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No.131stリーグ・準決勝①

キャラクターが多いと名前を忘れるのはあるあるですね。

誰だっけ?って自分でも思う事があります。

観客席


「ラントユンカー君、今年は実況やらないの?」


「ミオンとトワコ先生に任せた。今日は近くで見せてもらうぞ」


今日の試合はゴーリ君とムハンマド君だ。

2人とも守護霊や武器を見た事がないので新鮮だ。

凄く楽しみにしているのだが...


「なんか2人とも季節感がおかしくない?今、何月だっけ?」


「一月だな。ああ言う格好をしている奴をみると風邪引きそうだな」


「あはは...そうだね」


ゴーリ君はガチガチの厚着で重そうな黒のコートにマフラーにロシア帽姿で登場した。

その一方でムハンマド君は半袖の柄シャツに短パンのサンダルスタイルと上着を貸してあげたいぐらい寒そうだが、冬なのに花が咲きそうな位のほほんとしている。


〜実況〜


「皆さん、こんにちは今日もミルクが実況していきますよ♪はぁ、ミルクも大会に参加したかったなー。トワコ先生、なんでミルク出禁になったんでしょうね」


「ミルクちゃんの場合、この大会ルールだと武器性能がぶっ壊れてるのよね。《奥義》をくらったらそれこそ防具まで壊しちゃうもの」


「ふぅん。ミルクは強すぎたみたいです♪仕方がないね♪では、準決勝の内容から、今回はゴーリ君とムハンマド君の試合です。序盤の試合運びはどう予想できますか?トワコ先生」


「2人とも混性で、武器はシャベルとノコギリよね。両方共、武器面積が大きくて受け流しもしやすいからなかなか点取るのは難しいかもしれないわね。でも、守護霊の使い方によっては序盤に得点も出来るかもしれないわね」


「成る程、それでは試合開始です♪」



    試合時間 3:00

    ゴーリ 0−0 ムハンマド


審判「それでは、始め!!」


序盤、歓声と共に荒々しい金属音が鳴り響く。

ゴーリ君が胴体を狙い、突くが「ガゴンッ」と弾かれる。

次第に速度が上がり、火花まで見える始末だ。



「...流石だな。ここまで上り詰めてくるだけの事はある」


「そう言って貰えると、戦い甲斐があるさ」



観客席


「(呆然)」


「今年の一年はレベルが高いな。人の動きを超越する勢いだぞ」


「凄いよね。...敵になって欲しくないな」


そのまま試合を観戦していると、いつの間にかお互いの武器がなくなっていた。

守護霊に戻ったようだが、お互いに姿が見えない何処に行ったのだろうとおもった時だった。


     試合時間 2:30

     ゴーリ 2ー2 ムハンマド


「あれっ?いつの間に!?守護霊は、何処?」


「カンナ、足元を良く見てみろ。小さいし、隠れているがな」


目を凝らし、2人をじっと見つめていると足を振り払い抵抗しているようだ。

ゴーリ君の足元には黄金のクワガタが、ムハンマド君の足元にはモグラがいた。

あぁ、成る程。なんとなく、それぞれの武器の由来が分かった気がする。2人の戦い方もだ。


武器や自分を囮にして守護霊に点をとってもらう。

そうなると序盤の段階でどれだけ点を稼げるかが重要だ。


     試合時間 1:30

     ゴーリ 7ー6 ムハンマド


「やられたね、まだまだ頑張るよ」


「まだだ、追い込んで《奥義》を出させる」


穏やかな笑みを浮かべるムハンマド君を壁際に追い込んでいる。

後半はどのタイミングで《奥義》を出すのかが鍵になりそうだ。


ムハンマド君は攻撃を避けるだけで中々攻撃するチャンスが得られない。

次第に穏やかな顔が険しくなっていく。


「もう、急かさないで欲しいさ。...《奥義・ガルダの飛躍》アルロプロス、逃げるさ」


次の瞬間、クワガタが次第に大きくなりムハンマド君を乗せ、上空に向かう。


「...展開通り。クロート、武器展開。《奥義・迫撃砲》遠慮はいらない、撃ち落とせ」


次の瞬間、シャベルが砲台に代わり上空のムハンマド君を撃ち落とそうとしている。

前回の1stリーグではあり得ない光景に目を丸くするしかなかった。


《奥義》があるだけでこんなにも違うのだろうか?

仲間になってくれたら頼もしいと思いながら試合観戦をしていた。


       試合時間 00:30

     ゴーリ 7−6 ムハンマド


残り30秒となったが、お互い粘っている。

晴天だった空も弾幕によって真っ白になってしまった。

お互いに姿が見えないのか地上のゴーリ君が辺りを警戒している。


「ここで油断したら負け。何処からくる?」


一点差の場合、最後の最後で仕掛ける場合が多い。

ゴーリ君はそれを防ぎ、ムハンマド君は攻撃を通さなければならない。


10..9...8...7...6と時間が刻まれていく。

手に汗握る展開に私は拳を握り締めていた。


次の瞬間、雲が晴れムハンマド君が急降下しながら突っ込んでくる。


「お返しするさ!!いけぇ!!アルロプロス!!」


迫撃砲で撃ち落とそうとするが、あまりの速さ相手の方が弾丸が如く突っ込んできた事によってゴーリ君が壁際に吹き飛ばされ、ブザーが鳴った。


      試合時間 00:00

      ゴーリ 7ー9 ムハンマド


「やった!やった!勝ったさ!」


「...厚着で正解だった。背中が痛い」



〜実況〜


「ムハンマド君、おめでとう♪次はアウネーテちゃんとマリアちゃんの試合ですね。楽しみです!」






No.13を読んでいただきありがとうございます。

次はNo.14「1stリーグ・準決勝②」をお送りします。

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