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触手責めされた

 翌朝目覚めると、エルフとドワーフさんたちのあまりの空気の重さに強靭、無敵、最強なエアロアダマンタイト製ロトルルちゃんの胃袋がムカムカとしてきて、オエッとえずきそうになりました。緊張感ヤバイです。


 見た目は青年の長老らしき男性エルフが演説を終えると、完全武装したエルフとドワーフたちが隊列を組んでどこかへと出発していきます。私も見つからないようにこっそりと後をついて行きました。



 しばらく森を突き進んで行くと、大きな湖へと辿り着き、そこでエルフとドワーフさんたちが湖を囲うような配置についてブツブツと呪文を唱えだし始めると、湖の水が徐々に干上がっていき、湖の底に黒くて巨大なクリスタルが見え、そのクリスタルの中をよく見ると、人影のようなものが暴れ狂っているのが見えました。


「どう見てもレイドボスです。本当にありがとうございました」


 エルフとドワーフ合わせて100人以上は居ますけど、鑑定スキルでクリスタルに封印されている人影をちょこっと見ただけでも無理ゲーだという事が分かっちゃいましたよ。


 何せレベル100と表示されましたからね。

 名前はマガツアケホシ、前世でプレイしていたゲーム、悪魔召喚シリーズに出てきそうな名前ですね。

 ステータスなどは表示されないので私の鑑定スキルレベルが足らないようです。

 インベントリから鑑定指輪を取り出して装備し、改めてクリスタルの中の人影を鑑定してみましょう。


 マガツアケホシ、厄災、無性、17億1717歳、レベル100、厄災スキル、じゅぎスキる、じゃがすきル、ごぶじゅきル、ぐげががが、ミタナ。


「ひっ!?」


 見たな見たな見たな見た見た見た見ろ見ろ見ろ。


「……見る見る見る、み、みみ、みぎゃあああああ!!」


 頭の中に謎のビジョンががが、入ってて、入って来るくりゅりゅ、ふひ、ふひひ。


「お、おほ、おほぉ、んぎぎ、やめ、やめてぇ、ぐぎぎ」


 気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。


「あー……おー……んひっ……んあ……」


 なんだか最高に気分が良くなって来ました。心地良いです。


「はぁぁ……んん、いい感じ、いい感じって、あ? まだ意識保ててんのか?」


 我は汝に非ず、汝は我に非ず、我は真なる我の心の海より出し者、懲罰執行者ロトルルなり。


「なんだぁコイツ?」


 汝、最大の禁忌を犯す者なり、汝を洗脳罪と憑依罪で断罪します。


「はぁ?」


 理由はもちろんお分かりですね。

 お前がロトルルをチート技で初見殺しし、脳を破壊したからです。

 覚悟の準備をしなさい。

 今から罪に相応しい罰を与えます。

 神々にも訴えます。

 幼女神様にも問答無用で降臨してもらいます。

 慰謝料の準備もしておきなさい。

 お前は禁忌を犯しました。

 神々にぶち転がされる楽しみにしておいてください。

 いいですね?


「鬱陶しい声だ……ん?」


 禍々しい黒紫色に光る謎の魔法陣が空中に描かれると、そこからロトルルの分身体が腕を組んでせり上がって来ました。って、なんで私の分身体ちゃんが!?

 というか私の身体、まったく動かせないんですけど!?


「さぁ、お前の罪を数えなさい」


 分身体ちゃんがカッコイイ決めポーズで私を指さした瞬間、消え去ると、私の純白パンツが脱がされ、物凄い破裂音が響き渡り、森に居た鳥達がバサバサとその場から逃げ出して行きました。


「アギッ!?」


 ほえ? 何? 何が起こっているの? 誰か説明して?


「お前が泣くまで叩くのやめません」

「……余りオレを舐めるなよ」

「憑依する事でしか動けないお前に何を言われても、あら?」


 ちょっ!? 腕もがれてる!? もがれてる!! 何やってるの私ぃ!?


「ふん、たかだ魔力の塊ガァッ!?」

「ふふ、余りワタシを舐めない方がよろしいかと?」

「くっ、このっ、ぎぃ!!」


 恐ろしく速いお尻叩きをする分身体ちゃんと、無様にお尻を叩かれ続けるも、きっちり分身体ちゃんの体を削っていく私? の戦いを俯瞰で見守る異世界的美少女ロトルルちゃんの図。なんだこれ?


「そろそろ泣いてはどうですか? ワタシは許してあげますよ?」

「はっ! 自分自身を傷付けている事にすら気付いていない阿呆ギャヒッ!!」

「ロトルルのお尻が破裂しようと構いません。それに痛みがきっちりと伝わっているのですからお前こそ阿呆かと」


 私は構うよ!? 自分自身だからって分身体ちゃん酷くない!?


「クク、アハハハ! なるほどな……オマエ、オレを舐めすぎ。ぐぷっ……はは、こうなったらどうするよ? あぁ? どうするよ!」


 うえええ!? 腕で自分の胸を貫くとかどこのバトルマンガですか!? 海外でアニメ放送されたらモザイク入れて血の色は白くなっているところですよ! 逆にえっちくなってて本末転倒です!


「隙を作ってくれてありがとうございました。ここからは幼女神様のターンでございます」


 分身体ちゃんがいつの間にかヒヒイロカネを手に持っていて、それを触媒に幼女神様を召喚するつもりのようです。

 恐ろしく速い金属変化、私ですら見逃しちゃうね。


 分身体ちゃんが持っていたヒヒイロカネが虹色に光り輝いて天に昇ると、空から虹色の結晶が降りて来て、分身体ちゃんに吸い込まれていきました。


「なんだ、何が起こっひゃん!?」

「あはっ」


 自分の声とは思えないほど色っぽい喘ぎ声が聞こえて来ましたけど、どういう事でしょか?


「私のママにイタズラするなんてお仕置きが必要だよね? ね、ママ」


 ママとは? もしかして私の事でしょうか? ……つまり幼女神様は私の母親では無く娘だった……?


「くっ、オマエ! オマエ……なんだ? 神の気配だと?」

「えへっ、ママのおかげで最近神様になったばかりの新米ですけど、一応神様やってまーす。イエイ」


 むむ、最近神様になったですと? では彼女は幼女神様では無く別の神様という……あ、察し……。


「神が神のまま現世に降りる事など出来るはずが」

「出来ちゃうんだなーこれが。説明して欲しいよね。ね? 答えは聞いてないから勝手に始めまーす。最近も最近、地球が一回転するかしないかぐらい最近、ってここ地球じゃないんだっけ? ま、それは置いといて、創造神様に創られたばかりの私に神格なんて殆ど無いのでママの分身体に神降ろしするなんて赤子のほっぺをぷにぷにするぐらい簡単な事だったのです! どややぁ」


 あー、この感じ、懐かしいなぁ……。前世で見たままの性格で本当に可愛いです。性格だけなら。


「ハッ、最近創られた? アハハハ、つまり雑魚の神って事か、ククク」

「ママの顔で私に酷い事言うなんて許せないんだから! ぷんぷん!」

「オマエになにかひゅ!? オホオオオオオオオッ!?」

「気持ち良く逝っちゃえ」

「イグゥうううううううう!?」


 えげつない、さすがサナノウタ、えげつない。


 ナニをされたのかはあまりにもアレ過ぎるのでご想像にお任せします。

 キーワードは触手。デュエルスタンバイ!


「あはっ! バイバイ先輩! あ、元先輩だっけ、ま、いっか!」


 マガツアケホシとかいう噛ませ犬が気持ち良く天に昇っていったようで身体の自由が徐々に戻って来ました。


「お、おぉ、いぐっ、やばい、気持ち良いのが止まらないぃぃ、いぐ、いぐぅぅぅうぅ!?」

「あ、ごめんママ! でもママなら耐えられるよね! だって私のママだもん!」

「むりいいいいいいいい!! 逝っちゃうううううううう!!」

「あはっ! ママ可愛い!」

「止めてえええええええええええええ!!」


 その日、ロトルルは新たなる性癖に目覚めたのでした。

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