終着点《エンディング》〜真美バージョン〜
「エンディングって言っても誰と......」
さて......さあ俺は誰を選べばいいんだ......菜々か。紗矢香か。亜区さんか。それとも愛衣か。
これが、俺の新たなる運命の分岐点だ......
「......わからない」
確かに菜々や紗矢香、亜区さんや愛衣だって大切だ。でもその中から一人選ぶなんて俺にはできない
俺はその後も考えたがやっぱり答えはでなかった。いや、答えをだそうとしなかったのかもしれない。
俺が結果を出せないまま一週間が過ぎようとしていたある日、俺は掃除当番で亜区さんと一緒に掃除していた。
「これで終わりかな?」
「多分......そうですね」
俺はその後言われた言葉に驚愕した
「間違いだったら悪いんですけど最近考え事で答えがでてませんよね?」
「っ!なんでわかったの?」
亜区さん曰く、俺は考え事をするときに首を掻くらしい。多分、菜々達もわかっていると思う。だそうだ。
しかし俺がこれまであったことをどうやって説明しようか......その時にふっと頭をよぎったのは掃除してるときに見た本だった。
「いや、実は本を書こうと思ってるんだけど......」
俺はこれまであったことを説明した
「うーん......結構難しいですね。秋山君、立体交差並行世界論って知ってますか?」
「パラレルワールドってやつ?」
「そうです。秋山君が言っていた四つのパターンは全て別の並行世界と考えればいいんです」
「別の世界......」
その後も亜区さんは説明をしてくれた
「もし未来の主人公が過去の世界に干渉したとしたら変えて欲しい未来だったんじゃないでしょうか?」
「変えて欲しい未来?」
「例えば、ヒロインの誰とも疎遠になってしまったとか、ヒロインが全員亡くなってしまったとか、沢山あります」
そうか、そう考えれば未来の俺がALLを送り込んだのかが分かった気がした。だからバットエンドのα、β、γはリスタートさせたのか。パラレルワールドはリターンしないから多分、未来の俺もこのことをリターンと間違えたんだろう
「そうなんだ......ありがとう亜区さん」
「どう致しまして」
そう言って亜区さんは笑った。すると俺の心臓がドキンとなった。
これが......恋なのか?
そう言えば別の世界で亜区さんは俺のことが......
数十年後......
「新郎、秋山翔太、あなたはこの女性と結婚し、夫婦となろうとしております。
あなたは、健康なときも、そうでないときも、この人を愛し、この人を敬い、この人を慰め、この人を助け、その命の限りかたく節操を守ることを誓いますか?」
「はい。誓います」
「新婦、亜区真美、あなたはこの男性と結婚し、夫婦となろうとしております。
あなたは、健康なときも、そうでないときも、この人を愛し、この人を敬い、この人を慰め、この人を助け、その命の限りかたく節操を守ることを誓いますか?」
「はい、誓います」
The Happy End




