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並行世界γ 5

亜区さんが俺達の家に泊まってから数週間が過ぎた。


今日は俺の行きたい大学の入試の日だ。しかも亜区さんも同じとこなのだ。俺は試験会場に付き、勉強をしながら開始時間を待っているのだが、勉強が頭に入ってこない。理由は数日前に亜区さんが体調不良で学校を休んだからだ。もう治っているとしたらそろそろ来ないと入試が始まってしまう。


しかし亜区さんは俺のいる入試会場には来なかった......


後から聞いた話だが亜区さんは入試には来て別室で入試をしていたようだ


そして結果発表の日、俺の番号は168番、亜区さんは169番だ。俺は試験結果が張り出されている紙を見た


162

164

166

168


よし!俺の番号はあった。後は亜区さんの番号があれば......だが、俺の番号の下には"173"と書かれていた


そう。亜区さんは入試で落ちてしまったのだ。


入試から数ヶ月後、今日は3月9日、俺達3年生の晴れ舞台、卒業式だ。俺は1組の1番なので代表として呼ばれる。


『1組、秋山翔太』


「はい!」


俺は大きな声で返事をして校長先生の前まで上がった。そして卒業証書を受け取り、席に戻った。その後みんなが呼ばれていき、卒業式も終わり、最後のHRも終わってみんなで話し込んでいた


「そう言えば翔太は一人暮らしするのか?」


「いや、愛衣が心配だから家から通学するよ」


「そう言えばお前はシスコンだったな」


「別に普通だよ。そういうお前はどうなんだよ」


「俺?俺は二人暮らしだよ」


「は?誰と?」


「私とよ」


そう答えたのは紗矢香だった


「......え?なんで?」


「そりゃぁ付き合ってるからに決まってんじゃん」


「そうなんだ。幸せになれよ」


そのあと他愛もない話をしたあと俺達は自分たちの未来に向かって歩み始めた


しかし亜区さんはそうは行かなかった。入試で失敗したあと、なんとかアルバイト先を探してバイトをしながらまた来年挑戦するらしい。


しかし今までは他愛もないことでLINEをしていたが少しずつ回数が減り、遊ぶ機会も無くなり、俺達はお互いの心の距離が離れていってしまった......


数十年後、俺の隣で白いドレスを身にまとってるのは亜区さんではなかった......

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