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第五十九話 本が、完成しました。
数ヶ月後、本が完成した。
タイトルは「異世界メイド喫茶オスティウム~猫耳メイドと魔法の料理~」だった。
「……タイトルが少し恥ずかしい」
アゼルが静かに言った。
「でも、わかりやすいでしょ」
「まあ」
「どんな気持ち?」
「……不思議な感じがする」
「自分たちのお店が本になった」
「ああ」
「嬉しい?」
アゼルが少し間を置いてから、言った。
「……嬉しい。マミと一緒に作ったお店が、形になったから」
あたしは少し目が熱くなった。
「あたしも嬉しい」
本は街中で話題になった。
他国にも届いた。
レオンさんが「俺の国でも売れてる」と言って来てくれた。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
本が完成しました!
「マミの味だな」というおじさんの言葉、じわじわきませんでしたか?
アゼルの「全部教えてくれるか、いつか」……ずっと一緒にいるという意味ですよね。
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