十四日。
おかしい。ここ最近、何故かはわからないけどとても無力感がすごかった。なにもやりたくないーって頭の中がじんじん響いているのだ。
なぁんで。
こんな無気力な人ではなかったのに私。
やりたくないって思ったから、それが加速して、やりたくない気持ちが増えたのかも知れない。
ここはわざとでもやりたい!って気持ちを作った方が良いのかも。
「……ねぇ、美羽。遊ぼー?なんか、体動かす系のやつやりたい。」
「サッカーでもする?」
「ちょっと暑苦しいかも。」
「じゃあなに。バスケとか?」
「スポーツは……うぅん、やろう。みんなでバスケやろー?」
気が向いたものだけやろうとすれば、今の私はなにもやりたくないと思うに違いない。だから、なんでも取り敢えず受け取ってみた。
バスケも、悪くはないだろう。体動かすし、疲れるし、無我夢中になれるし。
「でも陽鞠バスケ下手じゃない?卓球とかにする?」
「えー…なんか無視された感じ。でも卓球いいなぁ。バスケ難しいし。」
バスケより卓球がいいか。女の子がやれるのならバスケより卓球かな。関係ないかも。
「じゃあ行こー。」
「他に呼ぶ?二人でやるとすぐ飽きちゃうしー。綾とか卓球やりそうなイメージあるかも。あ、それと陽鞠にべたべたなあの子とか、呼んだらきっと来るんじゃない?」
「来るかも?」
最近はちょっと冷たく突き放したけど、まだ私が好きなら来るだろう。
昨日で心が冷めたのかも知れないけど。
となかく、連絡してみた。来る?って送ったら、すぐに来たいって意思が伝わってくる。
こんなに一筋でわかりやすい人が他にいるだろうか。呆れるくらいだ。
「なになにー?来ない感じー?」
「うぅん、来るんだって。」
都合のいい人。ちょっとだけ思った。
疲れた時や、人手が足りない時とか、呼んだらいつも来てくれるんじゃないかなって。
ぶんぶんって頭を振って、悪い考えをすぐにぶっとばす。考えは行動の源だ。悪い事は考えすらしない方がいい。
私が好きって言ってくれる人を都合のいいように扱いたくはない。
とはいえ、今そんな扱いをしてしまったけど。
いつか謝ろう。
「綾も来るんだって。四人で卓球かぁ。なんか面白そーになっちゃった。負けた方がアイス奢る?あ、陽鞠式なら勝った方かな。」
「アイスは嫌だなぁ。パフェにしよー?」
「わぁ、負けてられないなそれは。じゃああたし、陽鞠と一緒にやるー。」
「えー。」
「嫌そうな顔しないでよ。」
私と美羽がチームなら、多分負けそうな気がした。
「勝ってパフェをもぎ取るの!出来るでしょ?」
「んー……やっぱ私、綾とやる。」
「えー。」




