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第五十三話 シロちゃんと、話しました。

ある夜、シロちゃんと二人になった。


ミクちゃんとレイちゃんは先に帰っていた。


アゼルは厨房で仕込みをしていた。


シロちゃんが椅子を重ねていた。


「シロちゃん」


「……はい」


「一つ、聞いていいかな」


「……なんですか」


「ここで働いていて、楽しい?」


シロちゃんが動きを止めた。


しばらく沈黙が続いた。


「……楽しい、という感覚があるかどうか、わかりません」


「そっか」


「でも」


「うん」


「ここにいると、何かが満たされる感じがします」


あたしは少し驚いた。


「それが楽しいってことかもしれないよ」


「……そうかもしれません」


「シロちゃんは、ここにいたいって言ってくれたね」


「……はい」


「どうして?」


シロちゃんが少し考えてから、答えた。


「……アゼルが、ここを守るために作ってくれた。だから、ここが大事な場所だと思いました」


あたしは少し目が熱くなった。


「シロちゃん」


「はい」


「これからもここにいてね」


シロちゃんが静かにうなずいた。


「……はい。ずっと」


今夜のオスティウムに、シロちゃんの「ずっと」が加わった。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

シロちゃんとのしっとりした話でした。

「何かが満たされる感じがします」……シロちゃんなりの幸せの表現ですね。

面白いと思っていただけたら、ぜひ★評価とブックマークをよろしくお願いします!

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