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死にかけるたび仲間だけが最強になる俺の異世界逆チート 〜攻撃力ゼロなのに、残念美少女パーティの強化素材にされました〜  作者: KoiToHimitsu
第二章 レベル999の夢

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第15話 連携

リーゼ、ノノア、ルリカは割れた窓へ駆け寄った。


悠真は少し後ろから、隠れるようについてきた。


屋敷の魔法灯に照らされた庭に、骸骨がいた。


背が低い。


細い。


少し曲がっている。


骨は黄ばんでいて、顎の骨はぐらぐらと外れかけ、割れた兜をかぶり、錆びた剣を持っていた。


Party #242の三人の少女たちは、すでに飛び降りる準備をしていた。


悠真以外は。


だが、光輝が止めた。


「わざわざ君たちが手を出す必要はないよ。彼女たちが処理するから」


庭では、リリア、セリア、エレノアが、すでに骸骨と対峙していた。


セリアは、体に沿った優雅な黒い戦闘服を着ていた。薄い手袋をはめ、手首には紫色の紋様が光っていた。


リリアは短めの薄青いドレスを着て、軽いブーツを履き、小さな葉が巻きついた白い杖を持っていた。


エレノアは白と銀の鎧をまとっていた。ランタンの炎を映すほど磨き上げられており、剣はすでに抜かれていた。


悠真は光輝を見た。


「理解した。骸骨はいつだって取るに足らない、簡単に倒せる敵なんだな」


骸骨が剣を上げた。


「その価値があるといいがな。ここへ来る途中で魔王を三体倒してきた」


悠真の頬を汗が一筋伝った。


「いや、違うかもしれない」


骸骨が剣で地面を打った。


庭の地面に、黒い円が開いた。


その中から骨が上がり始めた。


腕。


肋骨。


小さな頭蓋骨。


数秒のうちに、小型の骸骨の軍勢が、セリア、リリア、エレノアを円形に取り囲んだ。


最初は数十体だった。


それから数百体になった。


顎の骨が、乾いた雨のように鳴った。


セリアが片手を上げた。


彼女の影が芝生の上に広がった。


その影の中から、闇の泥でできた黒い兵士たちが現れた。未完成な人間の形をしていて、腕は長く、目は空っぽの紫だった。


音もなく進んだ。


小型の骸骨たちが、黒い兵士たちにぶつかっていった。


庭は砕けた骨と、芝生に飛び散る黒い泥でいっぱいになった。


ルリカは動けなくなった。


「裂け目を一つも開かずに、影の使い魔を召喚している……」


リリアは目を閉じた。


白い杖が地面に触れた。


骸骨本体の足元で、土が震えた。


太い根が一本、芝生を突き破った。次にもう一本。さらにもう一本。数秒のうちに、緑に光る根が足首、腰、腕に巻きつき、骸骨を半分ほど地面から持ち上げた。


骸骨は、その一本を切ろうとした。


根は再生した。


リリアは柔らかく微笑んだ。


「お願いですから、じっとしていてください」


悠真は固く唾を飲み込んだ。


エレノアが走った。


宙に浮いた根の一本を踏んだ。


次の一本へ。


さらに次へ。


それらを階段のように駆け上がり、薄青いマントが背後で広がった。


彼女の剣が光った。


セリアが二本の指を刃へ向けた。


指先から黒魔法が放たれ、エレノアの剣に巻きつき、金属を暗い紋様で覆った。


エレノアの刃と、セリアの黒魔法が絡み合った。


エレノアは根の高みまで到達した。


骸骨が上を見た。


「待て、まだ復讐の台詞が残っていた」


エレノアはすでに降下していた。


刃が肩から腰までを斬り裂いた。


骸骨の体が二つに割れた。


一瞬、骨は黒い影に包まれたまま宙に浮いた。


その後、粉になって崩れた。


小型の骸骨たちも同時に倒れた。


庭は静まり返った。


セリアは落ち着いたまま手を下ろした。


リリアは杖を胸元に寄せ、微笑んでいた。


エレノアは片膝をついて着地し、剣を地面へ向け、マントはまだ背後でゆっくりと落ちてきていた。


三人のポーズは完璧に決まっていた。


息が合っていた。


腹立たしいほど、そのままプレミアムフィギュアとして売れそうだった。


ノノアが目を見開いた。


「わあ」


ルリカは後ろを見た。


悠真は紙に何かを書いていた。


「何をしているんですか?」


悠真は書くのを止め、考え込んだ。


「ルリカさん、リーゼさんの剣に魔法を流し込めるか?」


「できません」


ノノアの方を向いた。


「何かの属性を操れるか?」


「できないよ」


リーゼを見た。


「誰かが剣に魔法を付与してる間、宙に浮いた根の上を走れるか?」


リーゼは真剣な顔になった。


「その根が不快であれば走れます」


悠真は紙へ目を落とした。


「お前ら、自分の能力を制御できるやついるか?」


三人は黙った。


悠真は紙を食堂の暖炉へ投げ込んだ。


「理解した」


ルリカが叫んだ。


「では、あなたは何をするんですか?」


悠真は自分を指さした。


「俺? 俺はもっと……」


遮られた。


リリア、セリア、エレノアが、再びテーブルに座った。


誰一人として疲れているようには見えなかった。


ましてや、食欲を失ってもいなかった。


光輝が片手を頭に当てた。


「ごめん。昔、彼とは戦ったことがあるんだ」


(過去? お前、ここに来てまだ数日だろ!)


彼は続けた。


「その時は彼を許して、逃がした。なぜだろう」


セリアは、頼まれもしないのに、水を注いだ。


「ご主人様がお優しいからです」


光輝はコップを見た。


「ああ。そうか。きっとそうだったんだね」


残りの夕食は、何事もなく進んだ。


だが、Party #242の三人からは、一言も出なかった。


全員がそれぞれの部屋へ戻った。


悠真はベッドに仰向けに横になった。


頭の中では、ルリカに触れた時に見たものを思い返していた。


子どもの頃のルリカ。


空の裂け目。


セリアが彼女を上から見下ろしていた。


(あれは何だったんだ?)


起き上がった。


(水を一杯取りに行こう)


扉を開けた。


屋敷の使用人が、水の入ったコップを手に持って待っていた。


「こちらがお水です、悠真様」


悠真はコップを受け取った。


そして部屋の中へ戻った。


(変だな。声に出した覚えはないんだけど)


もう一度、扉を開けた。


廊下は空だった。


だが、花瓶の陰へ隠れる影が見えた。


ゆっくりとその場所へ歩いていった。


「ノノアさん?」


「あ、ごめん。今が一番盗みやすい時間なんだよ。リリアさん、寝てるみたいだし」


悠真は真顔になった。


「盗んだものを返せ。この夢みたいな屋敷から追い出されたくない」


ノノアは渋った。


だが、ポケットに入っていたものを差し出した。


硬貨五枚。


髪飾り。


それから、くしゃくしゃになった紙。


悠真はそれを見た。


「お前、変なものばかり盗むな」


「大事なのは、盗む瞬間のあの最高の感覚だから」


悠真は紙を開いた。


目を見開いた。


そこにはこう書かれていた。


スキル:連れて帰って


心が揺らいでいる相手に直接触れた時、所持者は、本来見えてはいけない過去の断片を見ることがある。


(あ? これ、俺のか? こんな紙、一度も見たことないぞ)


ルリカに触れた時に見たものを思い出した。


「どこで盗んだんだ、ノノアさん?」


彼女は頭をかいた。


「覚えてない。全部の部屋に入ったから」


「怖いな」


悠真はもう一度、紙を見た。


廊下は静かだった。


(誰かが、これを俺に隠していた)


壁の魔法灯が一度揺れた。


悠真はゆっくりと紙を折った。


(でも、誰が?)


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