第四十九話 四人で、お店を切り盛りしました。
ミクちゃん、レイちゃん、シロちゃんが加わって一ヶ月が経った。
四人でのお店の回し方が、少しずつ形になってきた。
あたしがホールのメイン担当。
ミクちゃんが新規のお客様の案内と笑顔の提供担当。
レイちゃんが会計と予約管理担当。
シロちゃんが荷物運びと後片付け担当。
アゼルが料理全般担当。
役割分担が自然にできていた。
ある夜、満席になった。
十八人のお客様が同時にいた。
一年前なら一人では回せなかった。
でも今日は、四人でスムーズに動けた。
あたしが料理を運んでいると、ミクちゃんが新しいお客様を案内していた。
レイちゃんが予約のお客様を確認していた。
シロちゃんが空いたテーブルを素早く片付けていた。
閉店後、四人で片付けをしながら、ミクちゃんが言った。
「今日、楽しかったですっ!」
レイちゃんが言った。
「満席は過去最高です。全員対応できました」
シロちゃんが静かに言った。
「……疲れなかった」
あたしは三人を見た。
「みんな、ありがとう。一人じゃ絶対できなかった」
ミクちゃんが「あたしたちもマミさんがいるからですっ」と言った。
アゼルが厨房から出てきた。
「……みんな、お疲れ様」
珍しかった。
アゼルが全員に向かって言ったのは。
四人が少し嬉しそうな顔をした。
今夜のオスティウムは、チームになっていた。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
チームとして機能し始めたオスティウム。
アゼルが「お疲れ様」と全員に言う場面、よかったですよね。
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