↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/21

旅立ち

久々の投稿ですみません。

言い訳させてもらうと外が暑くて書く気力がなくなったという感じです。皆さんも熱中症には気をつけて

陣ってのがなんか少し物足りないと感じて陣→魔陣に変更しました。

 「どうしたの?何かあったの?アフラ?」


 母..さん...?

 そうだ。ここはもう家なんだ


 「なんでもないよ。実は学校を退学になっちゃって」

 「そうなのね。なんでか教えてくれる?疲れてるなら今日はゆっくり休んでもいいのよ」


 やっぱり母さんはどの世界でも偉大って聞くが本当なんだなあ

 優しいなぁ


 「疲れてないよ。大丈夫。何があったか話すよ」

 「本当?無理してない?」

 「本当に大丈夫」

 「じゃあ、なんで泣いてるの?」


 あれ?俺って泣いてたんだ。

 大の大人が情けないなぁ...


 「泣くくらい辛いのなら休んでもいいのよ?」

 「ほんとに大丈夫だよ」

 「それならいいけど… じゃあ何があったか話してくれる?」

 「実は…」


 〜〜


 「そんなことが… よく頑張ったわね。今日は特別にレトルト食品以外を食べましょう!」

 「レトルト食品以外があったんだ」

 「もちろんよ!7歳以上から学校が提供するようになるのよ」

 「なぜですか?」

 「実はね、7歳までは魔力の多く込められた食べ物を食べると魔力量が多くなるって言われてるの」

 「なるほど〜」


 そうなのか。

 だから学校に行くまでクソまずい物を飲まされたのか


 「まあそんなことは良くて、食材を買ってくるからベッドで休憩でもしたらどう?」

 「じゃあお言葉に甘えて」

 「じゃあ行ってくるわね。ノックされても絶対にドアは開けちゃダメよ?」

 「わかってるよ!いってらっしゃい」


 えーと確かベッドは2階だったよな。

 確かここかであってるよな


 コンコンコン


 1ヶ月と2週間ちょいくらいだっけ?それくらいしか離れてないはずなのにもう懐かしく感じる。

 あれ?ベッドってこんなにふかふかだったっけ?

 なぜだかすごく懐かしく感じる。まるで1ヶ月以上離れたかのように

 ああ、なんだかもう全てがどうでも良くなった…


 「むにゃむにゃ...」


 〜〜

 「アフラ、アフラ?あら、もう寝ちゃったのね」


 何か聞こえた気がする。

 母さんか?起き上がらなきゃ。でも、動きたくない...


 「待って...」


 そう言うのが精一杯だった。

 そう言い終えると俺はまた深い深い眠りについた


 〜〜

「ふあ〜」


 朝か?ふと時計の方を見ると、時計の針は6時を示していた

 そういえば母さんがちゃんとした料理を作るとか言ってたんだった!

 急いで下の階に行かなきゃ!


 「あら。起きたのね。そんなに急がなくていいわよ。それじゃあ食べましょう」

 「うん。遅れて本当にごめんなさい!」

 「別にいいわよ。さ、温めてから食べましょう」


 そういうと母さんは料理をとりに行ってきた。

 これは…


 「カレー?」

 「正解。私特製カレーよ」


 そういうと母さんは鍋(のようなもの)に入ったカレーに手をかざすと完全無詠唱でカレーを温めた。

 もしかして母さんって相当な実力者じゃないか…?


 「それじゃあ食べましょうか」

 「そうですね」


 そう言い終えると母さんがカレーを皿に盛り付けてくれた。


 「ありがとうございます。それじゃあ」

 「「いただきます」」


 香りと見た目はいい感じ。

 あとは中身だが… 頼む! 真珠色に光る飲み物よりかは美味しくあってくれ!


 パクッ


 「「美味(うま)っ!」」

 「どう?気に入ってくれた?」

 「もちろん!ほんとに美味しいです」


 あとは米があったら完璧なんだが…

 まあないなら仕方ないか


 「よかったわ。おかわりもあるわよ」

 「もらってもいいですか?」

 「もちろんよ。今度は大盛りにしてもいいかしら?」

 「はい!」


 〜〜

 いや〜今日はお腹いっぱいカレーを食べたな〜

 そういえば何しよう?図書館は夜まで使えないし、学校にはいけない。

 まあ暇だし運動でもするか。外は危ないって先生が言ってたっけ?

 誘拐とかが多いんだとか。怖いし室内で運動するとしよう。

 こう言う時にパソコンとか携帯があったらな〜


 〜〜

 ついにきた!夜が!

 この時のために運動してからぐっすり寝てたんだ。

 そういえば先生が外は危険って言ってなかったか?

 もしかしてまさかその危険な外に行かなきゃいけないのか?こんな夜中に?

 って言うか夜に来てって言われてるが曖昧すぎやしねえか?

 もっと詳しく教えて欲しかったな...


 トコ、トコ


 「あら?こんな時間に図書館に行くつもり?」

 「はい。今から図書館に行こうかと」

 「こんな夜遅くに行くのね。外は危ないから私が送るわよ」

 「いいんですか?じゃあお言葉に甘えて」

 「それじゃあ母さんにつかまってね?」

 「はい!」


 ヒュン


 やっぱり完全無詠唱での転移魔術はすごいなあ

 いつか俺も使えるようになるかな?


 「着いたわよ」

 「おぉ〜」


 着いたのか!図書館に!!

 それじゃあまずどれから読もう?

 色々な本があるな〜


 歴史、地理、魔法、魔術、剣術(武器系)、役職、魔力、体術


 大体こう言う感じだな。

 こう見ると8つだけだが中には魔術を発見した人など色々な項目があるから全部読んで暗記するのは現実的じゃないな。まあとにかくこの学校を卒業する年(とし)までひたすら本を読んどけばいいか!

 じゃあまずは…


 「何にしよう?」

 「悩んでいるのなら私がアドバイスしてもいいかしら?」

 「もちろん!」

 「確かアフラは魔術が得意だったのよね?」

 「うん!」

 「それじゃあ魔法は捨てましょう。魔法は最低限の知識だけ覚えて残りは魔術に振りましょう。無理に苦手なものを伸ばすんじゃなくて得意なものを伸ばしましょ」


 〜夜明け前〜

 「もうそろそろ夜が明けるから家に戻りましょう」

 「わかった〜」


 ヒュン


 夜通しで本を読んでたから眠気が...

 昼にもっとねとけばよかった。

 まあこの程度の眠気、トレーニングしてればすぐに忘れるだろう...

 あれ?目の前が真っ暗に...


 -

 ここは..?家じゃない。学校でもない。

 あれ?あそこにいる2人の大人は?

 -


 「「どうしたの?また泣いて?」」

 「なんだ。夢か...?」

 「あら?夢を見ただけなのね」

 「あ、うん。ちょっと不気味な夢を見ちゃって」

 「そうなのね。きっと疲れてるんでしょう。昼だけどゆっくり寝ましょう」

 「う、うん」


 その日は結局寝れなかった。

 どうしてもあの夢の内容が気になってしまうんだ

 ただ夢とは違う、何かが変わる感覚があったんだ

 さて、今日もこんな時間だ。図書館に行くとしよう。

 母さんが小さなノート(メモ帳)を買ってくれたから学んだ内容と日記をこのノートに書こうと思う


 〜5月20日〜

 今日は俺の魔力量が何級か、もう一回測ることにした。

 測る方法は腕輪のような魔道具を身につけると魔道具の色が変わるそうだ。

 つい最近測ったばかりだからそこまで変わらないと思ったが、意外と変わった。

 結果は中級Ⅲだそうだ。前は初級Ⅰくらいだったからかなり成長していることになる


 参考に

 初級Ⅰ〜Ⅴ…戦争訓練中レベル〜赤ん坊レベルの魔力量(C+~D)

 中級Ⅰ〜Ⅳ…戦争に何十年もいた人のレベル〜戦争に行く人の平均レベルの魔力量(A~B-)

 上級Ⅰ〜Ⅲ…魔力を解放すると草木は枯れるレベル〜軍隊長レベルの魔力量(S-~A+)

 伝説級Ⅰ〜Ⅱ…国家規模の脅威級〜魔力を解放すれば中級以下の者は正常な判断ができなくなる(S+~S)

 神級…魔力を解放すれば森一つを滅ぼせるほどの魔力量(SS)

 


 だそうだ。

 神級は森一つを滅ぼせるって一体どんな化け物なんだ...

 まずそんな化け物がいるのか...?まあ神級なんて俺には無縁だろうから深く考えないでおく。


 それと母さんからなぜ俺は返事をする時に「はい!」トイレを「排出」という理由を聞かれた。

 上司にそういうように強要(教育)された、なんて言えないから自然とそう言っちゃうと答えておいた。


 それからというもの、アフラは寝て、起きて、日記を書き、復習し、運動し、学ぶ

 その繰り返し。常人(普通の3歳児)なら、疲れ切ってしまうだろう。

 それを維持することは大人でも難しい。普(・)通(・)ならば


 〜5月のまとめ〜

 5月は合計で22冊の本を読み、新たに初級Ⅳの魔術を1つ使えるようになった

 魔力量は相変わらず中級Ⅱだが少し増えているようだった


 魔術、魔法もランク付けはこうだ

 初級Ⅰ〜Ⅴ…生活に必要最低限〜汎用性の高い戦闘魔法•魔術(C+~D)

 中級Ⅰ〜Ⅳ…努力すれば一生をかけて習得できるほど〜戦いの熟練者が使うくらいの魔法•魔術(A~B-)

 上級Ⅰ〜Ⅲ…一生をかけて習得できるかどうかのレベル〜1発で戦況を変えるほどの魔法•魔術(S-~A+)

 伝説級Ⅰ〜Ⅱ…放った対象の存在を消すレベル〜文字通り使いこなせれば伝説になる魔法•魔術(S+~S)

 神級…使いこなせれば世界そのものを地図から消すレベルの魔法•魔術(SS)


 〜6月まとめ〜

 今月は60冊、新たに初級Ⅴの魔術を5つ発動することに成功

 魔力量…中級Ⅲ


 〜7月まとめ〜

 今月は62冊、新たに習得した魔術は0

 魔力量…中級Ⅲ

 変わったこと…母さんが疲れた顔をしている。


 〜8〜9月まとめ〜

 今月は23冊、今月は新たにどうしても習得したい魔術の練習に費やした

 新たに習得できた魔術は『0』

 魔力量…中級Ⅱ

 最近外に行きたいとより思うようになった。

 もちろん母さんと買い物に行ったりしているんだが、この街からは出たことがない。

 どうやらこの世界には色々な種族がいるらしい。獣人とかね。


 〜11月まとめ〜

 今月は2冊、新たに習得できた魔術は『0』

 魔力量…中級Ⅱ

 変わったこと…『慌てるな』と母さんに言われた。それとこの世界に来てから2度目の外出をした。屋台を見て回って、カレーの材料を買ってまた作ってくれた。


 〜12月まとめ〜

 今月は10冊、ついに念願の中級Ⅲの魔術の習得に成功!

 魔力量…中級Ⅱ

 今年で最後の月だ。それと今月の12月31日は俺の誕生日だ。だから母さんが甘いものを買ってきてくれた。

 その名も、チョコレート!前世のチョコと比べれば少し硬いが、久々に糖分を取れて満足だ。

 ヴィゲたちは何をしているのだろうか?

 ヴィゲは俺が教えた魔術以外の魔術を使えるようになったかな?先生は元気に先生やってるのだろうか?

 エリザはヴィゲたちと楽しくやっているのだろうか?

 ノクスは少しは明るくなっているのだろうか?


 〜1〜6月まとめ〜

 読んだ本の数…365冊

 新たに習得した魔術…初級Ⅳを6、初級Ⅲを5、初級Ⅱを3

 魔力量…中級Ⅲ

 変わったこと…魔力量が下がった。理由はわからないが、結構よくあることだそうだ。

 不思議で魔力に関する本を読んでみたが、魔力量が減ったり増えたりすることについてはかなりあやふやで詳しくはわからなかった。


 〜7〜9月まとめ〜

 読んだ本の数…92冊

 新たに習得した魔術…中級Ⅳを2つ

 魔力量…中級Ⅲ

 変わったこと…中級魔術の練習に励むことにした。

 母さんが少し嬉しそうな顔をしている。何かあったのだろうか?

 それと最近母さんと外へ行くことが増えた。新しい服、メモ帳など、色々買ってくれた。

 なぜ新しい服が必要なの?と聞いてみるとどうやら学校を卒業すると基本的に服が伸びなくなるから着ないそうだ。


 〜10月まとめ〜

 読んだ本の数…62冊

 新たに習得した魔術…初級Ⅱ3つ

 魔力量…中級Ⅲ

 変わったこと… 母さんが嬉しそうにするもので思い切って聞いてみたらどうやら来年に俺の父さんが帰ってくるようだ。


 〜11〜12月まとめ〜

 読んだ本の数…104冊

 新たに習得した魔術…中級Ⅳを1つ

 魔力量…中級Ⅲ

 変わったこと...12月28日は今までにないほどの雷雨だった


 -1月4日

 母さんの言った通りだともうそろそろ父さんと会えるだろう。

 転移魔法で移動できないの?と思うのも仕方ないが、それは無理だった。


 長距離の転移魔法・魔術は条件がとてつもなく複雑なのだ。

 転移したい場所の脳内でのイメージと座標を完全に一致させる必要があり、1mmずれるだけで失敗するのだ。その上距離が遠すぎると膨大な魔力が必要になり、それに耐える強靭な肉体が必要になるのだ。


 そんなことはよくて、父さんが来るのか。初めて会うな!

 母さんから父さんがどういう人なのかは聞いてある。

 優しくて、愛国心の強い人だって。


 おっと、もうこんな時間か。


 「テレポーテーション」

 ヒュ〜ン


 こうやって無詠唱で俺が魔術を発動させられるのには理由がある。

 魔術は簡単にいうと魔陣に魔力を込めて発動する。つまり元から魔陣が書いてあったとしたら...?

 魔力を効率よく込めれる場所は主に3箇所ある。

 それが両手と胸だ。頑張れば他のも使えるが、基本的には両手と胸しか使わないらしい。

 両手は攻撃魔術を、胸は自分にバフをかける魔術が一般的だ。


 -夜明け前

 よっこらしょっと。

 もう帰らなきゃいけない時間か。帰って寝るか〜


 「テレポーテーション」


 〜〜

 ん?もう朝かぁ〜?って言っても朝から寝たんだからもう昼か…

 なんだか寒気がする… もう冬か…?

 いや、冬だとしてもこの街は結構で守られてるはず…


 「ふぁ〜」


 それになんだか外が騒がしい気がする...

 とりあえず一階に降りてみるとするか。


 「あら?もう起きたのね。今日は少し早いわね。なにかあったの?」

 「ちょっと寒気がしてね。それとなんだか外騒がしくない?」

 「そうね。そろそろ掲示板が更新されてもおかしくない頃だし、見にいきましょう」

 「はい!」


 俺が自衛する力をつけてからは、外に行ける頻度が増えてきた。。

 まあそう言っても母さんと一緒に行動しなきゃいけないけどな。

 この街は結界で守られてるし、入場検査もある、それなのに誘拐事件が絶えない。

 これで治安もトップクラスにいいんだから他の街に生まれたらなんて考えただけで震える。


「準備できた〜?」

「はい!」

「それじゃあ行きましょう」


 〜〜

「あら?今日はまだ更新されてないみたいね。今日は少し遅いわね」


 こういう風に掲示板の更新時間は昼くらい。と聞いているが、

 曖昧でいつ更新されるかは、誰にもわからない。


「それじゃあまた明日にでも見に来ましょう」

「それもそうね今日はもう家に帰って何か食べるとしましょう」


 諦めて帰ろうとした、その時だった。


 パカラッパカラッ


 この音は…


「どうやらちょうど、更新しにきたみたいね」

「すごい偶然」


 今日はラッキーだな。

 ちょうど伝達者(メッセンジャー)が来るなんて。


「さてと、今日のニュースは...」


 暫くの間、沈黙が続いた。それはまるでここにいる全員の時間が止まったかのようだった。

 戦争激化、主要都市の情報網が壊滅、および機能停止、帰還中の軍人も招集

 主要都市の情報網壊滅については戦争激化と因果関係もないと書いてある。

 なんだこれは?最悪のニュースてんこ盛りみたいな内容じゃ無いか...

 しかも情報が掲示板に書かれるまで1週間はかかると言われている。


「アフラ。今日はもう帰りましょう。これ以上見る必要はないわ」

「そ、そうだね」


 〜〜

 父さんは軍人と母さんが言っていた。

 各都市に軍人を招集、戦争激化それはつまり...


「アフラ、5歳になったあなたには道があるわ。国に仕える『兵士』になるか、外の世界を巡る『冒険者』になるか...あなたは何になりたい?」

「冒険者かな」


 もう何かに縛られて生きるのはごめんだね。

 また死にたくないしね。


「...そう。アフラが決めたのなら、止めないわ」


 (少し悲しいけれど、これもまたアフラの選択)


「それじゃあ今すぐ荷物をまとめなさい。冒険者になるのなら」

「な、なんで?怒ってる?」


 俺はそう聞きつつも母さんが怒っているとは思っていない。

 上司のご機嫌取りで鍛えられた俺の感情センサーが反応してないからな


「実はね、退学になって冒険者になりたい子は5歳で家を出ないといけないの」


 なんだか嘘くさいなあ。

 まあ母さんのことだ。何か裏があるんだろう


「まあルールなら...」

「そうなの。だから母さんと一緒に荷物をまとめましょう?」

「わかった。服とかまとめるね」


 〜〜


 えーと、これは母さんが買ってくれた服たちとメモ帳

 こう見ると意外と少ないな。


「もしかして今日出て行かないといけないの?」

「そうよ。今日を逃したらもう冒険者になれないわ」

「もしかして俺1人で行かないといけないの?」

「そうよ。大丈夫。だってあなたはすでに私よりも強いんだもの」


 まさかね。お世辞にも程がある。

 俺が母さんより強い訳がない。


 〜〜〜〜


「もう夜だわ。最後に、アフラが好きな、カレー食べる?」

「いいの?明日の朝に出発しなきゃいけないんでしょ?寝た方がいいんじゃ...」

「大丈夫よ。アフラが起きなかったら私が起こすから」

「それじゃあ頂こうかな。今回は俺も手伝うよ」


 〜〜

 これが、最後のカレーになるのかな?

 しっかり味わって食べないと


 ゴクッ


 やっぱり美味え。

 それと、やっぱり米が欲しくなるな。冒険者じゃなくて農家になろうかな?

 なんてね


 〜〜〜〜

 今日は自然と目が覚めた。

 今までにないくらいスッキリしていて、どことなく空気が冷たかった。


 さてと、荷物チェック。

 たくさんのメモ帳に服、母さんがくれた銀貨3枚に銅貨2枚


 トコトコ


 なぜかな。玄関の前まで来たのに、不思議と悲しくない。

 きっといつか会える、そう思ってる自分がいるんだろう


「行くのね」

「うん。冒険者になりたいからね」

「それじゃあ行く前に一つだけ、約束してくれる?死なないで」

「もちろん!」

「それと、これを」


 そう言って母さんは俺にとあるものを渡してきた


「何これ?」

「アフラの父さん、アモール・パトリアエが身につけていたものよ。一応持っておくと良いわよ」


 これが俺の父さんが身につけていたネックレスか?

 微弱ながら魔力を感じる。まるで魔道具みたいだ。


「わかった。肌身離さず持っとくよ」

「そこまでじゃなくて良いんだけどね。それじゃあ行ってらっしゃい」

「うん。じゃなくて、行ってきます!」


 そう言って俺は母さんを後にする。

 なんだか、母さんと離れる悲しさ、冒険できる喜びと不安が一気に押し寄せてきた。


「よし、行くか!」

これにて魔界学校編終了とさせていただきます


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。