表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/25

並行世界δ

「………ん!………ちゃん!……………おにぃちゃん!」


「うぉ!......なんだ愛衣か。びっくりさせるなよ」


俺がぼーっとしていると妹(と言っても義理だが)の愛衣が俺を呼んでいた。


「おにぃちゃんが勝手に驚いたんじゃん。早くご飯作ってよ〜愛衣お腹と背中がくっついちゃうよ〜」


「わかったよ。ちょっと待ってろ」


さて、何を作るかな?


「ハンバーグ!愛衣はハンバーグが食べたいです!」


愛衣はハンバーグが大好きだ。しかし


「お前、一昨日も昨日もハンバーグだったじゃないか」


「愛衣はおにぃちゃんの作るハンバーグが大好きなのです!」


「はぁ......しょうがないな」


そう言いながらキッチンに向かいハンバーグの準備をした。ただ作るだけでは面白くないので愛衣が嫌いな人参やピーマンも細かくして......いや、人参は細かくして入れてピーマンは......


「愛衣ーできたぞー」


「やったぁ!」


そう言いながら俺の持ってきた皿の中を見た。そうしたら急にブルーになった。理由は


「今日はピーマンのハンバーグ詰めだ。いただきます」


「いっいただきま......す」


愛衣はそう言うとご飯ばっかりを食べている......まったくしょうがないな。俺はピーマンのハンバーグ詰めを小さく切って


「ほら愛衣、あーん」


と言いながら愛衣の口元に持っていった


「んー.........はむっ」


愛衣はしぶしぶながらハンバーグを食べた


「あれ?苦くない......これなら食べられる」


「よくやったな。愛衣」


そう言いながら頭を撫でてやった。


「おにぃちゃん!明日からずっとこれね!」


「お前は本当に極端だな。まあ週1ぐらいで作ってやるよ」


「やったぁ!おにぃちゃん大好き!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ