってたかな?あと〆方普通すぎるかな?どうしたらいいんですかね?ほんとにこれ以外思いつかない




