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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百五十九話 ビックリした話

 謁見が終わったら先ほどの応接室に集まったのだけど、そこでも先ほどの不満そうな態度の貴族の話になりました。


「あいつは、プライドだけ高い貴族だ。手柄を立てて昇進したものを蹴落とすことも、平気でやってくる。男爵になったタイミングでは様子見していたのだろうが、ナオが子爵になったことで自分に対する脅威だと感じ始めたのだろう」


 陛下がお茶を口にしながら話していたけど、つまり僕が手柄を立てて出世するのを自分に対する脅威だと感じているみたいです。

 僕は人々の暮らしが良くなれば良いなって思っているだけだし、他の貴族の邪魔をするとかは全く考えていないんだよね。


「奴は、ナオの気持ちなぞどうでもいいのだ。元々王家に近づくいけ好かないものだと、そのようにナオのことを考えている。だからこそ、魔法使いではなく気持ちの部分が大事だと言っていたのだがな」


 陛下が謁見で不満そうな表情をしていた貴族について話をしていたけど、出世するには自分を高めることが一番大事だと言っていました。

 ヘンリーさんも常に国民のために頑張っているし、ランディさんも夜遅くまでお仕事をしています。

 そういう人を国も評価していて、逆に何もしなくて威張っている人は評価が低くなっています。

 そして、あの不満そうな表情をした貴族は、貴族は特別なものだと信じて仕方ないそうです。

 更に、シャーロットさんがある懸念をしてきました。


「あの貴族は、前に捕まったハイラーン伯爵家と同じようにエミリーを嫡男の嫁にと思っているのよ。しかも、余程のことがなければ自分たちが選ばれると思っているの。だから、ハイラーン伯爵家みたいに姑息なことはしていないのよ」

「あそこの嫡男、容姿だけでなく人格もオークみたいなのよ。自己の欲望に忠実で、本当に嫌な奴なのよ」


 う、うーん。

 なんというか、本当に面倒くさいことになっているんですね。

 エミリーさんも物凄く嫌がっているし、本当に嫌いな人なんですね。

 そして、シャーロットさんが物凄くびっくりすることを言ってきました。


「そして、エミリーと仲の良いナオ君が子爵になったことで、あの貴族はエミリーとナオ君の婚姻がいよいよ近くなったと思っているのよ。実際にそうなんだけどね」

「ええー!」


 シャーロットさんの言葉に僕はびっくりしちゃったけど、逆に他の人はうんうんと頷いていました。

 エミリーさんは、何だかとても不満そうな表情でほっぺをぷっくりと膨らませながら僕のことを見ていました。

 そして、陛下が苦笑いしながら情報を付け足しました。


「王の正妻の娘が降嫁するのなら、伯爵家以上でないとならない決まりがある。だから、あいつはナオが男爵から陞爵したことで更に伯爵になるのではと思っているのだよ。実際にナオは伯爵になる予定だし、その際にエミリーとの婚約を発表する予定だ」

「で、でもでも、僕はまだ十歳なので結婚とかよく分からなくて……」


 陛下の言葉に、僕はしどろもどろになりながら両手を振りながらわちゃわちゃしちゃいました。

 な、何だかよく分からなくて頭の中がぐるぐるしています。

 すると、エミリーさんが更に不満そうな表情で僕のことを睨みつけてきました。


「むー! ナオは、私のことが好きじゃないのね。私は、こんなにもナオのことが好きなのに!」


 エミリーさんが、思わず爆発しちゃいました。

 あの、お父さんが綺麗な人に見惚れてお母さんに怒られているみたいなんですけど……

 というか、エミリーさんの怒のオーラが凄いんですけど。


「あのその、えーっとえーっと、僕はエミリーさんのことを嫌いじゃないですよ。もちろん好きと言われれば好きですけど、まだ、その、よく分からなくて……」

「ふう、まあ今はそれでいいわ。まあ、私も焦らないようにするわ」


 エミリーさんは無理矢理納得したようにしていたけど、明らかに不満そうな表情をしていました。

 すると、よく分かっていないアーサーちゃんとエドガーちゃん以外は思わずクスリとしていました。


「ははは、さっそくエミリーの尻に敷かれているな。まあ、仲が悪いよりも全然良いな」

「ふふ、本当よね。でも、とても楽しそうね」


 陛下と王妃様はニコニコしているけど、僕としてはどうすれば良いのか心臓がバクバクしています。

 もちろんこの話はまだ内緒なので、誰にも言わないようにしないと。

 というか、簡単に話せる内容じゃないもんね。

 そして、その後は僕はランディさんと暫く一緒にいました。

 ランディさんがどんな仕事をしているのかを見せてくれたけど、とっても難しいお仕事をしていました。

 僕も、冒険者を引退したらこんなお仕事をするのかなと漠然と考えていました。

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