表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/194

レベルアップした

 マガツアケホシに心臓を引っこ抜かれてしまったロトルルは残念ながら死んでしまいました。


「くっ、うっ……」


 ええ、まぁ、不老不死なので頭を完全に潰されない限りは死ねない体です。来世に期待してくれた方はごめんなさい。もう少しだけ今世で頑張ろうと思います。


 というかエアロアダマンタイト製の体を身体能力だけでぶち抜くとかチート過ぎやしませんか?


 この辺りで更なる進化が必要ですね。その力も丁度手に入れてますし、体が動かせるようになったら早速身体強化を始めましょう。


「プゥー、ピィー?」


 おや、シカさんがやって来ました。心臓が自然再生されるまで身動きがとれないので構ってあげられませんよ。


「プゥー、プゥー」


 シカさんが恐る恐る倒れている私の近くまでやって来ると、匂いを嗅いだ後にガブっと、穴が空いている私の胸にかぶりついて来ました。

 私の体は全身エアロアダマンタイト製なので歯が砕けますよ?


「ピィー!?」


 案の定、歯が欠けてしまったようで、痛みでしばらく暴れた後、逃げ去って行きました。


 そう言えばこっちの世界だと、前世で草食だった動物は肉食に、肉食だった動物が草食になってるんですよね。全ての動物がそうなのかは分かりませんが、少なくても先程のシカさんは肉食なのでしょう。

 あれ、そう言えば前世で見たネット情報ではシカは肉を食べる事があるとかないとか見た事があったような気がしますが、ちょっと記憶が曖昧です。もしそれが本当なら前世のシカさんも怖いですね。


「ぐっ、うっ」


 心臓の一部が再生され始めて腕が少し動かせるようになりましたので、インベントリからエクスポーションを取り出してゴクゴクと飲み干します。


「ん……はぁー、生き返るぅー」


 死の淵から復活したので某戦闘民族並にパワーアップ! したりはしませんが……いえ、してますね、これ。


 レベルが89になっています。


 レベルアップスキルでモンスターなどを倒した際に経験値が入り、レベルアップが出来るというスキルのはずですが、マガツアケホシがモンスター扱いなのは納得ですけど、私は倒すどころか逆に倒されてしまったのでレベルが上がる事は無いはずなのですが、一体どういう事なのでしょう? 先程のシカさんの可能性が微粒子レベルで存在している? 流石にそれはありえませんか……。


「もしかして眷属化で倒した判定?」


 そっちの可能性大ですね。

 前世で遊んだゲームでもモンスターテイムしたら大体経験値が手に入っていましたのでそういう事なのではないでしょうか?


「ま、いいや。今は身体強化!」


 エアロアダマンタイトは簡単にぶち抜かれましたので、更なる強度が必要です。


 近くにあった岩を金属変化させてヒヒイロカネにして、して、して、オリハルコンを先に体に合成し、別の岩をヒヒイロカネにして、して、して、ミスリルもついでに合成し、別の岩をヒヒイロカネにして、して、して、してよ! いつするの! 今でしょう!?


 108回目でやっとヒヒイロカネに変化させられたので体に合成すると、一瞬体が光り輝いたので鑑定してみると、ロトルル合金と表示されました。


「ロトルル合金とは、ロトルルが創り出した合金……」


 鑑定指輪を装備して再度鑑定。


 ロトルル合金とは、ロトルルが創り出した未知の合金。性能は自分自身で確かめるしかない。性能が分かりましたらレポートにまとめて奉納してもらえると助かります。(byスキル担当神より)


「……だが断る」


 神様にも分からない性能という事は、それなりに強い合金のはずなので試しにエアロアダマンタイトを合成した岩を殴ってみると、簡単に砕く事が出来ました。


「つおい!」


 レベルアップによる身体強化もあると思いますが、これならマガツアケホシに殴られたとしても弾き返せると思うので、次の強化に移ります。


 マガツアケホシポーション。


 17億年とちょっとの研鑽によって積み重なってきた希少なスキルがたんまりと入った正にチートアイテムです。


 めちゃんこ希少なのでブドウの種に合成して培養したいところですが、災厄スキルや天変地異スキル、大凶スキルなどなど無差別に不幸を振り撒く系のスキルは調合スキルで取り除いておかないとブドウが育った際に何が起こるか分かりません。


 それら厄ネタスキルは調合スキルで綺麗さっぱり跡形も無く消し去ってからマガツアケホシポーションをブドウの種に合成、地面に植えてハイ肥料ポーションをかけて実を成らせました。


「フヒヒ、ヤバイスキルてんこ盛りですわぁ! ゲヘヘへ!」


 チートスキルが突然変異して更なるチートスキルが実って笑いが止まりませんわ! オホホホホ!


 時間系スキル、操作系スキル、無効化系スキルなどなどやっばいスキルだらけで一つでも世に出てしまったら異世界なんてあっという間にオワコンですね。


 とりあえずアイテムボックスの最上位互換だろうと思われるエターナルボックスを自身に合成してみるとストレージスキルとインベントリスキルが統廃合されて、持っていたアイテムが全てエターナルボックスへと移動しました。

 インベントリスキルよりもアイテム一覧が見やすくなっていて超便利です。

 他にも任意にアイテムの時間を停止出来たり、生き物を死なせずに入れられたり、ボックス内で合成、分解、消去が出来たりなどなど、便利機能も充実していて本当にヤバイですね。


「死んでも来世に持ち越せるのが一番ヤバイかも」


 もし、うっかり死んでしまっても強くてニュー人生確定なのはヤバイがヤバイです。

 まぁ、でも、幼女神様が「ダメダヨ♪」と言えば強制没収されると思うのであまり期待しないでおきましょう。だけど本当に没収となった際は駄々を捏ねるぐらいはします。


 次は無効化系スキルを合成。


 色々種類がありますが、万物無効スキルだけで良くね? という事でそれを合成してみました。


 常時発動では無く、任意で一つ一つ発動の切り替え可能で、物理、魔法、スキルとありとあらゆる事が無効に出来る、これ一つで無敵になれるチートスキルです。


 例えば死を無効にすれば死ぬ事が無くなり、空腹を無効にすれば食事をする必要が無くなります。


 とりあえず死の無効や攻撃無効などを発動しておきます。ついでに体力消費、魔力消費も無効にしておきましょうか。ちょっと遠くに転移しただけで死に掛けるのはもう沢山なので。


 時間系と操作系は……悪い事ばかり思い付いてしまうのでエターナルボックスに死蔵しておきましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ