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終着点《エンディング》〜紗矢香バージョン〜

「エンディングって言っても誰と......」


さて......さあ俺は誰を選べばいいんだ......菜々か。紗矢香か。亜区さんか。それとも愛衣か。


これが、俺の新たなる運命の分岐点だ......

「......紗矢香だ」


思い返せば同じクラスになってから彼女の姿をおっていた。


「よし、明日の放課後に告白するか」


そして放課後、俺達は掃除当番だった。掃除中になんとかふたりっきりになれた。


「まったく、翔太君以外の男子はみんなサボっちゃって菜々ちゃんに負担かけちゃったじゃない」


「まあ菜々は掃除好きだから嫌だとは思ってないけどな。たまに俺の部屋も勝手に掃除されるけどな」


そろそろ心の準備もできたし告白しようとしたところで紗矢香にちょっとまた付き合って欲しい所があるのと言われ、ついていくことにした


「やっぱりここか......」


連れてこられたのは映画館だった。看板を見るとカップルデーと書かれていた。紗矢香は映画が好きだがお金の問題でたまに俺を恋人役にして半額で映画を見ている


「早く見ようよ」


紗矢香曰く、どうしても見たい映画があったけどお金がたりなったらしい。だからまた俺を使うことにしたらしい。映画館に入り、カップルデーで、半額になったチケットを書い、映画を堪能し、少し喫茶店で話すことにした


「そう言えば紗矢香は卒業したらその後はどうするんだ?」


「少し遠いからひとり暮らしになるけど専門校に進学するよ」


「そうか......でも紗矢香はしっかりしてるし大丈夫だろ」


少しさみしいがこれは紗矢香が自分で決めたことだ。しょうがないと思っていてもやはり寂しい。


「うん。それは心配してない。むしろ心配なのは翔太君だよ」


急に俺の名前が出てきてびっくりしたが俺は自分の事ぐらい自分でできると言うと


「そうじゃなくて翔太君は優しいから浮気が本気にならないか心配なの」


「ないよ!っていうか話がすでに恋人になってる前提で話を進めているのは意図的か?」


「違うの?私は翔太君とは恋人みたいなものだって思ってるけど」


それはそうだけど......告白もしてないのに彼氏面はできないよと言うと


「じゃあ言葉にすればいい訳だね」


「おっおう」


なにこれ。ものすごく紗矢香のペースで俺が告白することになってるんだけど


「分かりました聞きましょうとも」


「あ、はい」


この展開、俺の想像していた告白と違うんだけど......


そもそも紗矢香は俺のことが好きなんだよなと聞くと紗矢香はそこは問題ないよと言ってきた


「あーえっと、なあ、ここまで気持ちがわかってるんだったら今更言わなくてもいいんじゃない?」


「言葉にしたいっていったのは翔太君だよ」


「そうだけどもさ」


俺が言えずにいると紗矢香がしょうがないな。言いやすいようにしてあげるよと言って


「汝、秋山翔太は生涯松本紗矢香を愛することを誓いますか?」


「結婚式になってる!?」


「『はい』か『YES』で答えてね」


「しかも選択肢が一択になってる!?」


「ほら簡単でしょ?」


簡単すぎで冗談にしか聞こえないな......


もちろん俺の答えは決まっている。


「愛するよ。生涯、紗矢香だけを一途に」


「......」


照れちゃったよ


「じゃあ次は誓いのキスだね」


「段取りまで結婚式なんだな」


「翔太君はモテるから今から予約しておかないと」


「誓ったんだから大丈夫だよ」


「うん。でも......しよ?」


俺はわかったよと言って紗矢香に顔を近づけた。そうして俺達はキスをした。


この誓は絶対に破られることはない


The Happy End

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