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猫がいない男女比1:20の終末貞操逆転世界より ~男に飢えた獣女子の餌が、この先生きのこるには~  作者: 七渕ハチ


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第15話 女子のサンドイッチ

郷羅(さとら)鯖菟(さばと)、ちょっと来てくれ」


 放課後の教室で担任の真上(まかみ)が二人の生徒を呼び出す。向かうのは校舎二階のカウンセリングルームだった。


「何か用?」


       挿絵(By みてみん)


 薄紅色の髪を撫でる郷羅万千柑(まちか)は巨大な胸をテーブルに乗せて椅子に座る。身長が低く、浮いた足先を左右交互に揺らした。


「お前、パソコン得意だろ?」


「うん、得意」


武達(たけだち)のやつが男性機能研究所で公開勃〇検査を行った」


 真上が窓の側に立ち重々しい口ぶりで外を眺める。


「ふひっ……」


 猫背気味に座る鯖菟摩卯(まう)がそれを聞いて、マスク越しに息を漏らす。カチューシャで押さえる黒紫色の長いくせ毛が一部、巨大な胸と共に揺れた。


「その様子は撮影されているはずなんだが、研究目的と言い張り私に見せられないと抜かす。自分たちだけで楽しむのは許せんよなぁ」


 同意を求めるような態度には沈黙が流れる。


「鯖菟は郷羅のサポートをしろ」


「……わかりました」


「では解散だ」


 最後に手を叩いた真上が先に部屋を出ると、残された二人は顔を見合わた。どちらも主張が控えめながら共に行動する機会は多い。作戦を立てるのは早かった。




 ◇




 放課後に斑柄(まだらえ)の部屋に招かれるが。昨日の公開勃〇検査以降、気まずくて困る。向こうはいつもの調子で険しい表情を作っていた。


 得物を直接触るとかいう行為は、さすがに申し訳なく恐縮するも立派にそそり勃つ始末。すまんと謝ったところで別にと無感情な睨みが返るだけだしな。


 せめて女子への耐性作りに全力で協力、しようしたらパカケーに新着のメッセージが届く。


「郷羅……?」


 送り主の名前にはてと首を傾げる。もちろん、存在は知ってるけど会話経験すら怪しいレベルのクラスメイトだ。


「私よりおっぱいが大きくて錆咬(さびかめ)さんよりおっぱいが小さいですね」


「鯖菟の名前もあるな……」


「郷羅さんよりおっぱいが大きくて錆咬さんよりおっぱいが小さいですね」


 胸の大きさ基準で人を語るなよ。


【郷羅@Satora】

役馬(やくま)と男性機能研究所に行きたい。摩卯も一緒に』


【武達@Takedachi】

『理由は?』


【郷羅@Satora】

『公開勃〇検査の映像があるんだって』


「……」


 ピンク頭のセクハラ上等な担任め。クラスメイトに話すのはやめてくれ。


【郷羅@Satora】

『ハッキングできるよ』


 厨二的にも聞こえるワードに、まさかと考える。新たな人生の汚点を綺麗さっぱり消せる……?


「その二人はどんなタイプなんだ」


「傍からだと友人同士に見えますよ。どちらも普段は静かです」


 錆咬も似た評価だったが結果はあれだもんな。当てになるかは微妙だが……。


「……ちょっと出かけて来ようかな」


 安全を図るなら斑柄を誘うべきだろう。しかし、連日を共に過ごすのもなと、きまりの悪さが遠慮につながる。


「行ってらっしゃい」


「例の協力はまた明日で頼む」


「暇な時で構わないですよ」


 検査の件は不本意な映像の処分で自分に折り合いをつけると決めて部屋を出た。


【武達@Takedachi】

『どこに行けばいい?』


【郷羅@Satora】

『エレベーター』


 対価は怖いが藤雉(ふじきじ)が始めたポイント制が周知されていると信じる。校舎に移動して廊下を進むとエレベーターの前で二人が待っていた。


 眠たい目の郷羅はベーシックなセーラー服に黒タイツと格好は正統派でも、クラス内で一番背が低いのに胸が大きいアンバランスさは脅威だ。


 一方の鯖菟は背が高めで長袖のベストに紺色のスカートを穿き、ひざ上のソックスへ浮かぶ太ももの肉がムチムチ具合を示す。気になるのが瞳にぐるぐると潜む妖しい光だった。マスクで隠れる口元が余計に……。


「ん」


 近づくと郷羅が手を伸ばすので、つい握ってしまう。早まったかとの行動も錆咬みたいな攻撃性は皆無で温かい。子供を連れて歩く要領でエレベーターに乗るが中身は獣、油断は大敵か。


 地下駐車場に着くと制服姿のまま車を選んだ。内装を含め超コンパクトなバスで、誰もハンドルを握らずに走り出した。


 どうやら自動運転もロストテクノロジー化を免れたらしい。隔壁を越える際は上がり切ってから通るし。真上先生と藤雉よりは優秀だな。


「役馬」


 郷羅が横長の座席を指差す。揺れは控えめななか、じゃあ失礼とポール型の手すりを離し腰かけた。クッション性を尻で確かめている最中に、突然ひざへ座られて硬直する。


 本当の子供だと微笑ましい行為も同年齢となれば鼓動が加速した。人間椅子は不安定で支えるために腰を掴むが、大きすぎる胸が姿勢ゆえに度々触れる。積極的ではあるけど許せるギリギリの範囲を狙うやり方に情緒が乱れた。


 そして、隣に鯖菟が無言で座る。肩の当たる距離で緊張に冷や汗がにじんだ。


 見なくても視線の圧を感じる。こんな序盤に仕掛けてくるとは、先が思いやられた。


「巷にはポイント制というものがっ!」


 知らないなら教えるしかと続ける前に、腰を強く掴まれて宙に浮く。混乱に何もできない状態で、気づけば鯖菟の膝上に座らされていた。


 高身長と低身長女子のサンドイッチに身動きが取れず焦る。やはり、斑柄の助けは必要なのか。まだ独り立ちは早かった。






『X』と『pixiv』もやってます。




FANZAサークル名:deep78pool

新作発売中!※R18注意

【タイトル】

『男女比1:20の終末貞操逆転世界で女の子好きな私が〇〇〇される話』

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