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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百五十八話 新年の挨拶

 そして、謁見の時間になったので僕はランディさんと一緒に謁見の間に向かいました。

 新年最初の謁見ってのもあって、謁見の間には多くの貴族が集まっていました。

 新年なので、多くの貴族が挨拶をしていますね。


「ナオ君、新年おめでとう」

「去年は大活躍だったね。今年も活躍を楽しみにしているよ」


 すると、マリアさんとシンシアさんのお父さんが僕に挨拶をしてくれました。

 僕は、思わずバッタみたいにペコペコと頭を下げちゃいました。


「しかし、ナオ君も立派な勇者パーティの一員だ。息子からも話を聞いたけど、どんなことでも全力で活動するのが評価高いよ」


 ギルドマスターのお父さんも僕に話しかけてくれたけど、さっきの応接室でも言われたけど僕はまだまだだと思うよ。

 そして、他にもバルガス伯爵とも話をしたら、係の人がもうそろそろ王族が入ってくるとアナウンスをしました。

 僕たちは、臣下の礼を取りました。

 すると、陛下を始めとした王族の方々が袖口から入場してきました。

 アーサーちゃんとエドガーちゃんも、マリアさんに手を繋がれながら入ってきましたね。


「一同、面をあげよ」


 そして、玉座についた陛下の声で、僕たちは顔を上げました。

 そのまま、新年の謁見が始まります。


「皆と、こうして新年を迎えることができて嬉しく思う。昨年は各地で犯罪組織の動きがあったが、何とか食い止めることができた。今年も、皆とともに王国の発展を継続していかなければならない。そのためにも、多くの事業を行う予定だ」


 邪神教関連の拠点をスラム街を中心に潰して行ったけど、他にもまだまだ犯罪組織は存在します。

 なので、僕もできるだけ多くの犯罪組織を潰して、たくさんの人を救わないとって思っています。

 特にスラム街で会った貧しさから犯罪に手を染めた兄とシスターの妹の件は、僕の心の中に強く残りました。

 貧しさから犯罪に手を出す必要がないように、今年一年頑張らないとって思っています。

 あと、スラム街の再開発は順調に進んでいて、今年対応する予定のスラム街もピックアップしているそうです。


「それでは、王族に関する予定を報告する。第三王子ブレアとオラクル公爵家令嬢ナンシーとの結婚式は、予定通り本年の春に行う。その後、本年秋を目処に第二王子ヘンリーとシンシア夫妻が新しい侯爵家を立てて独立する予定だ」


 ジョージさんが貴族に向けて発表すると、大きな拍手が起きました。

 特にブレアさんとナンシーさんの結婚式は正式に報告されたので、ランディさんも安堵の表情を見せていました。

 そして、次に僕の話になりました。


「昨年、王都に蔓延る犯罪組織の壊滅ならびに大量の廃墟の浄化を行ったカタルシス男爵は、褒美として勲章を与えるとともに法衣男爵から法衣子爵に陞爵とする」


 これも、さっき話を聞いたばかりです。

 先ほどおめでたい話を聞いたばっかりだけど、僕がどんなことをやったかを先にジョージさんが説明したので大きな反発はありませんでした。

 チラッと横を見ると、かなり悔しそうな表情で歯ぎしりをしながら僕のことを見ている貴族がいました。

 すると、直ぐに陛下が補足してくれました。


「ナオは、類まれなる魔法の才能があったから陞爵した訳では無い。どんな時でも全力を尽くして問題解決にあたる姿勢、そして献身性が評価されてだ。他人を批判するばかりで何も行動を起こさないものは、この先もずっと評価は変わらないぞ」


 陛下の厳しい指摘に、黙って下を向いている貴族もいました。

 他人を蹴落とすことしか考えない貴族は、出世なんて望めないって意見ですね。

 その他にも幾つか連絡事項があって新年の謁見は終わったけど、僕に不満を持っている貴族は最後まで不満を持ったままでした。

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