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猫がいない男女比1:20の終末貞操逆転世界より ~男に飢えた獣女子の餌が、この先生きのこるには~  作者: 七渕ハチ


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第14話 ライン越えと旧友語り

 周りに比べて背が低い箱状の建物を正面に、車で敷地内へ乗り込む。絶妙な傾斜を持つ広場には大きな木が存在した。そこをぐるりと周り立体駐車場を三階に上がる。


 車を降りたあとは建物が隣り合うため直接中へ入れた。白い廊下は窓と飾り気がなく非常口のマークが少し怖い。


「どこだったかな」


 真上(まかみ)先生がドアの前を通るたびに開けて確認する。ひと気も皆無だと来る場所が合ってるかすら疑わしくなった。


「お、ここじゃねーか?」


 部屋は狭めでロッカーが並んでいる。


武達(たけだち)は検査用の服に着替えろ。素っ裸の上にな。斑柄(まだらえ)はこっちだ」


 一人で置いて行かれて心細いが中に入りドアを閉めた。ロッカーには浴衣っぽい丈長の衣服がハンガーにかかる。ザ・検査用の頼りなさだ。


 女装服とパンツを脱いで着替える。ロングスカート以上にスース―するし、公開勃〇検査のワードに不安が増すばかりだった。


 公開の意味について先生に聞いても知らんの一点張り。普段はセクハラだなんだと言われるが。こんなところにいられるかと逃げても、犯罪上等の連中に捕まって精〇搾乳工場行きだろう。クラスメイトを懐柔できればワンチャンあるか?


 色々と文句が湧くけど、結局は世話を焼いてもらうのが最も安全と理解している。多少の辱めは我慢だ。


 ここで待てばいいのか迷ってるとドアが開く。


       挿絵(By みてみん)


 顔を見せたのは長い黒髪に片眼鏡をかける女の人だ。羽織る白衣で職員と分かるが、ニットのワンピースは丈が短くストッキングの色気が際立つ。


「武達役馬(やくま)君だね。私は男性機能研究所の主任、竹林(たけばやし)平子(ひらこ)だ」


 冷めたい眼差しを含む自己紹介に、どうもと頭を下げる。


「さぁ、来たまえ」


 嫌ですと心の中で断りながらついて行く。廊下を奥に進み突き当たりの階段を下りてすぐの部屋に入ると、大きなベッドの前に三脚で支えられたビデオカメラが置かれてるって……何かの撮影会ですか?


「緊張せずに座るといいさ」


 両肩を押されてベッドの側に立つ。気軽にセクハラを挑んでくるタイプかと、警戒に腰かけるが。部屋へ続々と白衣を羽織るマスク女子が押し寄せて十人規模に膨らみ、最後に際どいタイプのナース服を着る斑柄が姿を見せた。


 尻に危険信号が灯る状況だ。研究者という連中は平気でラインを越えるイメージだし。偏見であってほしいと願うしかない。


「君は彼の隣に」


 白衣軍団はカメラの向こう側に立ち、斑柄が隣に座る。


「ではこれより公開勃〇検査を行う」


 RECを示す赤いランプが輝いた。おいおいとツッコミも許されず股間に魔の手が忍び寄る。まさか、R18の壁に挑む撮影会とは予想外でした。




 ◇




 薄暗い部屋の棚には書籍と多くのファイルが並ぶ。奥のデスクにはモニターが二枚置かれて、男性機能研究所の主任、竹林がキーボードの音を響かせていた。


 そこへドアがノックされて返事を待たずに開く。


「おや、二人を学校まで送ったんだろう?」


「気になることがあってな」


 部屋へ入るのは検査を終えた武達と斑柄の二人を送迎し、Uターンで研究所に戻ってきた真上だ。応接セットのソファーに座り深く背を預けた。


「さて、とりあえず飲むか」


「向こうに帰る気はないようだね」


 竹林は作業を中断して席を立つ。ワインセラーのボトルを取り出しグラスを二つ指に引っかけるとソファーに座った。


「クラスの担任は忙しいのかい?」


「何も変わらんな」


 グラスにワインが注がれ、乾杯には友人同士の間で軽いアイコンタクトを交わす。


「……ぷはぁ!」


「一気に呷らず楽しみたまえ」


「で、武達の調子はどうだ?」


「特に問題はなかったよ。以前より濃度、運動率共に向上している」


「過度な心理的負担を強いたおかげか」


「そう言えはするがね。コールドスリープの目覚めから日数が経過した影響が大きいさ」


「いいや、命の危機には種を残すため繁殖力が増すんだ」


 調子よくワインを注ぐ真上に、竹林はやれやれと首を振る。


「しかしね、公開の勃〇検査は度が過ぎてやしないか?」


「私を同席させずに終わらせたのが問題だな」


「研究所の部外者が関わるとあとが怖い」


「斑柄のやつは特別扱いか」


「恋人と聞いたんでね」


「まったく、あいつも上手く立ち回ってくれたな」


「私は断絶前の貞操観念を持つことに一安心だよ」


「実際、あんまりそんな感じには見えんぞ。武達は意外と小賢しいんだ。よりどりみどりなハーレムのはずだろ?」


「涎を垂らす獣に囲まれたのがマイナスに作用したね。女性が無害だとアピールするクラス構成も、セクハラが許容されると知れば日常のタガは外れるさ」


「私が肩を組んで胸の感触を楽しませてやったら喜んでたな」


「担任が率先して風紀を乱すのはやめたまえ」


 二人は空になったグラスへワインを注ぎ合う。


「一人の女性に操を立てるタイプであれば厄介だね」


「やつの性欲は底なしだ。担任の私が保証する」


「では何か心理的な壁が……」


「男性保護官に意欲を持つぐらいなのにか。これからも危険な場を望むなら行かせるぞ」


「その辺りは任せるが銀子(ぎんこ)よ、彼が男性機能を失うのを是と考えてやしないかい?」


平子(ひらこ)のようにサイコじみた思想は持ち合わせてないが?」


 竹林のジト目に、真上は余裕の表情でグラスを傾けた。


「ところで公開勃〇検査の映像は、もちろん渡してくれるよな?」


「ダメに決まっているだろう」






『X』と『pixiv』もやってます。




FANZAサークル名:deep78pool

新作発売中!※R18注意

【タイトル】

『男女比1:20の終末貞操逆転世界で女の子好きな私が〇〇〇される話』

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