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痛みなし   作者: EXTRO
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21/28

捕食者の縄張り

レベル2:広大なジャングル

ジャングルは静まり返っていた。

平和ではない。

捕食者の気配を孕んだ静けさだ。

見上げるほどの巨木がどこまでも空へと伸び、その根は巨大な大蛇のように地面をのたうっている。奇妙な胞子が湿った空気の中を漂い、青と金の光を淡く放っていた。すべての葉、すべての蔦、すべての影が、まるで生きているかのようだった。

遥か彼方で、何かが悲鳴を上げた。

そして、静寂が戻った。

林冠キャノピーを移動する人影があった。

速い。

レイズ・ヴァレンは一切の音を立てずに枝から枝へと跳んだ。まるでその場所で生まれたかのように、彼の身体は自然にジャングルと調和して流れる。鋭い眼光で眼下の暗闇を警戒しながら、肌を伝う雨水を払う。

彼は突如として足を止めた。

樹木に刻まれた真新しい傷跡。

樹皮が黒ずんでいる。

腐食している。

レイズは枝にしゃがみ込み、その傷口に触れた。

木は瞬時に崩れ落ちた。

彼の目が細められる。

「毒か」

彼の口元がわずかに釣り上がった。

「面白い」

遠くで激しい衝突音がジャングルに響き渡った。

レイズの姿が消えた。

数キロメートル離れた場所。

巨木が倒壊した。

その幹は地面に触れる前に溶け去っていた。

その傍らに立っていたのは、暗いブロンズ色の鎧のような皮膚に覆われた巨漢だった。

ゴラス・アイゼン。

彼の重い足取りは、背後に煙を上げる足跡を残していく。

滴る血が土に触れるたび、周囲の植物は枯れ果てた。

彼の肩には数条の爪跡が刻まれていた。

生々しく。

深い傷だ。

ゴラスはジャングルの方へと目を向けた。

それから視線を動かす。

誰かが自分を見ている。

数秒間、両者ともに動かなかった。

そして――

枝が折れる音がした。

レイズが林冠から爆発的な勢いで飛び出した。

ドォン!

彼の拳がゴラスの顔面へと突き進む。

ゴラスは腕を突き上げた。

その衝撃で周囲の木々が粉砕される。

衝撃波が森を抜けて外側へと吹き荒れた。

レイズは躊躇なく、すかさず膝蹴りを見舞った。

続けて肘打ち。

さらにパンチ。

容赦のない連撃。

ゴラスはそのすべてを防御した。

しかし、一撃ごとに彼は後退を余儀なくされた。

彼の足元の地面がひび割れていく。

「お前がトラブルを起こしている張本人だな」とレイズが言った。

ゴラスは沈黙を保った。

彼の尾が突如として前方に払われた。

レイズは間一髪で避ける。

尾は彼の背後の木を直撃した。

幹全体が溶けて消え去った。

レイズの表情が変わる。

恐怖ではない。

興奮だ。

ジャングルが激変した。

両方のチャンピオンが同時に姿を消した。

激しく拳を交えるたび、木々が爆発するように吹き飛ぶ。

枝が砕け散る。

根が大地から引きちぎられる。

戦闘は自然災害のように森全体へと広がっていった。

レイズが先手を打つ。

常に攻め立てる。

常に狩る。

彼の動きを目で追うことは次第に困難になっていった。

鼓動が高鳴るたびに、彼はさらに速くなる。

一秒ごとに、彼の本能が研ぎ澄まされていく。

彼の身体の周りを、かすかな真紅のオーラが流れ始めた。

ゴラスは即座にそれに気づいた。

彼の目が細められる。

危険な相手だ。

一方、ゴラス自身の血が地面に滴り落ちていた。

一滴一滴が毒と化す。

あらゆる傷が武器となった。

戦場そのものが徐々にレイズの敵へと変わりつつあった。

草は黒ずみ。

木々は腐り。

土壌は溶けていく。

またたく間に、一帯は死の地帯へと変貌した。

レイズは折れた枝の上に着地し、周囲を見渡した。

ジャングルが死に絶えようとしている。

すべては、目の前の男一人の仕業だ。

「チッ」

彼は初めて笑みを消した。

ゴラスが腕を掲げた。

彼の血がその腕の周りに集まっていく。

その圧力だけで、周囲の木々が自重で倒壊していった。

そして、彼はついに口を開いた。

「隠れたままにしておくべきだったな」

レイズは笑った。

低く、危険な笑いだ。

「喋りすぎだ」

次の衝突が、レベル2アリーナ全体を揺るがした。

ドゴォォォン!!

彼らの足元に巨大なクレーターが形成される。

外で観戦していた群衆が沸き立った。

解説者たちさえも彼らの動きを見失う。

ホログラフィックカメラが追尾するのに苦戦していた。

「あの中で何が起きているんだ?!」

「もう彼らの姿すら見えない!」

ジャングルの中、どちらのファイターもその歓声を聞いてはいなかった。

気にも留めていない。

今や、ただ一つのことしか存在しない。

勝利だ。

レイズのオーラが外側に向けて爆発した。

赤いエネルギーが彼の身体の周りで激しく波打つ。

彼の瞳孔が細く裂けた。

心臓が激しく鼓動を打つ。

――野獣の本能ビースト・インスティンクト

ジャングル全体が凍りついたかのようだった。

捕食者は捕食者を察知する。

そして、遥かに危険な存在が今、姿を現したのだ。

ゴラスの目がわずかに見開かれた。

初めてのことだった。

レイズが消えた。

一秒後――

バキッ!!

ゴラスの頭部が横に弾け飛ぶようにのけ反った。

一撃。

もう一撃。

さらに一撃。

畳みかける一撃。

森の至る所で衝撃波が沸き起こる。

血が飛び散る。

木々が倒れる。

地面が砕け散る。

それでもゴラスは倒れることを拒んだ。

代わりに、彼の身体から莫大な量の猛毒が放出され始めた。

毒が彼の背後に集まっていく。

膨れ上がり。

拡張し。

形を成していく。

液状の真紅の猛毒から、巨大なサソリが形成された。

その怪物はジャングルを見下ろすほどにそびえ立った。

その尾針は雲を突き刺している。

外で見ていた観客は静まり返った。

誰かが囁いた。

「あれが……Bランクなのか?」

レイズは口元の血を拭った。

彼の身体は火傷で覆われていた。

筋肉が悲鳴を上げている。

だが、その目はまだ輝きを失っていなかった。

彼はニヤリと笑った。

「そうでなくっちゃな」

巨大な毒サソリが襲いかかった。

同時に、レイズは低く身を構えた。

体内のあらゆるオーラが彼の脚へと集約される。

ジャングルが震えた。

大気がひび割れる。

そして――

両者が前方へと飛び出した。

その衝突がレベル2アリーナ全体を照らし出した。

赤と紫のエネルギーが空へと爆発的に噴き上がる。

木々は消滅した。

大地は裂けた。

衝撃波は何キロメートルものジャングルを駆け抜けた。

ほんの一瞬、レベル全体が流星の直撃を受けたかのような光景となった。

そして、静寂が戻った。

荒廃した森に煙が漂う。

戦場の上空に通知が表示された。

【試合終了】

勝者:レイズ・ヴァレン

条件:対戦相手の無力化

ゴラスはクレーターの中で微動だにせず横たわっていた。

彼自身の猛毒が、体内に残された僅かな力を使い果たしてしまったのだ。

数メートル離れた場所で、レイズは足元をふらつかせながら立っていた。

意識は朦朧としている。

かろうじて立っている状態だ。

だが、それでも彼は立っていた。

周囲のジャングルは廃墟と化していた。

レイズは意識を失ったゴラスを見つめた。

それから、弱々しく笑った。

「とんでもない戦いだったな」

トーナメント中のホログラフィック画面が一斉に点滅した。

レベル3勝者:レイズ・ヴァレン

観衆が爆発的な歓声を上げた。

「レイズ!」

「レイズ!」

「レイズ!」

レベル2の東部。

ジャングルは不自然なほど静まり返っていた。

レベル2の奥深くに隠された黒い湖の表面を、青白い霧が漂っている。古代の巨木の下で巨大なキノコが淡く光り、壊れた石像が忘れ去られた守護者のように影から見守っていた。

水面が波立った。

ミラ・リンが拓けた場所へと足を踏み入れた。

耳にかけた黒いヘッドセットを調整すると、紫色の髪が彼女の肩に揺れた。スピーカーからは柔らかなメロディが漏れている。手首の銀のチェーンブレスレットがシャラシャラと心地よい音を立てた。

彼女は湖の傍らで足を止めた。

何かがおかしい。

ジャングルは生きている。

だが、何の音もさせていない。

ミラは眉をひそめた。

「奇妙ね」

湖面を二つ目の波紋が広がった。

それからもう一つ。

さらにもう一つ。

突然、彼女を見返す水面の反射が微笑んだ。

ミラは瞬きをした。

彼女の反射は、もう彼女の動きを模してはいなかった。

湖が爆発した。

まるで扉を通り抜けるかのように、水の中から一人の人影が歩み出てきた。

長いプラチナブロンドの髪。

冷徹な銀色の瞳。

片手には鏡が緩く握られている。

ヴェラ・ノクティス。

数秒間、二人の少女は動かなかった。

霧が彼女たちの間を漂う。

ヴェラは静かに彼女を観察した。

「興味深いわ」

ミラは首を傾げた。

「何が?」

「大抵の人間は、自分の反射を恐れるものよ」

ヴェラの手にある鏡が鈍く光った。

「貴女は苛立っているように見えるわね」

ミラは笑った。

「見つめられるのが好きじゃないからかもね」

ヴェラの唇にかすかな笑みが浮かんだ。

「なら、私の鏡を壊すのを reciprocal に楽しめるかもしれないわね」

空気が一瞬にして変わった。

湖が震える。

ミラの笑みが消えた。

警告もなく、彼女は前方へと突進した。

パシィン!

彼女のチェーンが鞭のように空を切り裂いて放たれた。

ヴェラは即座に反応した。

鏡が掲げられる。

鋼とガラスが衝突した。

その衝撃がジャングル全体に響き渡った。

どちらの側も一歩も引かない。

初めて、二人の少女が笑みを浮かべた。

本物の戦いが始まったのだ。

ミラは低く反転し、ヴェラの足元を払うように動いた。

ヴェラは跳躍した。

空中位で身をひねり、彼女は踵を鋭く振り下ろした。

ドォン!

ミラの足元の地面が爆発した。

ミラは転がって回避し、ヴェラの脇腹を正確に狙ったスピンキックで反撃した。

ヴェラは防御した。

その衝撃で、両方のファイターが後方へと弾き飛ばされた。

葉が宙に舞い散る。

どちらもまだ技術テクニックを使用していなかった。

手の内を明かしたくはなかったのだ。

彼女たちは互いをテストしていた。

間合いを測り。

タイミングを計り。

弱点を見極め。

強さを測る。

その時、ヴェラが消えた。

ミラの目が開かれた。

いや。

消えたのではない。

反射したのだ。

彼女の傍らにあった水溜まりが揺らめいた。

ヴェラがそこから瞬時に姿を現した。

鏡の刃がミラの喉元へと切り裂くように迫る。

キィィン!

間一髪でミラの定腕にチェーンが巻き付いた。

火花が飛び散る。

ジャングルが揺れた。

ヴェラがようやく微笑んだ。

「ここからが本番よ」

ミラはニヤリと笑った。

ガラガラガラッ!

数え切れないほどの光の破片が、流星群のようにジャングルへと降り注いだ。

ヴェラは後方へと吹き飛ばされ、耳から血を流しながら地面を転がった。

ミラは片膝を深くついて着地した。

彼女の胸が激しく上下している。

鼻から血が滴り落ちていた。

彼女のヘッドセットが激しく火花を散らしている。

数秒間、両者ともに動かなかった。

周囲のジャングルが震えている。

古代の巨木が不自然な角度に傾いていた。

湖は彼女たちの衝突の威力によって完全に蒸発し、消失していた。

ヴェラがゆっくりと立ち上がった。

ミラの目が丸くなった。

「まだ立っていられるの?」

ヴェラは唇の血を拭った。

かすかな笑みが浮かぶ。

「貴女もね」

二人の女性は弱々しく笑い合った。

戦闘が始まって以来初めて、どちらも怪物のようには見えなかった。

ただ、疲れ果てているように見えた。

そしてヴェラは再び鏡を掲げた。

その表面に一本のひび割れが走った。

それからもう一本。

さらにもう一つ。

すぐに数十のひびがそれを覆った。

しかし、その損傷にもかかわらず、そのアーティファクトは輝きを放ち続けた。

ミラは眉をひそめた。

「そんなもの、粉々に砕け散っているはずなのに」

「そのはずね」

ヴェラは鏡を見つめた。

「でも、消え去ることを拒む反射もあるのよ」

ひび割れが突如として発光した。

すべての破断線から銀色の光が噴き出した。

ジャングル全体が凍りついた。

風さえも動きを止めた。

ミラは即座に危険を察知した。

本物の危険だ。

先ほど感じていたものとは違う。

これは異質だった。

彼女の本能が悲鳴を上げる。

――逃げろ。

ヴェラは目を閉じた。

最終反射ファイナル・リフレクション

鏡が砕け散った。

ドゴォォォン!!!

何千もの破片が外側に向けて爆発的に飛散した。

すべての破片が宙に浮かんだ。

すべての破片が鏡へと変わった。

すべての鏡がミラを映し出した。

一枚。

十枚。

百枚。

千枚。

一万枚。

ミラの表情が険しくなった。

「冗談でしょ」

戦場全体が反射の海と化していた。

あらゆる方向。

あらゆる角度。

あらゆる可能性。

鏡だけが存在する世界。

ヴェラの声がいたる所から木霊した。

「貴女はさっき間違えていたわ」

ミラは振り向いた。

何もいない。

「これらは幻影ではないの」

彼女は再び振り向いた。

やはり、何もいない。

「すべての反射に、私のバージョンが含まれているのよ」

一枚の鏡から一つの人影が歩み出た。

それからもう一つ。

さらにもう一つ。

何百ものヴェラが姿を現した。

全員が鏡を携えている。

全員が静かに見つめている。

ミラは舌打ちをした。

「そりゃ反則でしょ」

軍勢が動いた。

フッ!!

あらゆる方向から鏡の刃が振り下ろされた。

ミラのチェーンが外側に向けて爆発的に放たれた。

ガキィン!

ガキィン!

ガキィン!

ガキィン!

金属がガラスと衝突する。

衝撃波が戦場を切り裂いた。

数十のヴェラのクローンが瞬時に粉砕されていく。

しかし、さらに多くのクローンが出現した。

多すぎる。

刃がミラの肩を切り裂いた。

もう一太刀が彼女の太ももを切り裂く。

三分の一の刃が彼女の頬に傷を開いた。

血が飛び散る。

ミラは後方に跳んだ。

「チッ」

彼女の呼吸が一段と荒くなる。

状況は急速に悪化していた。

急速に。

戦闘が始まって以来初めて、ヴェラが完全に主導権を握った。

ミラの頭上にクローンが現れた。

背後にも一人。

さらに三人が彼女の死角から襲いかかる。

ドォン!

ドォン!

ドォン!

ミラは一つを防御した。

もう一つを避けた。

三人目が彼女の脇腹を捉えた。

彼女は巨大なキノコを突き破って吹き飛んだ。

アリーナのスクリーンで見守っていた観衆がどよめいた。

「彼女が負ける!」

「一体どれだけのクローンがいるんだ?!」

ジャングルの中、ミラはゆっくりと立ち上がった。

身体中が痛む。

呼吸をするたびに胸が焼けるようだ。

ヴェラの軍勢が彼女を取り囲んでいた。

何千もの銀色の瞳が彼女を見返している。

ヴェラの本物の声がようやく聞こえた。

「彼らの声が聞こえる?」

「何の声よ?」

「歌よ」

ミラは眉をひそめた。

「貴女自身の、あらゆる可能性のバージョンの歌よ」

鏡が輝き始めた。

突然、ミラにはそれらが見えた。

チャンピオンにならなかったバージョンの自分。

覚醒の最中に死亡したバージョン。

完全に孤独なバージョン。

何千もの可能性。

何千もの人生。

ミラは硬直した。

一瞬。

ほんの一瞬だけ。

そして、それだけで十分だった。

ズガァン!!

鏡の槍が彼女の胸を直撃した。

ミラは地面に叩きつけられた。

彼女の口から鮮血が噴き出す。

観客が息を呑んだ。

ヴェラは静かに見下ろした。

「私の勝ちね」

返答はない。

戦場に塵が舞う。

静寂が後に続いた。

そして……

かすかな音が聞こえてきた。

「……ラ……」

ヴェラは瞬きをした。

「……ラ……」

その音が次第に大きくなっていく。

「……ラ……ラ……ラ……」

ミラが歌っていた。

悲鳴ではない。

攻撃でもない。

歌っているのだ。

戦場が突如として振動し始めた。

すべての鏡が震える。

ヴェラの目が丸くなった。

「何をしているの?」

ミラはゆっくりと立ち上がった。

衣服は血で染まっている。

片目は腫れ上がって塞がっていた。

それでも、彼女は微笑んでいた。

「貴女は私を黙らせようとし続けたわね」

歌声がさらに大きくなる Lights up。

「でも、貴女は何も分かっていなかった」

鏡にひびが入り始めた。

「私の力は、音じゃないの」

ピキッ。

「共鳴よ」

バリバリバリッ!!

戦場にあるすべての鏡が同時に激しく振動した。

ヴェラの顔から血の気が引いた。

「嘘……」

歌声がジャングルに広がっていく。

空気を伝い。

地面を伝い。

すべての反射を伝っていく。

何千もの鏡が一斉に砕け散り始めた。

ドゴォォォォォン!!!

戦場全体が銀色の光の中に爆発した。

ヴェラたちが悲鳴を上げながら、その身体を霧散させていく。

次から次へと。

何千もの姿が消えた。

何百もの姿が消えた。

数十の姿が消えた。

ついに、たった一人だけが残された。

本物のヴェラだ。

ミラが彼女の目の前に突如として現れた。

ヴェラの目が大きく見開かれる。

「いつの間に――」

ミラは彼女を殴り飛ばした。

ドゴォォォン!!!

その衝撃でヴェラはジャングルを突き抜けて吹き飛んだ。

彼女は木々をなぎ倒し。

石を砕き。

荒廃した石像を突き破った。

そしてついに、崖の壁面に激突した。

山の壁が崩落する。

静寂が戻った。

ミラはよろめきながら前へ進んだ。

一歩。

そしてもう一歩。

ヴェラは立ち上がろうとした。

しかし、彼女の脚は崩れ落ちた。

彼女は弱々しく笑った。

「貴女、本当に鬱陶しいわね」

ミラもまた笑った。

「よく言われるわ」

ヴェラは破壊し尽くされた戦場に目をやった。

粉々に砕けた鏡。

荒廃したジャングル。

ようやく再び姿を現した空。

そして、彼女は微笑んだ。

心からの笑みだった。

「正しい周波数を見つけたのね」

彼女の目が閉じられた。

その身体が崩れ落ちる。

アリーナ上空のホログラフィックボードが点滅した。

勝者:ミラ・リン

条件:対戦相手の無力化

レベル2に戻る。

荒廃したアリーナから光が次第に薄れていった。

アシュラは意識が戻るとともにうめき声を上げた。

身体中が痛む。

「……ううっ」

ゆっくりと起き上がると、肩から塵が滑り落ちた。

数フィート離れた場所で、ダンテが腕を伸ばして大きなあくびをした。

「最悪だったな」

彼らの頭上で、巨大なホログラフィック画面がチカチカと再び点灯した。

深紅のランキングが、破壊されたホールを照らし出す。

【潜在的勝者トップ5】

1. エルリック – Sランク

2. ハルキ – Sランク

3. ミラ – Aランク

4. レイズ – Bランク

5. アシュラ – Dランク

ダンテはそのリストを凝視した。

それから、彼の顔が不機嫌そうに歪んだ。

「マジかよ?」

アシュラが視線を向けた。

「何が?」

「お前をリストに載せて、俺を外してやがる」

アシュラはニヤリと笑った。

「俺がキャリーしたってことだろ」

「チッ」

ダンテが言い返す前に、空気が一変した。

温度が下がった。

空気が重くなる。

物理的なものではない。

本能的なものだ。

アシュラの体内のすべての神経が悲鳴を上げた。

粉砕された床が震える。

瓦礫の細かな破片が振動し始めた。

ダンテの笑みが消えた。

静かな足音が、荒廃したホールに響き渡った。

コツ。

コツ。

コツ。

靄の中から一人の人影が現れた。

背が高い。

冷静沈着。

黄金の瞳。

一歩進むごとに、彼の足元のひび割れが広がっていく。

アシュラもダンテも動かなかった。

動けなかったのだ。

まるで、人間の皮を被った底知れない巨大な何かが部屋に入ってきたかのような感覚だった。

その男は数メートル先で足を止めた。

彼の視線は、バクガの攻撃によって残されたクレーターへと向けられた。

初めて、彼の目にわずかな興味の色が浮かんだ。

「……面白い」

沈黙。

男はアシュラの方を見た。

それからダンテを見た。

「誰がこれをやった?」

どちらも答えなかった。

圧力がさらに強まった。

ミシミシ。

ダンテのブーツの下の床が砕け散った。

彼の呼吸が乱れ始める。

見知らぬ男は微笑んだ。

「リラックスしろよ」

彼の声は穏やかだった。

親しみやすささえ感じられる。

「俺の名前はエルリックだ」

アシュラの目が大きく見開かれた。

その名前はランキングボードのものと一致していた。

ナンバーワン。

エルリック。

現在、このトーナメントで最強の参加者だ。

エルリックはゆっくりと彼らの脇を通り過ぎた。

彼の手が損傷した壁に触れた。

溶けた石に。

バクガが残した破壊の跡に。

「別のレベルから奇妙な気配を感じてな」

彼の黄金の瞳がわずかに細められた。

「強力な何かだ」

一瞬、アシュラはエルリックが自分を透視しているのではないかと思った。

まるで彼の皮膚の下に隠された何かを探し求めているかのように。

だが、その感覚は消え去った。

エルリックは浮かび上がるスコアボードへと向き直った。

彼はアリーナの上空に表示されたポイントを見つめた。

かすかな笑いが彼から漏れた。

「滑稽だな」

ダンテは眉をひそめた。

「何がだ?」

エルリックは画面を指差した。

「これらすべてが、だ」

ランキング。

ポイント。

トーナメント。

「皇帝は本当に、俺たちが数字のために戦うと期待しているらしい」

アシュラもダンテも答えなかった。

エルリックの何かがおかしいと感じていた。

危険なほどにおかしい。

エルリックは彼らを振り返った。

彼の笑みが広がった。

「教えてくれ」

「競い合う相手が誰もいなくなったら、一体どうなると思う?」

ホールは静まり返った。

ダンテは背筋に冷たいものが走るのを感じた。

アシュラはゆっくりと拳を握りしめた。

エルリックの黄金の瞳が妖しく輝いた。

「気になるな」

殺気はない。

脅迫もない。

しかし、どういうわけか……

その言葉はそれらよりも遥かに恐ろしかった。

エルリックは反転した。

そして、歩き去り始めた。

コツ。

コツ。

コツ。

彼の足音は次第に遠ざかり、完全に消えた。

彼が完全に姿を消した後になって初めて、アシュラは自分が汗をかいていることに気づいた。

ダンテは震える息を吐き出した。

「もしあいつと戦ったら……」

アシュラは頷いた。

「俺たちは死ぬな」

どちらも笑わなかった。

どちらも言い返さなかった。

トーナメントに入って以来初めて……

彼らは二人ともそれを目撃したのだ。

次のレベルへと続くゲートが、前方に揺らめいていた。

二人は言葉を交わすことなく、動き始めた。

数分後、彼らはレベル2へと足を踏み入れた。

人工の空の下、広大なジャングルがどこまでも広がっていた。

巨大な木々が頭上にそびえ立つ。

奇妙な青い植物が下草を照らしていた。

空気が生きているかのように感じられた。

ダンテは周囲を見回した。

「ここがレベル2か」

アシュラが答える前に――

ドゴォォォン!

激しい爆発音がジャングルに響き渡った。

地面が揺れた。

木々が激しくしなった。

鳥たちが一斉に空へと飛び立つ。

ダンテは顔を覆った。

「一体何が起きてるんだ?!」

アシュラは遠くの地平線に目を向けた。

煙の柱が空へと立ち上っている。

彼の目が細められた。

「プラーナだ」

「それも、莫大な量だ」

さらなる爆発が続いた。

今度はより近くで。

ダンテは舌打ちをした。

「誰か他の奴が楽しんでるみたいだな」

アシュラは沈黙を保った。

しばらくして、彼は口を開いた。

「ダンテ」

「あ?」

「皇帝が言ったことを覚えているか?」

ダンテは瞬きをした。

「どの部分だよ?」

「チームに関する部分だ」

ダンテの顔に、徐々に理解の色が浮かんだ。

「3人の代表者……」

アシュラは頷いた。

「3人目の人間がいるはずだ」

ダンテはうめき声を上げた。

「最高だな」

「また別の厄介事か」

「かもしれない」

アシュラは遠くの煙を見つめた。

「だが、今は敵をもう一人増やすより、味方をもう一人得たいところだ」

数秒間、どちらも口を開かなかった。

やがてダンテは肩をすくめた。

「分かったよ」

「だがあいつがお前より狂ってたら、俺が焼き尽くしてやるからな」

アシュラは笑った。

それから二人は爆発の発生源へと向かって移動を開始した。

遥か彼方。

ジャングルの奥深く。

何かが動いていた。

速い。

速すぎる。

木々が次々と倒壊していく。

枝がへし折れる。

動物たちが逃げ惑う。

森そのものがたじろいでいるかのようだった。

巨大な木の枝の上に一人の人影が身を潜めていた。

彼の目はゆっくりと閉じられ。

そして開かれた。

鼓動が一つ。

そしてもう一つ。

数マイル先。

二つの見慣れない鼓動が聞こえる。

走っている。

彼のニヤリとした笑みが広がった。

「見つけたぞ」

彼の足元で枝が爆発するように粉砕された。

そしてその人影はジャングルの中へと消失した。

まるで狩りを始める捕食者のように。

数分後、アシュラとダンテは川の傍らで足を止めた。

二人とも疲れ果てていた。

ほんの一瞬、ジャングルは静まり返った。

その時、アシュラが眉をひそめた。

何かがおかしい。

風が止んでいた。

虫たちが声を潜めていた。

川の音さえも静かになったように感じられた。

彼らの背後のどこからか、低い唸り声が響いた。

ダンテが振り返った。

何もいない。

ただ木々があるだけだ。

ただ影があるだけだ。

バリッ。

アシュラが立っていた空間を、巨大な爪が切り裂いた。

地面が爆発した。

アシュラは間一髪で転がって避けた。

ダンテの目が丸くなった。

「何だって?!」

彼らの間に一人の人影が着地した。

レイズ。

荒々しい髪の間から、彼の目が彼らを凝視していた。

その見知らぬ男は空気を嗅いだ。

それから笑みを浮かべた。

「お前たちか」

アシュラはゆっくりと立ち上がった。

「また別の競争相手か」

男の笑みが広がった。

「競争相手?」

彼は笑った。

「違うな」

彼の目が彼らの目を捉えた。

「俺はハンターだ」

ジャングルが突如として、遥かに狭くなったように感じられた。

そして、遥かに危険になった。

ジャングルが爆発的な動きに包まれた。

ダンテは二本の木を突き破って吹き飛び、地面を滑るようにして止まった。

樹皮と泥の塊がいたる所に飛び散る。

一瞬、すべてが静まり返った。

それからダンテがうめいた。

「……クソが」

彼は腹部を押さえながら、身体を押し上げて起き上がった。

一撃を受けただけで、スピードの出たトラックに跳ね飛ばされたかのような衝撃だった。

広場の向こう側で、レイズは肩を回した。

彼の黄金の瞳は彼らから決して離れなかった。

まるで傷ついた動物を観察する捕食者のようだ。

アシュラが一歩前へ出た。

青いプラーナが彼の拳の周りで揺らめく。

レイズはゆっくりと息を吸い込んだ。

彼の鼻腔が広がる。

彼の顔に笑みが広がった。

「疲れた匂いがするな」

ハンターはもう一度息を吸った。

「血だ」

彼の目が細められる。

「恐怖の匂いだ」

ダンテは地面に唾を吐いた。

「お前は醜い匂いがするぜ」

一秒間、レイズは彼を凝視した。

それから彼は笑った。

低く、野生的な音。

人間ではなく、獣の喉から発せられるような種類のものだ。

アシュラが動いた。

彼の足が足元の地面を粉砕した。

ドォン。

彼は前方へと弾丸のように飛び出し、レイズの顎を目がけて拳を突き出した。

その一撃は的中しなかった。

レイズは頭をわずかに動かした。

ほんのわずかに、だ。

パンチは空を切った。

アシュラの目が丸くなった。

近すぎる。

あまりにも間一髪だ。

彼が反応する前に――

バキッ!

爪が彼の脇腹を直撃した。

アシュラは肺から空気が抜けるのを感じた。

彼の身体は川岸を跳ねるように転がり、木に激突した。

その衝撃で幹がしなった。

レイズは追撃しなかった。

彼はただそこに立っていた。

見つめ。

待ち。

テストしている。

アシュラは無理やり身体を起こした。

彼の肋骨が抗議の悲鳴を上げる。

何かがおかしい。

あらゆる攻撃。

あらゆる動き。

レイズはそれが起きる前に反応していた。

まるで、最初から知っていたかのように。

ダンテが突如として彼の傍らに現れた。

口の端から血を滴らせていた。

だが、彼は笑っていた。

「分かったか?」

アシュラは頷いた。

「ああ」

レイズは首を傾げた。

興味深そうに。

ダンテは血を拭い去った。

「お前、俺たちの動きを読んでるんじゃないな」

ハンターのニヤリとした笑みが広がった。

「何かが聞こえるか?」

ダンテは自身の胸を指差した。

「心音だ」

沈黙。

初めて、レイズの表情が変わった。

ほんのわずかに、だ。

だが、それだけで十分だった。

ダンテは笑った。

「ビンゴだ」

アシュラの目が細められた。

心音。

呼吸。

血流。

本能。

すべてが一つに噛み合った。

だからこそ、レイズは常に一歩先を行っているように見えたのだ。

彼は動きに反応していたのではない。

動きが起きる前に反応していたのだ。

身体のリズムの微細な変化。

攻撃の前に発せられるシグナル。

レイズは首の骨を鳴らした。

「だから何だ?」

彼の爪が伸びた。

「見破ったところで」

彼の周囲の圧力が一段と強まった。

「どうする?」

ダンテが一歩前へ踏み出した。

彼の顔に笑みが広がっていく。

アシュラがよく知る、あの無鉄砲な笑みだ。

何かしら愚かなことが起きる直前に必ず現れる、あの笑みだ。

アシュラはため息をついた。

「ダンテ……」

「分かってるって」

ダンテは肩を回した。

それからレイズを真っ直ぐに見据えた。

「お前が俺たちの感覚を通じて追跡しているって言うなら……」

彼の真紅のオーラが揺らめいた。

ゆっくりと。

確実に。

「なら、俺が消えてやるよ」

戦闘が始まって以来初めて――

レイズの笑みが消えた。

ジャングルが震えた。

そして、真の狩りが始まった。

ジャングルが揺れた。

3つの人影が森を駆け抜けるたび、木々が次々と倒壊していく。

アシュラは泥の上を滑り、彼のブーツが地面に溝を刻み込んだ。

彼の前方で、ダンテが口元の血を拭った。

レイズが彼らの間に立っていた。

微笑みながら。

ハンターの黄金の瞳が、林冠の下で妖しく輝いている。

「動きが遅くなっているぞ」

ダンテは舌打ちをした。

レイズの笑みが広がった。

その時、ダンテは目を閉じた。

彼の呼吸が遅くなる。

一度。

二度。

三度。

静寂。

彼の周囲のプラーナの流れが薄れていった。

彼の心音さえも消失した。

アシュラは眉をひそめた。

「ダンテ?」

レイズの表情が変わった。

彼の頭が左へと鋭く向けられた。

それから右へ。

彼の目がジャングルを捜索する。

何も無い。

心音も。

呼吸も。

匂いも。

何も無い。

捕食者が獲物を見失ったのだ。

ドォン!

ダンテが頭上から出現した。

彼の膝がレイズの胸部を直撃した。

その衝撃が、獣の戦士の身体を後ろへと折れ曲がらせた。

レイズが立て直す前に、ダンテは身をひねり、容赦のないバックハンドを彼の顎へと叩き込んだ。

血が飛び散る。

複数の木々を突き破って激突したレイズの足元で、地面が爆発した。

アシュラはニヤリと笑った。

「悪くないな」

ダンテが彼の傍らに着地した。

「即興でやらなきゃならなかったからな」

一瞬、どちらも動かなかった。

その時、ジャングルに笑い声が響き渡った。

低く。

動物的で。

危険な笑いだ。

レイズが瓦礫の中からゆっくりと立ち上がった。

口の端から血が滴り落ちている。

それなのに、彼のニヤリとした笑みはさらに広がるばかりだった。

「面白い」

彼の周囲の空気が変わった。

アシュラはそれを即座に肌で感じた。

圧力がより重く。

より鋭く。

より暴力的になっている。

レイズの皮膚にひび割れが広がった。

暗い紋様が彼の腕を這い上がっていく。

彼の爪がさらに長く伸びた。

口からは牙が突き出る。

黄金の瞳が細く裂けた。

まるで、より弱い動物を見つめる獣のようだ。

ダンテの笑みが消えた。

「……冗談だろおい」

レイズは低く身を構えた。

「もう一度だ」

彼は消えた。

速いのではない。

それ以上だ。

アシュラの目が丸くなった。

追跡できない。

感知できない。

反応することすらできない。

ドォン!

彼の脇腹に激痛が走った。

それと同時に、ダンテが別の木々を突き破って吹き飛ばされた。

二つの攻撃が同時に命中したのだ。

アシュラは泥の中に叩きつけられた。

視界が揺らぐ。

二人がその動きを全く視認できなかった場所に、レイズは立っていた。

ダンテが血を吐き出した。

「何なんだよ、この化け物は?」

レイズは肩を回した。

骨が鳴る。

筋肉が膨張していく。

ハンターはどこか失望しているようだった。

「もう手の内が尽きたか」

アシュラは無理やり身体を起こした。

彼の腕が震えている。

あらゆる本能が危険を告げていた。

目の前にいるのは、先ほどまでのレイズではない。

獣が適応したのだ。

またしても。

レイズが消えた。

アシュラにはかろうじて影が見えただけだった。

爪が彼の喉元へと振り下ろされる。

その時――

何かが動いた。

彼の目ではない。

彼の思考でもない。

彼の身体だ。

彼の腕が勝手に上がった。

ガキィン!

爪は彼の首の数インチ手前で静止した。

両方のファイターが凍りついた。

レイズの目が丸くなった。

アシュラは自身の文字通り手を見つめた。

青いプラーナが彼の腕を激しく揺らめいている。

さらに、黒い稲妻がそこへ織り込まれるように走った。

彼の鼓動が加速する。

レイズのニヤリとした笑みが徐々に戻ってきた。

「これを隠していたのか?」

アシュラは答えなかった。

黒と青のエネルギーが彼の拳に巻き付いた。

高密度に圧縮され。

激しく不安定な状態だ。

レイズは距離を取り、即座に再び突進した。

アシュラは拳を突き出した。

ドゴォォォン!

ジャングル全体が震えた。

衝撃波が外側に向けて爆発的に広がった。

木々が真っ二つにへし折れる。

大地が引き裂かれた。

レイズの身体は残像となり、森を突き抜けて吹き飛ばされた。

一本の木。

二本の木。

十本の木。

彼はついに、ジャングルの奥深くに隠された石柱に激突した。

その構造物が彼の周囲に崩れ落ちる。

静寂が戻った。

塵が空気中に漂う。

アシュラは自身の震える手を見つめた。

ダンテがゆっくりと歩み寄ってきた。

「……お前もこれが見えてるか?」

アシュラは頷いた。

二人が再び口を開く前に――

遠くの爆発音がジャングルに響き渡った。

ドォン!

地面が震えた。

二人は振り向いた。

もう一つの爆発が続いた。

さらに次が。

頭上の雲を稲妻が照らし出した。

奇妙な圧力が森を駆け抜けた。

レイズのものではない。

誰か他の人間のものだ。

遥か彼方。

鋭い音が突如として空に響き渡った。

パリィン!

ガラスが砕け散るかのような音だ。

アシュラは眉をひそめた。

ダンテは目を細めた。

ジャングルの林冠の上で、何かがキラキラと輝いていた。

鏡の破片が空から落ちてくる。

二人は、風に運ばれてきたかすかな声に気づいてはいなかった。

「……痛かったな」

その声は少女のものだった。

そして森の向こう側で、また別の戦闘が今終わったばかりだった。


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