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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百六十話 実家に新年の挨拶に行きます

 翌日、僕は実家に新年の挨拶をするために朝イチでドラちゃんに乗って帰省しました。

 ついでに、サマンサお姉ちゃんにはブレアさんとナンシーさんの結婚式の招待状を渡します。


「はあ、あれだけ好き好きオーラが出ているのに全く気が付かないなんて。ナオは、父さんの子どもじゃないくらい鈍感ね」

「分かる人が見れば、一発で分かるでしょうが。エミリーさんが不憫でならないわ。ナンパなお父さんの子どもとは思えないわ」

「母さん、そしてサマンサよ、ちょっと酷くないか?」


 そして、招待状の中に「昨日のことをご両親とお姉さんに話していいよ」ってナンシーさんからの手紙が入っていました。

 エミリーさんとの今後のことについて話をしたら、お母さんとサマンサお姉ちゃんからボロクソに言われちゃいました。

 スラちゃんも、お母さんとサマンサお姉ちゃんに激しく同意していました。

 お父さんは、殆ど空気状態です。

 ちなみに、カエラとキースは部屋に行ってドラちゃんたちと遊んでいます。


「その、僕はまだ誰と結婚するとかよく分からないから。もちろん、エミリーさんのことは嫌いじゃないよ」

「まあ、ナオの場合は頭が良すぎちゃったのもあるかもね。よく考えれば、まだ十歳だもんね。でも、逆に言えばそういうことを考える年になったってことよ」

「でも、エミリーさんのことを大切にしないといけないわよ。王族ということを抜きにしても、あんなに素敵な女性は中々いないわ」


 お母さんとサマンサお姉ちゃんからまた色々と言われたけど、今度はそこまで強い口調ではありませんでした。

 どちらかというと、しょうがないって感じですね。

 僕の側で、スラちゃんがしっかりと面倒を見ますよとアピールしていました。

 ということで、この話はもう終わりです。

 あっ、そうだ。

 大事なことを話さないといけなかったね。


「その、僕のことを敵視している貴族がいるから、去年みたいに何か悪さをしてくる人がいるかもって。エミリーさんを、自分の息子の嫁にしたいんだって」

「何となく分かるわ。王族の血を取り入れることは、貴族にとって名誉なことだからね」

「そんな貴族にとって、ナオは邪魔な存在だもんね。昨年のことは私も覚えているから、何かあったら直ぐに対処するようにするわ」


 お母さんもサマンサお姉ちゃんも、直ぐに僕の話を理解してくれました。

 お父さんも、周りの人に声をかけてくれるそうです。

 僕が貴族になって、実家に迷惑をかけるのは良くないなって思っちゃうんだよね。


「カエラとキースにも、私から話をしておくわ。あの子たちもだいぶ強くなったし、不審者ごときに遅れは取らないわ」


 お母さんがニヤリとしながら話をしたけど、今は何も起きていないから十分に気をつけることが対策になります。

 というか、この村に悪さをしたらお父さんとお母さんが黙っていない気がするよ。

 サマンサお姉ちゃんは去年襲撃されたこともあるから、よく覚えているみたいです。

 さてさて、今度は代官のところに行って挨拶をしないといけないね。

 ということで、お父さんと一緒に代官邸に行きました。

 すると、代官が直ぐに集まっている人の前で僕に話しかけてきました。


「ナオ君、バンザス様から話を聞いているよ。昨日の謁見で、ナオ君が陞爵したことにケチをつけた貴族がいるんだってね。去年の様なことにならないために、我々も巡回を増やすことになったよ」


 わざわざ、バンザス伯爵が代官に連絡してくれたんだ。

 謁見の時に僕の直ぐ側で成り行きを見ていたから、大体のことは把握しているもんね。


「それは申し訳ないです。後で、バンザス様にも僕から言っておきます」

「バンザス様が言っていたけど、ナオ君は王家ととても親しい存在だ。だから、勝手に逆恨みをするものが出てもおかしくないってね。それに、他の貴族が自分の領地で暗躍するのは許せないとも言っていた」


 バンザス伯爵と例の僕に不満を持っている貴族は、立場の違いもあって全然仲良くないんだって。

 だから、バンザス伯爵としてもそんな貴族が自分の領地で暗躍するものなら大喧嘩らしいです。

 ここは、バンザス伯爵の対応に感謝しましょう。


「しかし、ナオに喧嘩を売るってことは王家に喧嘩を売るってことに気が付かないのかね」

「勇者様と言われる王子様と親しいだけで、喧嘩を売るのは得策でないって分かるもんだぞ」

「どうせ、自分勝手な連中なのだろうな。そんな奴らに、うちの村を好き勝手にさせないぞ」


 村の人たちはヘンリーさんとも面識があるので、僕に何かあったらどうなるか直ぐに分かってくれました。

 そして、村の人も周囲のことを気にしてくれることになりました。

 これなら、何かあっても安心ですね。

 ちなみに、肝心の新年の挨拶は本当にあっさりと終わっちゃいました。

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