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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百十一話 午後も頑張ります

 美味しいお魚料理を食べて元気いっぱいになったので、午後のお仕事も頑張ります。

 馬車に乗って、もう一度港町に向かいます。

 ニーナさんは別のお仕事があるので午後は同席しないそうで、僕たちだけで向かいます。

 午後は浄化作業がメインだから、だいたいの場所が分かればクロちゃんとギンちゃんがよどみのある場所を見つけてくれます。


「では、市場を拠点にして活動する」

「「「はい!」」」


 港町の市場に着いた僕たちは、さっそく行動を開始します。

 港町で一番わかりやすい施設が市場なので、そこを拠点にして動きます。

 ヘンリーさんとスラちゃんは引き続き邪神教関連の調査を行うので、残りのメンバーで調査を行います。


「「キャンキャン!」」

「えっ、ここも?」

「「キャン!」」


 そして、市場と道路を挟んだ向かい側にある空き家に、クロちゃんとギンちゃんが反応しました。

 うん、まだヘンリーさんとスラちゃんが一緒にいる状態だよ。

 取り敢えず、浄化作業を開始します。


 シュイン、ぴかー!


「あっ、少しだけど本当に浄化できました!」


 近くにたまたまいた市場の人も驚いていたけど、そういえば人が入っても直ぐに空き家になるって言っていました。

 僕もスラちゃんも殆ど分からないレベルのよどみなのに、クロちゃんとギンちゃんはよく見つけたね。


「二匹の、よどみを感知する能力が上がっているのだろう。この調子で頼むぞ」

「「キャン!」」


 ヘンリーさんに頭を撫でられながら褒められて、クロちゃんとギンちゃんは尻尾をブンブンと振りながらとってもご機嫌です。

 他の人にも、代わる代わる頭を撫でられていますね。

 ではでは、改めて分かれて行動を開始します。


「こちらが、浄化が必要な場所になります」

「「キャンキャン!」」


 案内のガンナー侯爵領兵が説明する脇で、クロちゃんとギンちゃんもここだって教えています。

 次はドラちゃんが浄化するそうなので、みんなで見守りました。


「キュー!」


 シュイン、ぴかー!


 ドラちゃんも、二匹に負けじと張り切っていますね。

 シンシアさんたちも、みんなが張り切っていて思わずニンマリです。

 幸いにして、僕とドラちゃんでどうにかできるよどみしかなかったので、対応はとても楽でした。

 こうして、時々休憩しながら浄化作業を続けていきました。


「うーん、こんなに早く終わっちゃうとは思わなかったです」


 三時前には港町にあるよどみのある廃虚の浄化が終ってしまい、完全にやることがなくなっちゃいました。

 クロちゃんとギンちゃんも、よどみはもうないって言っています。

 僕たちは市場に戻ってきたけど、市場には人の影もあまりありません。

 市場は朝早くに動いているから、仕方ないのかもしれませんね。


「あっ、ヘンリーさんたちも戻ってきた」

「本当ね。随分と早かったわね」


 程なくして、ヘンリーさんとスラちゃんも市場に戻ってきました。

 シンシアさんの言う通り、随分と戻りが早い気がしますね。

 理由は、本人たちに聞いてみましょう。


「あの邪神教の拠点を調べたが、どうやら一種の研究拠点だったみたいだ。明日は捕まえたものへの尋問を行うから、その際に色々聞いてみる」


 まだ確信してはいないけど、何かを掴んだみたいです。

 それを調べるには今日はもう時間がないそうなので、僕たちは屋敷に戻ることになりました。


「おかえりなさい。そうそう、マルクが皆さんにお礼を言いたいそうよ」


 屋敷に戻ると、ニーナさんがあることを教えてくれました。

 マルクさんも、随分と体力が回復したんだね。

 ということで、みんなでマルクさんの部屋に向かいます。


「君が、僕を治療してくれた『白銀の竜使い』だね。僕の命を助けてくれて、本当にありがとう」


 マルクさんは、ベッドから体を起こしてペコリと頭を下げました。

 とても偉い人の息子なのに、偉ぶったりすることもなくとても良い人です。

 顔色も良くなっていて、だいぶ体調は良いみたいですね。


「本当は、僕がヘンリー兄さんたちを案内するはずだったのになあ……」

「病気なのだから、こればっかりはしょうがないだろう。ゆっくり養生することだ」


 マルクさんとヘンリーさんが仲良さそうに話をしているけど、いとこ同士だから話が弾んでいるんでしょうね。

 こうして、少しの間だけどマルクさんと楽しくおしゃべりしていました。

 そして、帰る際にニーナさんが僕たちにお土産を持たせてくれました。


「ガンナー侯爵領の魚介類の詰め合わせよ。よかったら、夕食時にでも食べてくれるかしら?」

「キュー!」

「「キャンキャン!」」


 あらら、中身を教えて貰ったらドラちゃんたちが思いっきり喜んでいますね。

 昼食の時の料理がとても美味しかったから、僕も何となく気持ちはわかります。

 王家とオラクル公爵家分に分けてもらい、僕たちは王都への帰路につきました。


「おいしー!」

「あー!」


 もちろん、オラクル公爵家でも夕食に出てきたお魚料理にみんな大満足です。

 セードルフちゃんとルルちゃんも、お魚の煮付けに大喜びですね。

 明日港町に行く機会があったら、もっと魚介類をお土産で買ってこようかな。

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