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No.161stリーグ・3位決定戦

後日、ゴーリ君とマリアちゃんによる3位決定戦が行われた。


観客席


「アウネーテさん、いいの?選手の待合室にいなくて?次、決勝でしょ?」


「問題ない。肝心の対戦相手がマイペースだからな。遅く来るだろうさ。...にしても、こんな状況で良く呑気にリーグ戦を続けていられるな。侵入者が現れて、消えたのにだぞ?大人達は何を考えているんだか」


「...ペルケレ先生にも報告したけど、この前の騒動を隠蔽してもらったの。ママに知られたくないから」


「...ほう。何やら訳ありのようだな。まぁ、いい。私は聞かない。面倒臭いからな」


アウネーテさんは興味も無さそうにシャボン玉を飛ばしている。

彼女の姿を眺めた後、試合が始まった。


お互い、入賞を賭け集中しているのか険しい表情をしている。



審判「それでは、始め!!」


     試合時間 3:00

    ゴーリ 0−0 マリア


開始の合図が鳴り響くと同時にお互いの《奥義》が展開される。

両者共、舌打ちをするのを見るに先手必勝を狙った攻撃だったのだろうが考える事が一緒だったようだ。



観客席


「やっぱり《奥義》って使いどころが難しいよね。最初か最後に使うか、最適解は何なんだろう?」


「奥義は使える奴が限られているからな。まだまだ資料不足が否めない。今の所、序盤か終盤に使用する。お互いが《奥義》を持っているなら相打ちにする。こんな所だろうか?」



「ここからは実力勝負、大丈夫、私は強い。こんな奴になんか負けない!」


「...こんな奴は余計。俺にはグレゴリーという名前がある。クロート、地下に潜れ、動きは俺が合わせる」


今まで上空を使う生徒はいたが、地下を利用する生徒はいなかった。

ゴーリ君がどんな戦い方をするのか、拝見させてもらおう。



〜実況〜


「最初にお互い《奥義》を使用して実力勝負になりそうですね。トワコ先生は2人に実力差はあると思いますか?」


「そうね。パワーならゴーリ君、素早さならマリアちゃんかしら?マリアちゃんは攻撃チャンスが多いから優位かもしれないわね」


     試合時間 2:30

    ゴーリ 4−8 マリア


お互い距離を詰め、接近戦で戦う。

《奥義》も無いため、殆どノーガードの戦いだが胴体は隠してながら戦っている。

地面に何本もの毒針が落ちたのかと思ったがすぐに消失した。

マリアちゃんが何度も武器を出し入れし、攻撃のチャンスを増やしているのだ。


シュン君も再装弾する為にかなりの速度で武器の出し入れしているがそれと同等の速さかもしれない。

一年生の内にここまで出来るという事はかなり努力を重ねたのだろう。

しかし、それは相手も同じだ。

私情を挟むが同じ寮の一員として頑張って欲しいと思う。


     試合時間 2:00

    ゴーリ 6−8 マリア


観客席


「得点差が詰まってきたな。ゴーリの目が慣れてきてる。マリアの攻撃が次第に通らなくなってきたな」


「一年生はリーグ戦に慣れてないし、経験も浅い。だから臨機応変に対処出来ない。後2分あるけど大丈夫かな...」



そのあと直ぐ、マリアちゃんは毒針を上空に放り投げた。

諦めか?それとも勝機があるのか?


次の瞬間、ゴーリ君も武器を手放し守護霊に戻した。

ゴーリ君の目線は何故そこにある?


『ゴーリ!後ろだ!上空のは罠だ!』


「了解、攻撃を回避する」


「あぁ、もう!...なんてね。ヒュドラ、戻って。実物顕現」



試合場をすっぽりと覆ってしまう彼女の巨大な体にゴーリ君も一瞬にして飲み込まれてしまった。



観客席


「完全にゴリ押し勝負になってきたな。いや、元々か」


「まぁ、通常の武器と実物顕現を組み合わせないと勝てないからね。武器面積が大きければ有利だしね。工夫しないと」



     試合時間 1:30

     ゴーリ 6ー15 マリア



そのあと、ゴーリ君は抵抗しているが自分に目を向けさせる為の演技だろう。

現状、得点源はお互い守護霊同士となってしまった。


モグラのクロートさんがマリアちゃんの足元を的確に攻撃していき点数差を縮めていく。


      試合時間 1:00

      ゴーリ 12ー15 マリア


観客席


「3点差か、奇数点と偶数点なら前者の方が有利か。ゴーリの場合、攻撃回数を増やすのが難しいな。泣きをみた奴がいるんじゃないか?」


「...うん、私はどっちかって言うと泣かせた側かな」



その会話は見事に命中してしまった。

試合結果を見てみれば、ゴーリ君が追い上げるもののそれをマリアちゃんが突き放していく。

最終的に一点差で決着がついた。


     試合時間 00:00

     ゴーリ 18ー19 マリア


「よし、決着もついたしアイツも来ている頃だろう。カンナ、最後まで見届けてくれ」


「うん、勿論。だから此処に来たんでしょ?2人共、頑張って。後悔しないように」


「お前、八方美人って言われないか?」


「...そこは「嘘だよ」って言ってくれないですか?」


「言う訳ないだろ?では、言ってくる」






No.16を読んでいただきありがとうございました。

次はNo.17「1stリーグ・決定戦」をお送りします。

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