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一件落着した

「さて、そろそろリベンジと行きましょうか」


 修復魔法リペアで破れた服を直して、ついでにロトルル合金を合成して強化しておきます。


 武器とかは……扱えそうな物って包丁とかフライパンぐらいなものなので、真っすぐいって右ストレートでぶっとばすとしましょう。


「右ストレートでぶっとばす!」

「ぱぶっ!?」


 マガツアケホシの顔面に転移させた右ストレートをぶち込みます。わざわざこちらから出向く必要も無いでしょう?


 次は腹パンです。

 腹筋は硬そうなので身体強化魔法を掛けてから思いっきりぶん殴ります。


「オラッ!」

「ぐほっ!?」


 最後はお尻でも叩いておきましょうか。

 身体強化魔法にプラスして身体変化スキルで右手を大きくし、フルスイングします。


「バチコーンッ!!」

「あがっ!?」


 はっはっはっ! 愉快痛快!

 3回も胸を貫かれたお返しは出来たので最後の仕上げです。


 転移でマガツアケホシの背後に移動して背中をタッチ。


「テメェ! さっきから!」

「あなたの顔は割と好きでしたよ」

「は?」


 エターナルボックスにマガツアケホシを仕舞い、トンデモチートで出て来られないように時間停止。


「ふぅ、これで一件落着」


 いやぁ、中々に難敵でしたけど、終わり良ければ全てヨシッ! ってね。


「鼻血が止まらないわね……」


 全然終わってないって? 鼻血ぐらいは我慢しますよ。というか耳からも垂れて来たような……、あ、目からも……これ、ヤバイかも……。


「メガポーションで治れ! ……やっぱりダメか」


 血が止まりません。


 身体に慣らしていない完成されたスキルの使用に加えて、トンデモチートで抗っているであろうマガツアケホシのせいでワタシノカラダハボドボドです。


 だからと言ってマガツアケホシを解放するのは悪手過ぎるのでとりあえず出血無効と怪我無効を発動しておきましょう。


「ごぽっ!?」


 あれれぇ? おかしいぞ? 出血も怪我も無効にしたのに大量吐血するなんて変ですね?

 って、万物無効スキルもレベルを下げないまま合成してたのを忘れてました。これはうっかり。


 一旦発動している無効スキルを切って、常時回復魔法を発動して体が慣れるまで耐えるとしましょう。


 魔力がガリガリ削れていってますけど、魔力回復スキルのレベル上げには丁度良いんじゃないでしょうか。


 清掃魔法で血だらけになった体を綺麗にしてから、サナノウタの居る場所まで転移しました。



「あ、戻ってきた! さっすがママ! 神々にも出来ないことを平然とやってのける! そこに痺れて憧れちゃう!」


 満面の笑みで抱き着いてくるサナノウタを抱きとめて、現状報告しておきます。


「エターナルボックスに封印、私、体ヤバイ、マガツアケホシ、すぐ出てくる」

「なんでカタコト?」

「あんまり余裕無いです……」

「あはは、でも大丈夫だよ! ママが頑張ってくれたおかげで上で処理出来るみたい! 良かったねママ!」


 上と言うのは神々の住まう場所、天界とかの事でしょうか?

 何にしてもこれでようやくヒズル国観光に戻れますね。とりあえず今は温泉宿でゆっくりしたい気分です。


 とか考えていると体のダルさが急に消え去りました。

 エターナルボックスを確認してみるとマガツアケホシが綺麗さっぱり消え去っていました。ふぅ……。


「無事に処理されたみたいです」

「お疲れさまでしたママ」


 あぁ、気が抜けたのかどっと疲れが出て来ましたよ……。

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